倉富益二郎の倉富村

2008/08/17(日)11:50

A GOOD DAY TO FORGETFULNESS

 『愚行録』(貫井徳郎 著/東京創元社)読了。  物覚えが悪い人ってのは辛いことが多い人だ。生きていく上でいろんなことが積み重なって、あれやこれやを忘れようとするのだ。  ところが稀に、辛くもなんともないのにただひたすらに忘れることを選ぶ不届き者がいる。  そのトリシマリがおいらである。  そーいやそーゆー登場人物もいたよーな気がしないでもないな、とボンヤリ本書を読み終える。  しかし貫井作品にはこれ以外にもっと直木賞候補になるべき物があっただろーに。  あーゆーモンの基準ってのはホントよくわかんないねえ。  新宿ジョイシネマで『スターシップトゥルーパーズ3(原題:STARSHIP TROOPERS3:MARAUDER)』を観る。  プロパガンダの大パロディー。  アメリカらしいったらありゃしない映画だった。  この人生こそが愚行録。  

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