折れず曲がらず良く斬れる

　ミステリーハンターの中島亜梨沙が、トルコの温泉を巡り、古代ローマの共同浴場から続く、温泉と歴史の不思議をリポートする。世界遺産パムッカレを訪ね、遺跡と一緒に漬かることができる露天風呂を紹介。また、トルコ西部の町ボドルムにある泥の温泉も取材。トルコは東西文明の十字路に位置し、キリスト教とイスラム教が対立した歴史がある。入浴に関しても二つの宗教は異なる考えを持ち、風呂は堕落のシンボルだと考えるキリスト教に対して、身を清めることを重んじるイスラム教では風呂を大切にしてきたという。そのため、アラブのイスラム世界では、ローマ式の浴場と蒸し風呂が融合した共同浴場が発展した。風呂の文化や独特のグッズなども伝える。

　キリスト教徒が風呂に入らずシャワーで済ませるのはキリスト教が風呂は堕落のシンボルであると考える宗教的な背景から。