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9986/蔵王産業/３．定量分析①’

＜目的：財務３表を要約→３表の構造、主要科目と、それらの変化をつかむ＞

やること：各企業の財務３表で、主要部分（80％が目安）をグラフにする。

⑴BSの要約

規模 9851M→13351Mと、35％増加した。
内訳 資産
・有形固定資産（国内21か所の営業所、他配送センター、試験研究室）のウェートが大きい。
・主に土地が占め、建物及び構築物は半分以上が償却済みのため、簿価残高は10年前と変わらず。
・現金同等物（現預金+有価証券）で考えると、最も割合が大きい。
負債・純資産
・純資産割合は増加。


⑵PLの要約

収入 ・10％増加。
支出 ・売上原価は13％増の一方、販管費は横ばいに留める。


⑶-1CFの要約

合計を見ると、現金純増額は減少しているが手堅い。（以下理由）
イン 税引前当期純利益が支えている。
アウト 法人税等と株主還元に使っているのみ。


⑶-2営業CFと投資のバランス

営業CFの範囲内での堅実投資。
28.3期は配送センターへの投資。
29.3期は営業所、配送センターへの投資。
→『億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術 』の「消費者独占企業を見分ける８つの基準」の基準５と６に対応している。

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