運転講習会へ行ってきました
だいぶ更新が開いてしまった。この数日間でぐっと冷えたときに寝冷えをしたらしくちょっと風邪気味だ。 今日は28日にフジスピードウェイ内にある「モビリタ」という施設で行われた運転講習会について書いていこうと思う。 朝は0900過ぎに集合。今回の講習会は「トヨタドライバーコミュニケーションレーシングドライバーミーティング」というもの。講師は全員現役のレーシングドライバー。 講師の中にはフォーミュラカーで事故に巻き込まれ、その車両にはデータロガーがあるのだがなんとインパクトの瞬間に7Gの力がかかっていたそうだ。7Gというのは自分の体重の7倍。もし自分だったら60キロなのでこれを単純に7倍。なんと、4,2トン。生きているのが奇跡だ。背骨を骨折してまだ完治していないのにもかかわらず、講師を担当されていたことに驚きを隠せない。 午前中はパイロンの周りをぐるぐるまわるいわゆるスラローム走行。それもかなり攻めるレベルで。前方に講師(つまり現役のレーシングドライバー)が運転してそれをおっかけていくというもの。コーナーの最中でアクセル全開なのでちょっとでもミスをすると車側で姿勢制御するための装置が働いてすぐに失速してしまう。でもうまいことコントロールすれば、その装置も効かず、そして速く走ることができる。 午後は低ミュー路(いわゆる滑りやすい路面)でのスピンの体験。スピンの回避、そしてあえてスピンアングルにして、立て直していくことも学んでいく。ここではラフな操作は厳禁。丁寧に操作することによって穏やかに車が動き出し、コントロールもスムーズにできるようになる。 いろいろなことを体験できるが、要は体験したことを公道で「使いなさい」というものではない。姿勢制御が働くなんて公道であるとしたらよほどの緊急事態だし、ABSも2万キロ乗って一度あるかないかだから。 あえて、してはいけない操作をしてみて、それにたいしてどうしていくかということを学んでいくもの。 費用は一日で3万ちょっとだが、事故を起こしたら3万では済まないしそれ以上の価値を得ることができた。