ジャンゴ＝フェット

ジャンゴ＝フェットと言えば宇宙一の賞金稼ぎ、最強の戦士として銀河中に知られる。 彼のマンダロア装甲服はまさ全身フル装備といえるもので、２丁のブラスターピストル、伸縮自在のリスト・ブレード、火炎放射器、背中にはジェットパックを装備し戦闘になると空をも駆けて相手を追い詰める。さらにジェットパックには強力なロケット弾まで装備しているのである。 さらに彼は刑務所衛星を襲撃して賞金首を捕らえたときに強奪した特殊重装備船スレーブ1に乗り、宇宙のどこにでも現れるのだ。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 彼はマンダロアの戦士団のリーダーであったジャスター＝メリールに育てられ、一人前のマンダロリアン・ショックトルーパーになる。しかしジャスター率いるマンダロア戦士団は罠にはまり、ジェダイ騎士団と前面衝突、マンダロア戦士団は壊滅した。この戦いのなかジャスターはマンダロアを裏切ったモントロスというマンダロリアンに殺され、生き残ったのはジャンゴとこのモントロスのみであった。 その後賞金稼ぎとなったジャンゴは依頼の全てを成功させる宇宙一の賞金稼ぎとなり、ジャンゴに狙われたら最後ということが有名となる。そして賞金首を狙う途中で同業者のザム＝ウェセルという若い女賞金稼ぎと出会い、二人はたびたび共に行動するようになった。 ナブー紛争の頃、ジャンゴのところにティラナスと名乗る男が依頼をしてきた。依頼内容はバンド・ゴラという犯罪組織の長であるコマリ・ボサを殺してほしい。途方もない賞金を約束にジャンゴは快諾し、賞金首のコマリ・ボサを狙ってボグデン星系に乗り込む。そこで出会ったかつての仇敵モントロスをジャンゴは倒し、そしてジェダイ騎士団を離脱したダーク・ジェダイコマリ・ボサと彼は対決した。二本のライトセーバーとフォースを使いこなすコマリ・ボサをジャンゴは見事討ち取り、そこにダース・ティラナスが現れた。彼はジャンゴに賞金を渡すと言うともう一つの提案をしたのだ。すなわち、ジャンゴにクローンのホストになってほしい。ジャンゴはこれを自分と全く同じクローンを一体もらうのを条件にこの提案をのんだ。 その後10年間ジャンゴはクローン製造の惑星カミーノで過ごし、賞金稼ぎの仕事はしばらく停止した。カミーノで約束どおり純粋な彼のクローンを手に入れたジャンゴは、そのクローンにボバと名づけてこの10年間かれに戦闘術を教えながら育てたのである。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 そんな中通商連合のヌート＝ガンレイがジャンゴにナブーの元老院議員パドメ＝アミダラを暗殺するように依頼がくる。ジャンゴはかつて何度も共に仕事をしたザム＝ウェセルとともにコルサントに乗り込み、アミダラ議員の暗殺をこころみた。しかしその実行を任せていたザムがジェダイ騎士二人に邪魔され二度にわたり失敗。ジェダイに捕まったザムをジャンゴは口封じのため殺し、コルサントを去る。 　 しかしこのジェダイ騎士の一人オビ＝ワン・ケノービがザムを殺したときにジャンゴが使用したカミーノのセーバー・ダートの出所を調べてカミーノに乗り込んできた。そこでオビ＝ワンは共和国のために作られたというジャンゴのクローン軍団を見せられ驚愕するなだ。オビ＝ワンはジャンゴにも面会しアミダラ議員暗殺未遂について質問したが、確信を得られず部屋をでた。ジャンゴもジェダイがきた以上カミーノにいるのは危険と察知し、ボバに出発の準備を指示した。一方オビ＝ワンもジェダイ評議会にジャンゴのこととクローン軍を報告し、評議会命令でジャンゴをコルサントに連行することになる。ジャンゴとボバがスレーブ1で出発しようと乗り込むまさにその時、オビ＝ワンが彼らの逮捕に現れた。ジャンゴは二丁ブラスターピストルで応戦。オビ＝ワンもライトセーバーで戦うが、ジャンゴはなんとかオビ＝ワンを撃退してカミーノを去る。 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ジャンゴは雇い主であるティラナスのいるジオノーシスを目指していたが、彼の後を追うジェダイスターファイターを確認するとスレーブ1に追跡装置がつけられていたのに気づく。激しい宇宙戦を行ってレーダーからジェダイスターファイターが消えると、勝利を確信したジャンゴはジオノーシスへと降りていった。しかしオビ＝ワンはエンジンを停止してやられたふりをしていただけだった。ジオノーシスへ降りたオビ＝ワンはそこでティラナスと名乗る元ジェダイマスタードゥークー伯爵が反共和国連合を結成使用としているのを知り、評議会に報告した。だがオビ＝ワンはここでドゥークーに捕らえられる。 　　　　　　　　　　　　 それを知ったオビ＝ワンのパダワン、アナキン＝スカイウォーカーとパドメ＝アミダラ議員が救出のためにジオノーシスに乗り込んできたが、二人ともジャンゴによって捕らえられるのである。 翌日三人の処刑が行われようとしていたまさにその時、オビ＝ワン救出のためジェダイ・マスターメイス＝ウィンドウ率いる200人のジェダイ騎士が処刑場のアリーナに現れた。処刑場はたちまち戦場となり、ドゥークー伯爵のドロイド軍とジェダイは激しく激突した。ドゥークーの傍らにいたジャンゴは火炎放射でメイスをアリーナへ追い払い、ドゥークーを狙って現れたジェダイマスターコールマン＝トレバーを撃ち殺す。 そして彼はジェットパックでアリーナへと降りるとジェダイのリーダーであったメイス＝ウィンドウと対決する。この中ジャンゴは突進型の猛獣リークに攻撃され、リークを撃ち殺したが、彼のジェットパックはダメージをうけてしまう。たちあがったジャンゴにメイスがせまる。ブラスターピストルを連射するジャンゴにそれらを偏向してせまるメイス。 　　　　　　　　　　　　　　　　　　 不利と察知してジャンゴはジェットパックでジャンプしようとしたのが彼の命取りとなってしまった。ジェットパックはさっきのダメージで機能しなかったのだ。よけることもままならず、メイスのライトセーバーの一撃はジャンゴの首を飛ばしたのである。