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2005年03月12日
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カテゴリ:家庭教師
本日家庭教師の日。
生徒宅に行ったら、遊びに夢中になっているんでしょう、まだ帰って来ていませんでした。
大幅な遅刻です!

まあ、子供だからよくあることですが、ここは心を鬼にして。
今日は勉強したあと、一緒に遊んであげられない。
そう告げると、今にも泣きそうに。
毎週楽しみにしてくれているし、かわいそうだけど仕方ありません。
勉強だけ教えていれば楽ですが、それだけでは子供もついて来てくれません。
上っ面だけで接してくる大人とそうじゃない大人って分かるんですよね。
子供をなめてはいけません。
だから家庭教師の仕事を受けたときは、ひとつ覚悟をし、自分の子供だと思って真剣に接しています。

さて、今日はそんなミスもありましたが、勉強の方はよくできました。
苦手だったところをひとつひとつクリアしていき、本人も面白くなってきたようです。
できない問題は説明した後、即席で類似問題を出します。
まだ一緒に勉強し始めた頃は厳しかったですが、最近は意欲的に取り組み、できるようになることの楽しさを覚えてくれるようになりました。
五年生もあとわずか!
一緒にがんばっていきましょう。

ところで、実はこっそり中学生の歴史参考書を買いました。
六年生になると、歴史ももっと詳しく勉強するようになります。
私・・・歴史は好きですが、ピンポイントに好きなんです。
実は戦国時代などの国を取った取られたなど、戦争の時代はあまり好きではありません。
どちらかというと、平安時代や江戸時代中期の、文化が花開いた時代が好きなのです。
とはいえ、好きじゃないから教えない・・・というわけにも行きません。
教えるからには中途半端ではならん!
そう考えて、一通り今のうちに復習するために参考書を購入^^;

社会を教えるのは難しいのです。
誰もがそうだと思いますが、人はそれぞれ自分なりのポリシーや思想、倫理観、宗教感を持っています。
しかし、それを子供に押し付けてはいけない。
だから情報はなるべく正確に、そして何かに偏った思想で子供の考えを左右するような言動はしてはいけません。
自分で考えて、自分の思想を持てるように話をしなくては。

先日少し太平洋戦争の話が出てきました。
慎重に教えていましたら、何か関連付ける考えが頭に浮かんだのでしょう、
「ねえねえ、テレビで見たけど●●●●ってバカでしょ? だから●●●●って国はおかしいよね」
・・・なんて生徒が言うではないですか(実際はもっと酷い言葉でしたが・・・書けません)。
ちなみに●●●●は某大国の大統領ですが・・・低俗なテレビ番組でよく揶揄されています。
私も一部同意するところはあるものの、全部が全部正しくないだろうということは大人だから理解しています。
野沢尚の「破線のマリス」というサスペンス小説にもありましたが、情報は発信側の立場によって如何ようにも操作できるのです。
でも子供と大人は、新しく得た情報を整理するための情報ストック量が違いすぎます。
「悪い国だ」と言われれば、いいところも全部排除して「悪」と信じてしまいます。
それがいつしか差別につながり、その影響力が強ければ強いほど、酷い状態になっていくのでは?
最終的には悪は死んでも仕方ない類の人間だということになり、戦争が始まるのです。

本当に自分(自国)の子供達を愛するなら、情報の発信には気をつけるべきだと思います。
普段テレビを見ていて、その部分ではとても遅れていると感じます。

しかし流れてくる情報を制限することができない以上、
大人は子供とよく意見を交換して、自分で考えることができるように導いてあげる義務がありますね。
単純なことですが、一番難しいことです。





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最終更新日  2005年03月13日 01時13分02秒
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