ヤドルはジェダイ・マスター
ヨーダと同じ種族のジェダイマスターであり、200年間評議会に籍を置いていた。彼女はヨーダと同じく470歳以上と言う長い時を生きてきており、その経験も知識も非常に豊富で、ジェダイ騎士団でホロクロンやシスの知識、書物などを管理する役目をおっていたのだ。
彼女は200年前に
タラク大将軍を抑えるため彼女のマスターである
ポールヴィン=クートと共に惑星コーバに派遣された。だがこの時の紛争で彼女はマスタークートを失い、彼女自身も捕らえられて地中に生き埋めにされてしまう。だがヤドルはジェダイの瞑想を地中で行い、ひたすらフォースを集中させてついにコーバの地殻変動を引き起こして脱出に成功する。
その頃にはタラクの息子である
カラトが権力を握っていたが、ヤドルは彼を倒しついに惑星コーバを解放したのだった。
評議会ではこの功績により
イーブン=ピールから彼女をジェダイ・マスターに昇進させることが提案されたが、パダワンからいきなりジェダイ・マスターになるという今までにジェダイの歴史にないことにマスターヨーダが反対を表明した。だが他の評議会員達は皆賛成したためヤドルはパダワンからマスターへと昇進した唯一のジェダイとなったのだ。これと同時に彼女はジェダイ評議員の席も手に入れたのだった。
ナブーの戦いから7年後、彼女は
オビ=ワンと
アナキンを連れて惑星モワンの紛争調停に向かった。だがこれはかつて
クワイ=ガンの弟子であり、ダーク・ジェダイになって滅ぼされた
ザナトスの息子である
グランタ=オメガが張った罠であったのだ。
オメガはアナキンを誘拐し、ヤドルとの会談を要求。この会談でオメガが猛毒のディヘクサロン・ガス爆弾を使用しようとしていることを知り、彼女は市民をこのガスから守るため爆弾を自らの体に引き寄せてフォースの繭に包み込み、爆発を抑えてガスの全てを自身に吸収して命を落したのだった。