宝物を探して旅の途中！

　夕方の事、買い出ししたものを車に積んでいる時、
　携帯が鳴った。
　ダーリンからだ。
　「モシモシ、オツカレサマー。オムカエ？」
　「ンー、アノサ、コトリヲヒロッタンダケド・・・」
　え？小鳥？
　聞くところによると自宅までテクテク徒歩で帰宅途中に道端に小鳥が落ちているのを発見したらしいのです。　
　丁度公園のところで、おもわず拾って様子を見ていたらしい。
　で、どうしたらいいか自分で決めきらなかったらしい。
　（－－；）＝）ダーリン・・・
　というわけで、ダーリンにはその公園で待機してもらい
　そのまま私達はそちらへ向かったのです。
　あ、イタイタ、公園に変な人が（ダーリンが）（^m^)。
　車を小道に入れ停めるとダーリンがやってきて手の平の小鳥を見せた。
　か、かわいい（＠＠）♪♪
　しかし、まいはいるし私は妊婦だし、どこかにおいてきてもらう様にした。
　私が妊娠してなかったら家に連れて帰っても・・・と思ったんだけど
　もし病気持っていたらヤッカイだしな・・・。
　かわいそうだけど、自然界の導くままに・・・・ということにしたのです。
　でもね。
　かわいかったんです。
　羽の模様も一部が黄色でキレイな柄だったので
　興味が湧いてきたんです。
　いったいなんという名の鳥だろうって。
　でも、でも、悲しい決断を選んだんです。
　ちょっと弱っていたみたいで、まだ飛べずにいる小鳥らしかった。
　誰が餌を与えるんだ・・・。はたしてネコとかにやられはしないだろうか・・・。切ない思いを抱えて私達はその公園を後にしました。

　どうか、強い生命力と運に恵まれて生きていつの日か空を飛んでほしい！！