|
カテゴリ:教師の中堅期
男性教師の中堅期の行き詰まりについて述べてきました。 今回も男性教師の中堅期が行き詰まるもう一つの理由についてお話します。 わたしは小学校教師なので、その中での経験でお話します。 小学校では、若い男性教師は、基本的に子どもに人気があります。 それは、教師としてというよりも若いお兄さん的な存在としてです。 子どもとの距離も近いので、女の子の中には担任の先生に対し、疑似恋愛的感情を持つ子もいます。 そして、男性教師ということで子どもは怒れば怖いだろうという考えを持っているので、結構言うことを聞きます。 なので、少しぐらい学級経営がまずくても、クラスが荒れることがありません。(すべてとは言いません) 一方若い女性教師も子どもには好かれますが、子どもは若い女性教師だと甘えます。 注目してほしくて勝手なことをし、クラスがガチャガチャすることが結構あります。 つまり若いときは、子どもは放っておいても先生の方を向いてくれます。 しかし、30歳も後半になっておじさん化してくると、若い時のように接してくれません。 自分はいつまでも若い気持ちでいるかもしれませんが、子どもはそう見ていないのです。 だから、自分はおじさんであることを自覚して子どもと接する必要があります。 でも、それに気づいていない男性教師が結構多いのです。 若くもないのに若ぶったノリは子どもから引かれます。 そして、若い時にはうまくいった学級経営が思うようにはいかず悩み始めるのです。 というのが男性教師の中堅期におこる悩みです。 これをみて「そんなことはない、自分は大丈夫」と思う人も多いと思います。 でも、わたしの周りにいる中堅の男性教師は、結構このパターンに当てはまっています。 でもその自覚がないのです。 じゃあ、そんな中堅の男性教師はどうすればいいのでしょうか? それはまた今後お話します。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[教師の中堅期] カテゴリの最新記事
こんにちは、私香菜子先生も教える仕事をしている人間の一人です。私のつたない経験では生徒会長や学級委員になるようなクラスのリーダーや人気者からの信頼をいかに集めるかが学級運営の鍵です。生徒や保護者の中には問題児やモンスターペアレントと呼ばれるような人が少なからずいるのは現実。でもせっかく尊い仕事に就いているのだから、楽しく前向きに。高飛車過ぎても謙虚すぎてもだめ。そう思います。
(2019.09.06 19:15:50)
|