全て
| カテゴリ未分類
| 通常
| 数学
| 投資
| 副業
| 転職・就職
| ブログ
| 株Stock
| VBA
| SharePoint
| REST API
| RenderListDataAsStream
| PowerAutomateDesktop
| Graph API
| PowerApps
| PowerAutomate
| PowerFx
| OfficeScriptオフィススクリプト
| PowerAutomate日時Excel日時相互関係
| PowerShell
| Dataverse
| UiPath
| OneDrive
| LINQ
| VB.NET
| C#.NET
| WPFC#.NET
| Git
| ネットワーク
| Azure
| AWS
| JP1
| セキュリティ
| JavaScript
| Google Cloud
| データベース
カテゴリ:ネットワーク
**スパニングツリープロトコル(Spanning Tree Protocol, STP)**は、ネットワークにおけるループを防ぐために使用されるプロトコルです。特に、ブリッジやスイッチを使用したイーサネットネットワークで重要な役割を果たします。以下に、スパニングツリープロトコルの役割と機能について詳しく説明します。 ### 役割 1. **ループ防止**: STPの主な役割は、ネットワーク内で発生する可能性のあるループを検出し、防止することです。ループが発生すると、データフレームがネットワーク内を循環し続け、帯域幅を浪費したり、ネットワークの性能を著しく低下させたりします。 2. **冗長性の確保**: STPは、ネットワークに冗長なリンクを持たせつつ、メインの経路を確立し、障害発生時には冗長経路を利用できるようにします。これにより、ネットワークの信頼性が向上します。 ### 機能 1. **ブリッジ選出**: STPは、ネットワーク内のブリッジ(またはスイッチ)を識別し、最も優先度の高いブリッジ(ルートブリッジ)を選出します。この選出プロセスは、ブリッジIDに基づいて行われ、最小のブリッジIDを持つブリッジがルートブリッジとして選ばれます。 2. **ポートの状態管理**: STPは、各ポートの状態を管理し、以下の4つの状態に設定します: - **ブロッキング(Blocking)**: フレームを受信しない状態。ループ防止のために、使用しないポートです。 - **リスニング(Listening)**: フレームを受信しているが、転送しない状態。ネットワークトポロジーの変化を監視しています。 - **ラーニング(Learning)**: フレームを受信し、MACアドレステーブルを構築するが、フレームを転送しない状態。 - **フォワーディング(Forwarding)**: フレームを受信し、転送する状態。データ通信が行われます。 3. **トポロジー変更の検出**: ネットワーク内で変更があった場合(例えば、新しいスイッチが追加されたり、リンクが切断されたりした場合)、STPは自動的に新しいトポロジーを検出し、適切にポートの状態を更新します。 4. **BPDU(Bridge Protocol Data Units)**: STPは、BPDUというメッセージを用いてネットワーク内のブリッジ間で情報を交換します。BPDUには、ブリッジIDやポートの優先度などの情報が含まれています。 ### まとめ スパニングツリープロトコルは、イーサネットネットワークにおいて重要な役割を果たし、ループを防ぎながら冗長性を確保するために不可欠なプロトコルです。これにより、ネットワークの信頼性と効率性が向上し、安定したデータ通信が可能になります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.27 13:17:01
[ネットワーク] カテゴリの最新記事
|