昨日の続きで。
問4~6を。問4。コンデンサ、抵抗、コンデンサ、の直列回路、にスイッチが。(C1,R,C2)C1,C2はあらかじめV1,V2に充電され、Q1,Q2の電荷がある。t=0でスイッチをONにした時の過渡現象を計算する問題。スイッチをONにした後移動する電荷量と電流を求める。まずは、t秒後のコンデンサ電圧は、C1→C2へqの電荷が移動するとして…、C1の電圧→V1-q/C1、C2の電圧→V2+q/C2となる。また、iは電荷の時間微分、C1の電圧-C2の電圧=iによる抵抗の電圧降下。これらから微分方程式が立てられる。問題では、ここで定常解と、積分定数をAとして過渡解を求め。初期条件(t=0でq=0)からAを求めて、解を得る、と。時間微分してiを求める、という流れなんだけど…。これ、RC直列回路の一般解とした解き方なんだろうけど…、このやり方では覚えてない。基本的にラプラス変換して微分方程式は解くようにしている。時間はかかるけど、式さえ立てられればどんなパターンも解けるし。逆に言って、時間かかる原因なのかなぁ、とか反省したり。訓練だね。問5なんか、光CT、光VTって問題。全然知りませんでした。覚えるしかないけど…、出るのか??以下、まとめの文章。()が解答欄。 高電圧・大電流に使用される光CT、光VT。 光CTは(ファラデー効果)を利用し、電流を(磁界)の強さから測定。 光VTは(ポッケルス効果)を利用。(電界)の強さで電圧を測定。 光CT、光VT共に従来の(電磁誘導)作用のものより高絶縁性、小型軽量である。とう事。光ってだけに高絶縁性(非接触)、故に小型軽量、ってのは納得です。でも、これ、よく知らないよ。ポッケルス???って感じ。下の方に、参考文書を載せときますね。問6ひずみ波電圧、電流が与えられた時の以下を求める問題。電圧実効値:各調波成分の実行値の2乗和平方根。電流実効値:電圧の場合と同じ求め方。実効値は波高値の1/√2(電圧も)皮相電力:各調波電圧・電流の乗算し、その和。有効電力:各調波の有効電力の和。位相は電圧と電流の位相である事に注意。等価力率:上記有効電力/皮相電力で求められます。注意は、有効電力の位相は電圧位相-電流位相で求める事。それを各調波で考える、と。これらの手書き資料はまた後日アップします。そちらも参考にしてください。最後に、問5の参考文書。光CT:ファラデー効果を利用し、被測定磁界中にファラデー素子を配置し、 これに直線偏波の光を入射させると磁界の強さに応じて光の偏波面が回転。 この回転角から磁界の強さ、すなわち電流を測定できる。光VT:ポッケルス効果を利用し、母線近くにポッケルス素子を配置し、 これに直線偏波の光を入射させると、光の直交2成分おのおのに対する 屈折率が変化するため、両者に位相差を生じる。 この位相から電界、すなわち電圧を測定できる。共に、無誘導、高絶縁性、小型軽量であるため、超高圧変電所で使用される、と。以上です。電験二種徹底研究理論