自分そのもの
個人塾の塾長にとって
塾はアイデンティティそのものなのだ。
だから
塾の調子がいいときは
塾長の気分や体調までよくなる。
考え方までポジティブになり
ますますいい方向に向かっていく。
その分、塾の調子が悪いときは
人格までも否定された気分になる。
塾に限らず
フリーランスなら誰もが
そういう感覚を持っているのかな。
サラリーマンとは違う感覚。
ましてや公務員には想像も出来ない感覚。
その分、フリーランスの人間は仕事に対する想いにえげつないものがある。
サラリーマン(大阪の番組制作会社)
公務員(中学校教諭)
自営業(塾)
3つとも経験しているわたくし。
制作会社の同期は今でもディレクターとして日々、番組制作に駆けずり回わっている。
公務員の同期は各中学校の中心的教師として、学校運営にあたっている。
自営業の同期は知らないけれど
大繁盛している塾長もいれば
夢破れて塾が潰れた塾長もいるだろう。
自分のアイデンティティそのものが潰れるんだ。
耐えられませんよ。
そういうのは頭の何処かに常にチラつかせながらやっている。
想像力ってやつです。
考えりゃわかるだろってやつです。
屏風と個人塾は広げると倒れる
近隣にもあるわ。
古ぼけた看板だけそのままで
廃業している塾が…。
数年前、黒田にあった広島のフランチャイズ塾も速攻で撤退しましたしね。
いやーホンマに恐ろしい業界です。
そして
すっごく楽しい。
制作会社時代はアイデンティティ0。
中学校教諭時代はアイデンティティ100。
今はアイデンティティ1000ぐらいの気持ちなのだ。