「しろ」のディズニーシーに行った日だけ日記

2024/07/29(月)12:49

お伽話の続きは森の中で。(その5 ~ファンタジースプリングスの夜~ ラプンツェルの森「スナグリーダックリング」 など)

【ファンタジースプリングスホテル 宿泊】(14)

(…​その4​から続く) ファンタジースプリングスに ホテル側からではなくエントリーウェイ側から入る場合は、洞窟を抜けた先の分かれ道を左手に進むと「ピーターパンのネバーランド」へ、右手に進めば「ラプンツェルの森」へと行くことができます。 午前中に「ラプンツェルのランタンフェスティバル」を体験した際に私は「暗くなったら絶対にまた来てみよう」と心に決めていたので ファンタジースプリングスに舞い戻った後はとりあえず右手の道を進んだのですが、この時間(18:00過ぎ)のラプンツェルの森はまだ明るくて昼間とそう変わらない雰囲気だったので お隣のフローズンキングダム「アナとエルサのフローズンジャーニー」の方へ先に行くことにしました。 アトラクション入口前に着いたのは18:10頃で、今回は朝とは違って左側のプライオリティ・アクセス・エントランスへまっすぐ向かいました。 右側の 朝方は「ゆっくり建物の中を見てから乗る」ルートとして使われていたスタンバイパスエントランスの方はこの時間 待ち時間はチェックしませんでしたけれど建物の外のロープ内まで列が伸びていたようでしたが、プライオリティ・アクセス・エントランスの方は乗り場までほぼ待ち無しで、本当にびっくりするくらいすぐ船に乗れてしまいました。 (朝方はこちらのエントランスも屋根下のロープ列からはみ出るくらい並んでいたので おそらく乗るまでには5分以上かかったのではないかと思われます。) 本日二回目となる「アナとエルサのフローズンジャーニー」は写真も撮らずにじっくり楽しみましたけれど、内容の素晴らしさを再認識したのももちろんですが、「こんなに複雑なアトラクションなのに よくもまあ止まらずに壊れずに一日中ちゃーんと動いてるなあ…」と感心することしきりでした。 (詳しく説明できなくて申し訳ないのですが、乗ったことのある方ならきっとこの気持ちをわかってくださるんじゃないか と思います。) 今後このアトラクションでいわゆる「システムダウン」に当たってしまっても、なんか納得して許してしまいそうな気さえします。 全てがさらに順調に運ぶような改良を今後していけるといいなあ と素人ながらも思ってしまいましたよ。 それからこのアトラクション 朝方はなんだか体験時間がとても長いように感じたのですが、あらためて意識して時間を計測してみたら船に乗って実際に物語を辿っている時間は6分ちょっとだ ということがわかりました。 船に乗り込んでから出発するまでの時間と物語が終了してから下船場所に着くまでの前後の乗り降りの時間も含めると8~9分くらいの体験時間になるようです。 (混雑具合によってこのあたりは変わってくると思いますけれど。) その後はネバーランドへ行って「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」へ。 朝の体験で「これは私のような老体にはちょっとキツいかも」と思ったので積極的に乗りたい気持ちはそんなになかったのですが、夫が「食事した後では絶対ムリだと思うから今のうちに行っておこう」というので 納得して。 アトラクションのプライオリティ・アクセス・エントランスを入ったのは18:25過ぎ頃、そこから3Dメガネを取る場所の手前まではほぼノンストップでしたが、スタンバイパスエントランス利用のゲストと合流した後のこのメガネを取る場所が非常に混雑していて押し合いへし合い状態で 通過するにも相当に時間がかかり(今日この時間たまたまだったのかもしれませんけれどね)、正直「この混乱ぶりはどうにかならないものか…」と思ってしまいました。 (朝方がたいへんスムーズでしたので尚更でした。) 乗り場にたどり着いて船に案内されたのが18:45くらいでしたので、プライオリティ・アクセス・エントランスを利用しても20分近くかかったことになります。 きょうの中で一番「乗るまでに時間がかかった」アトラクション体験になりました。 さて、本日二回目の「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」は。 一回目に乗った時は予備知識がまったく無かったので勝手がわからず、ピーターの動きにつられてあっち向いたりこっち見たり、状況を把握しようととにかくキョロキョロしすぎて途中で「ああ…ついていけない…」と思ってしまったので、今回は目を見開くのも控えめにして頭も動かさず 子供たちを見守るようなつもりでゆったりした気持ちで目の前の光景を眺めて過ごしたところ、無事楽しむことができました。 たぶん、人間の脳って 老化してくると多種多様な情報や初体験の体感などを全部同時に把握して瞬時に処理する力が衰えてくるのでしょうね。 外部からの情報を取り込む→処理する→対応する の間に生まれてしまう僅かな時間差が、心身にちょっとした不具合を招いてしまうのかもしれません。 年齢が上がっても普段からこういった「最新技術の詰め合わせ」みたいな世界に接し続けてスリリングな毎日を過ごしていらっしゃる方にとっては この「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」くらい まったく何の問題もないアトラクションだと思いますが、そうでない方は事前に多少の情報を得て心の準備をしてから利用なさった方が良いかもしれませんね~ そして、繰り返しにはなりますが、「若くて元気な方々にはぜひぜひ一度体験していただきたい」。 当面の間は混雑もするでしょうし、そもそもエリアに入るのすらひと苦労でしょうけれど、未来のある皆さんには機会があればぜひこの新しい世界に触れていただきたい という思いを、朝方にも増して私は強くしたのでした。 ピーターパンから出ると、時刻は19:00。 あたりはようやく薄暗くなってきて灯りも点り始め、いよいよ「…これはラプンツェルの森にランタン見に行くチャンスか?!」と思いましたけれど… 夕食をモバイルオーダーした時間が近づいてきてしまっていたので、私達は「スナグリーダックリング」へ向かうことにしました。 (モバイルオーダーは便利なシステムで重宝しますけれど、受け取り時間に1分でも遅刻すると自動的にキャンセルされてしまうそうなので、注文時に受取時間を想定してうまく選択するのはなかなか難しいですよね。) こちらのお店は「塔の上のラプンツェル」の中に登場した酒場をモデルにしているそうですが。 スナグリーダックリング というお店の名前は「ふわふわ可愛いアヒルちゃん」とでも訳せばいいのでしょうか… その呼び名の通り こちらの店内には子アヒルのモチーフがあふれていました。 お料理を受け取るエリアにも。 ダイニングエリアにも。 「酒場」のイメージにはそぐわないような可愛らしいアヒルの姿がいっぱいです。 席に着くと、イスの背にまでアヒルがいたのでびっくり。 もちろんお料理をのせるトレイもアヒルちゃんのデザイン。 私達が受け取った料理を抱えてダイニングエリアに入ったのは19:15くらいでしたが、この時間は簡単に空席を見つけられるような状況でした。 (席数多いのですね。) 注文していたのは「ダックリングドリームバーガー」「フライドシュリンプバーガー」「スイーツエバーアフター」などで、どれもたいへん美味しくいただくことができました。 (パーク内のレストランで「これ美味しい!」と感じるバーガーに久しぶりに出会った気がします。) いずれもボリュームがあり、若くない私達には 食べきれるか? と不安になるくらいでしたよ~ 店内のあちこちには映画を思い起こさせるような装飾がたくさんあるようで(私は一度しか観たことがないのであまりピンとこなかったのですが)、時間をかけて店内を見て回り ひとつひとう熱心にカメラに収めていらっしゃる方も多かったです。 それぞれ何かエピソードが隠されていそうな店内の装飾をぼんやり眺めながら食事していたら、私も機会があればもう一度映画を観直してみたいものだなあ という気持ちになってしまいましたよ~ (ファンタジースプリングスにいると、随所でそう思ってしまいますが。) 作品の世界をテーマにしたエリアをパーク内に誕生させるということは、きっとこういう効果も期待してのことなのでしょうかね~ 食事を終えて19:55頃にスナグリーダックリングを出ると、外は昼間とは状況が一変、文字通り「ランタン祭りの夜」になっていました。 「暗くなったら絶対行きたい!」と思っていたランタンフェスティバルに やっと行くことができそうです。 私達は お店のすぐお隣にあるアトラクション「ラプンツェルのランタンフェスティバル」のプライオリティ・アクセス・エントランスに入り、頭上にランタンが点る小径を歩いて乗り場へと向かいました。 上を見上げて写真を撮影する時以外は立ち止まることもなく、ゆっくり歩いて1~2分。 乗り場の建物の中でスタンバイパスエントランスからの皆さんと合流するとすぐに舟に案内され 水路に出ることができました。 こちらのアトラクションも本日二回目になるので、今回は名場面をしっかりカメラに収めることもできました。 さっきまでいた酒場「スナグリーダックリング」も忘れず撮影。 ほんとほんと、お店の外観 このとおりだったのよね~ ああ やっぱりこの場面はきれいですねえ… 短い船旅を終えて舟を降りると、建物の外へ出てからもランタンの灯りはずーっと続いています。 温かな色の光に導かれて 思わず折り返してもう一度プライオリティ・アクセス・エントランスに入りそうになりましたよ。 ラプンツェルの森は夜になるとこの数多くの「ランタン」の灯りのおかげでエリアの一体感が高まるのですね。 次回また「ファンタジースプリングス・マジック」を利用してパークを訪れることがあったなら、夜はこのアトラクションを何度もループして過ごすのも楽しいかな と思いました。 さて、この時点で時刻は20:10。 20:30の花火は既に中止が告知されていて、残るパーク時間はあと50分。 ――ファンタジースプリングス内のアトラクションにもそれぞれ2回ずつ行けたことだし、そろそろ帰ることを考えようか。 疲れたのか夫はそんなふうに言いましたけれど、私の方は時間が許すようなら最後にもう一回「アナとエルサのフローズンジャーニー」を体験しておきたい気持ちがあったので、そのままお隣のフローズンキングダムへ。 すっかり夜の景色となったフローズンキングダム。 雪山と氷の宮殿は暗くなるとこんな姿になるのですね。 映画の中みたい。 この時間、このエリアにいらっしゃるキャストさん達は「21:00になるとエントリーウェイは通行できなくなる」ことをあちこちでアナウンスし始めていらっしゃいましたので、ゲストの皆さんも時間を確認しながらちょっと忙しない様子でしたよ。 「アナとエルサのフローズンジャーニー」の前まで来ると、夫は 僕はいいから一人で行ってきなさいよ と言いましたので(珍しく人気アトラクションにいっぱい行ったので人酔いしちゃったみたいです)、お言葉に甘えて私はひとりでプライオリティ・アクセス・エントランスへ。 今回もそんなに待たずに乗り場まで案内していただけて、もう何度もこのアトラクションに乗っているらしい熱烈なファンの皆さんと思われるグループや 朝早くに取得したスタンバイパスを利用して「やっと来られた~」とやや興奮気味な皆さんなど、さまざまな方と一緒に船に乗り込んで本日三回目の物語の旅へと出発しました。 今日の最後に 素晴らしい歌声をききながらひとりで巡った姉妹の物語は 朝と夕に訪れた二回の時よりもいっそう心に沁みるものがあり、夫を外に置いてでも乗りにきてよかったな と素直に思いました。 ありがとうございました。 良い体験でしたよ。 アトラクションから出て 外で待っていた夫と合流した時には時刻はもう20:30になっていました。 私達はそのまま城門から出て アレンデールの町を通り抜けてホテルの方向まで戻りました。 ホテル前にたどり着くと、午前中も写真を撮ったミッキーの噴水(泉)はブルーの光に照らし出され、昼間とはまた違った雰囲気になっていました。 ホテルの一階部分にあるショップ「ファンタジースプリングス・ギフト」の前には入店待ちの列がまだあったように見えましたけれど、この時間からでも入店待ちの列に並ぶことができるのかどうかは定かではありませんでした。 そして20:40。 私達はきょう一日の大部分を過ごしたおとぎ話の森を離れ、ファンタジースプリングス・エントランスのゲートを出ました。  初めて歩いた森、初めて乗ったアトラクション、初めて触れた新しい世界。 何もなかったところに生まれ出たファンタジースプリングスは本当に 誰かが魔法の杖を振ったら一瞬で地上に現れたかのような あるいは「目を閉じてみる夢」のような、成り立ち自体がまるでおとぎ話そのもののような世界でした。 ホテル館内に戻ってからは、帰る前にもう一度 と 3階レセプション前の扉を出てパークを見渡せるテラスへ行ってみました。 泉のある場所なのでしょうか、暗い森の中 木々の間に点々と浮かび上がるブルーの光が印象的でした。 森の向こうにアレンデール城が見えるこの景色も、なんか言い方がおかしいかもしれませんけれど「ああ、お隣の国のお城が見えるわ…」なんて つい思ってしまいます。 (さっきまであのお城の近くにいたのよね~) おとぎ話の森を一望できるこのテラスにいると、なんだか自分がこのお城に住んでいるお姫様になったような気分になるのですよね。 小さいころによくそんな自分を妄想したものですが、まさかこの年齢になって再びそんなことを思うなんて… 笑ってしまいますが、それもこの場所の持つ力ゆえ なのでしょうね~ いよいよ帰りに向かおうと正面玄関横にあるベルデスクに行ったのはちょうど21:00頃でした。 こちらのホテルのベルデスクは荷物預かりの他にパークチケットの販売も行っているため 予想していたことではありますが この時間は大混雑で、順番待ちの列はグランパラディラウンジ脇の階段上を通り過ぎてファンタジーシャトーラウンジのソファーのあるエリアまで伸びていました。 列に並んで数分待っていると 前から順にキャストさんが回っていらして用件をきいてくださったので、私達は 預けた荷物を車寄せに用意してください とお願いして列を離れました。 屋外駐車場にとめた車へ向かうために長い廊下を歩いてエレベーターホールへ向かうと、こちらにもまたまた大層な列ができていました。 (なにせエレベーター4基しかありませんからね~) 私達は客室フロアへ上がるわけではなく1階に下りたいだけだったので、エレベーターの裏手にある階段を利用して1階の屋外駐車場へと向かうことにしました。 駐車場からくねくね坂道をのぼってホテルの正面玄関に車を着けると、そこでは到着時と同じ 元気いっぱいのドアサービスキャストさん達が多数待ち受けてくださっていました。 私達と同じようにホテルを発とうとする車。 到着する車。 ファンタジースプリングスホテルを利用するゲストはみんな行動のパターンがよく似ているので、こちらの正面玄関車寄せもパーク閉園後のこの時間帯は当然 かなり混みあっています。 キャストさん達の緊張もピークに達しているはずなのですが、不思議とそこにはピリピリとした感じは一切なくて明るい声ばかりが飛び交い、忙しさを楽しんでいるかのような活気にあふれていました。 私達の荷物は既にワゴンに載せられて車寄せまで届いており、受け渡しも積み込みもスムーズに行われて、最後に助手席の窓側に姿を見せたキャストさんは 私が今まで舞浜のホテルの車寄せで見た中で一番と言ってもいいくらいの飛びっきりの笑顔で 「またぜひいらしてください。お待ちしております。」 と声をかけてくださり、 行ってらっしゃいませ! と元気に手を振って見送ってくださいました。 ディズニーシーの奥のそのまた奥に「ファンタジースプリングス」という場所がオープンするという その詳細を知った時、 「入場するのもホテルを予約するのも並大抵じゃなさそうだから 新しいエリアに足を踏み入れることができるのはきっと一年後くらいになるんじゃないか」 と 私は思いました。 が、ひょんなことから意外に早くその日はやってきて、準備も何も整わないまま 私は今回ファンタジースプリングスホテルにやってきました。 おそらく今回こちらのホテルに宿泊していなかったら、不勉強で予備知識もないまま新しい世界に向う見ずにも飛び込んじゃった私は こんなにも幸せな気持ちで舞浜を去ることはできなかったでしょう。 ファンタジースプリングスホテルに宿泊したからこそファンタジースプリングスをじゅうぶんに楽しむことができた ――  そう言い切っても決して過言ではないことは 明らかです。 だからね。 私はきっとまたここへ来るでしょう。 ディズニーシーに「ある日突然降って湧いたように出現した(!!)」大きな森を再び探検するために。 まだまだよくわからないこの場所の不思議を、今回の滞在では上手に探しきれなかった新しい何かを確かめてしっかりと記憶に刻むために。 この地で描く私のおとぎ話はまだまだ小さく未完成で、これからもそれは 描かれ続けていくのでしょうから。 (おわり) (夜のローズコートにて) ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ 文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。 利用なさってみてください。 ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇

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