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まさか、40歳の若さで逝ってしまうとは・・・。
連れからのメールでこのことを知ったけど、なんかメチャ「ショック」だった。 で、携帯でネット接続してホントと分かった。 悲しくて悲しくて。 特に晩年は、S・冬木(ガンで亡くなったレスラー)の未亡人との不倫疑惑やら、ゼロ・ワンでの借金や、自身の肩の手術等、肉体・精神の双方がボロボロだったと思われる。 死因(脳幹出血)も、この辺の事情が大きく関わってそうですな。 プヲタ(今や現役とは言いがたいから、元「プヲタ」か?) であるマソにとって、G・馬場、J鶴田の死去も悲しかったが、今回の橋本は前述の2人とは比較にならないほど悲しい。 なんせ、デビュー当時(昭和59年)から見てたしのぅ。まだ体も今ほど大きくなく(ちゅうても若手というにはいささか恰幅がよかった)そんな体から放つフライング・ニールキックには華があった。ほぼ同時デビューの武藤、蝶野との闘魂三銃士も将来のエースを感じさせてよかった。 破壊王っちゅう愛称も、橋本のキャラを現してましたなぁ。 対戦相手を破壊して、っていうのは、レスラーにとっては強さの象徴に聞こえるかも知れないけど、実はいいレスラーというのは、相手にケガをさせない。っていうことも条件なのですな。 書き方難しいけど、職業としてリングで戦っているレスラー同士、毎回ケガさせるわけにはいきませんわな。試合に出れなくなってしまったら、そのレスラーはおマンマの食い上げですから。 だから、橋本は若手の頃からクラッシャーとして対戦相手に(別の意味で)恐れられていた。あるとき、長州軍と戦っていたとき、プロレスの範囲を超えた攻めを長州軍の若手にやってしまい、試合後長州に袋だたきにあった。 こんなん、まさにブッチャー(橋本の若手時代のニックネーム)らしいエピソードですな。 IWGPを連続防衛してた頃が全盛期やと思うけど、個人的には三銃士として日本に凱旋帰国してきた頃(平成元年ころ)がいちばん好きでしたなーー。 ちょうどUWFが旗揚げされたころ、新日の屋台骨を支えるべく帰ってきた橋本、スターを待望していた新日ファンのハートをがっちりキャッチ(←死語)して、一躍スターダムにのし上がってた頃。(とか書いてるけど、マソはUWFファンになってたんやけど) 若者特有のギラギラ感と、トップとってやる。っていう意気込みが見えたから良かったんですな。 あんまし、ベストバウトをあげるほど真剣に試合を見た記憶がないんやけど、平成元年だか2年だかに大阪府立でやった橋本対長州、これはフィニッシュシーンを鮮明に覚えてますな。 橋本のフライング・ニールで長州の首を狩ってピン。という結果だったが、メインにふさわしい内容だった。 決して試合巧者ってワケではなく、魅せるのがウマイわけでもなく、でも、パワー勝負の相手とは結構好勝負を残している。タイプ的にはパワーファイターやから、どっちかというとテクニックを重視する新日の選手と比べると、異彩を放ってたなーー。 順風満帆やったのに、おかしくなりだしたのは、やっぱし「橋本対小川」の頃からなんでしょうな。 で、何を思ったか新日離脱(解雇?)と。この辺からですな。 一時ゼロワンの人気で持ち直すかと思ったけど、タッグパートナーである小川は「ハッスル!」でブレイクしたのに、元祖「ハッスル!」である橋本は肩の負傷による長期戦線離脱と。 まぁ、橋本のキャラからいって、団体の長っちゅうのは違いますわな。好きな立場で好き勝手やってるほうが合ってるしね。 去年から今年にかけては、表舞台に出続けるチキン(小川)とは対象的に、ポーク(橋本)は全く顔を出さなかった。 そんな矢先の訃報だけに、なんか本人が知ってか知らずか幕引き(自殺とかそんなんやなく)したように、自らフェイドアウトしたよう見えて仕方ない。 報道ステーションでは古舘が「殉職です。」と言ったらしいが、橋本の人生を言い表わしてると思う。まさしく「俺ごと狩れ!」ですな。 みんなの期待にこたえようと、ニールキックを放つ橋本。肩が痛くてもチョップを放つ橋本。借金まみれになっても、弱みをみせない橋本。 やっぱ、ここ2年くらいはかなり無理してたと思う。それは「プロ」レスラーとしては耐えていかなければいけないものだが、「橋本真也」としては、耐えられなかったのではないか? そんな結果が今日の結末になってしまったのではないか? でも、言い方悪いかも知れないが、ある意味橋本らしかったとも言えるのではないか?こんな不器用な、でも、己の気持ちに正直な男もいたんだなと。 というか、精一杯生きた証が、こんな結末だったのではないか?? 今となっては、本人が満足できた人生であったと信じたいですな。 とにかく、全盛期と晩年のギャップが大きいだけに、その両方見た者としては、とにかく、ただただ悲しくてしょうがない。 40歳かぁ、レスラーやったらもう一花咲かすことのできる年齢ですわ。 小川じゃないけど、自分の目で確かめるまで信じられませんな。 何か思いつくままに書いたんで、支離滅裂な文章になってしまった。 今は、とにかく安らかに眠ってください。お疲れ様でした。っていうことしか思えませんな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.07.12 03:27:05
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