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カテゴリ:読書
古舘伊知郎「ハシモトシノブ人」
ショック! である。 すごい本を読んでしまった。 古舘伊知郎「ハシモトシノブ人」(ワニブックス) へんな本だ。へんな人だ。 古舘の友人のCMプロデューサー・橋本忍は、とにかく変だ。 この本は、そんなしのぶちゃんの素晴らしい言葉の数々を紹介した本である。 おれは、電車で読んでいて、途中で読むことをあきらめた。 笑いすぎて、まわりからの「あの人おかしいわね」という視線が突き刺さるほど、笑って笑って仕方なかったのである。 古舘「おまえ、あの件は最後までちゃんとできるのか?」 しのぶ「大丈夫、あとの祭りはちゃんとおれはやるから」 いや、それってどうなの・・・ しのぶ「松之山温泉は、日本三大名湯なんですよ!」 松山を愛するハシモトシノブは力説する。しかし、こう続ける、 「そして、三大秘湯なんですよ!」 メジャーなのかマイナーなのか、どっちなんだ・・・ 「何がすごいって、玄関開けてからの門構えがすごいんですよ!」 まだ門あるのかよ・・・ とにかく、紹介の文を書けば書くほどハシモトシノブの魅力は語り尽くせぬことに気づくのみ。 ぜひ、書店でこの本を手にとって見てほしい。 そして、ちらっと立ち読みしてみてほしい。 どのページを開いても、吹き出すか、戸惑うか、自分が今まで見たことのない世界がそこには広がっている。 「この人、なに?」 新鮮な感動につつまれて、言葉とはかくも自由なものであったかと、 こんなにもまぬけにすばらしく、底抜けに野放しに、「血踊り肉踊る」ような言葉の激流にさらされちゃっていいのかしら、である。 とにかく、読んでくれ。 ひさしぶりに会う人見る人手当たり次第におすすめしたい本です。 ちなみに、しのぶちゃんの愛車は4W四駆だ。 なんだそれは、16駆か、キャタピラか。
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最終更新日
2005/12/06 02:52:52 AM
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