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カテゴリ:考えてしかるべき話
今年の2月に長崎に行って、原爆資料館などを見て回った。広島と比べて原爆の資料が少ない。何故かなあと思っていた。原爆資料館も、かなり経過してちゃんとしたのが建っている。もっと早くから設立しておくべきだったのにと思った。
1945年8月9日、小倉に着くのが遅くなってしまった。上空は曇っていて、目視下で投下する様に言われていたので、3回試みるも視界が悪いので、長崎に変更。長崎でも、予想に反して、曇ってよく見えなかった。焦っていたのは確かであろう。ちょっとした雲の切れ間を見て、行けると思って投下した。しかし、目標地点をそれて、何と、浦上天主堂の真上に投下してしまった。その為、神父2人、キリスト教の信徒8500人が亡くなってしまった。 当時の浦上天主堂は、20年かけて建築され、東洋一と言われていた。その近くには、医療の中心の長崎大学医学部もあり、暑い中、熱心な医療関係者がそこにいた。救援の中心となるべき所が壊滅状態となり、当時の長崎の人口24万人の内の15万もの死傷者を出している、つまり、その割合は、長崎市民の3分の2にも当たっていた。 これは、アメリカの大きな過ちであった。もちろん、投下したこと自体が大きな大きな過ちでもあるが。そんなに多くのキリスト教徒が投下にいるとは思ってもみなかったに違いない。 投下したアメリカも、それに触れられるのがいやだったと思われる。浦上天主堂は、1958年に完全に撤去されてしまった。広島原爆ドームの様に、残しておくべきだったのだが。 アメリカは、湾岸戦争でも、イラクが大量破壊兵器を持っているとの思い込みで戦争に踏み切った。 過去の過ちを今後に生かして欲しい。日本の真珠湾攻撃にしても、避けたかったのだが、海軍とのちょっとしたいざこざで(海軍のメンツを保つ為に?)、決行になってしまった感じの内容が、つい最近、NHKで報道されていた。 ちょっとした過ちが如何に多くの罪もない子どもまで巻き込んでしまうのかを、政治家は、もっと真摯になって考えてもらいたい。 今度の選挙にしても、ちゃんとしたマニフェストが総選挙1か月前にも出ていない何て、先が読めそうな気もしないでもないかな。その癖、相手を批判することに専念し、我が党に任せて下さいと言っている。有権者、賢くなりましょう。 http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/peace/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.08.14 13:09:57
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