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2007.04.03
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カテゴリ:自作小説
お久しぶりです。サボってた訳じゃありません。
春休みの高校の宿題が出てて、それで忙しかったんです。
と、いうわけで現在進行形でフリーページに連載(?)している
小説…Battele&Fightの特別へんを日記で公開します。
どうぞお楽しみ下さい。そのうち、フリーページ小説に収録すると思いますので
「楽しみはとっておくタイプだ!」と言う人は、読まなくても大丈夫です。


Battele&Fight特別小説

 「お~い、光田!!早くこっちへ来い」
大声で怒鳴られて、少年は男の方へ走っていく。
タタタタと走っている少年、光田草斗。10歳。
 「先生…、今日は何の特訓ですか?」
光田草斗はニコッと笑って、先生の男を見た。
この村に、10歳の少年は一人しかいない。つまり、この男の生徒は
光田草斗だけなのだ。

 光田草斗、ニックネームはソード。
ソードは白いサンバイザーをきっちりと前向きにかぶり、
白いジャージに黒いズボン姿。
星のように輝く、黄色の目で先生をじっと見る。
 「…今日は、マラソンだ」
先生がソードをジロッと睨み、言った。
「マラソン…ですか?」
ソードが聞く。先生はああ、そうだ…と頷く。
「分かりました…。何キロ走るんですか?」
ソードがニコッと笑って聞く。

 「ふん、うるさいガキだ」
タッタッタと走るソードを睨みながら先生は呟いた。
30キロだ、と先生に言われたソードはさっそく走りに行った。
 「いつもいつも俺以上の能力を発揮しやがって…」
先生の男はフン、と面白くなさそうにうなった。
ソードをジロリと睨む先生。タタタタと走るソード。

 「・・・・・・やっぱり、あの噂は本当みたいだな」
ソードは走りながら呟いた。
―おめぇの先生は、おめぇの事を気に入らないらしく、ずっと睨んでるぜ
村のおじいさんから聞いた言葉だ。
おじいさんは優しい。70代のおじいさんはソードの話し相手なのだ。
この村には子供が少ない。そのため、ソードは同じ位の歳の友達がいないのだ。

 「・・・・・・ずっと睨んでるよ」
ハァ、とため息をつきながらタッタッタと走り続けるソード。
…俺は先生の事、尊敬してるのになぁ。
先生はそんな事を考えながら走り続ける。
 「先生、30キロ走りましたよ」
ソードが先生の前に立ち、言った。
「…何?もう走ったのか?…ふん、ウソはいい、ウソは」
先生は怖い顔でキッとソードを睨みつける。
「だいたいなぁ!!なんだこの髪は!」
先生はソードの黄色い、肩につく位の長さの髪を指差す。
「え?何がです?」
「長いんだよ!!黄色に染めてるし…てめぇそれでも生徒か!!」
バッと一気にしゃべった先生をポカンと見つめているソード。

 「……んだ?なんか文句あんのか!!」
男が大声を出した。
「なぜです?なぜ、先生は俺をいつも怒鳴りつけるんですか?」
「ああ?!それはてめぇが気に入らないからだ!!」
「そんな!!どこが気に入らないんですか?」
「全部だ!!あ~、もう顔も見たくない!」
「…先生!」

 タッタッタと早足で歩いていく先生の背中を見つめていたソードは、
「・・・・・・なぜです、先生…俺は…先生の事、尊敬してたのに…」
ショックを受けたような顔でソードはトボトボと歩いて家に帰った。
 
 次の日。
ソードは朝早くに目覚めた。
…あんなに尊敬していたのに。
…あんなに信じていたのに。
噂が噂である事を信じて、先生をずっとずっと信じていたのに。
裏切られた。
 ソードは顔をバシャバシャと洗い、着替えをすませると
家を飛び出していった。

 「先生っ!!」
ソードが叫んだ。先生は声の主を見る。睨む。
「何だ、光田。もう顔も見たくないって言っただろ!!」
先生がソードを怒鳴りつける。
 「先生…今日は何ですか?マラソンですか?それともストレッチですか?」
ソードが言った。
先生はギロッとソードを睨む。
「ふ…ふふふ、本当にお前は…ああ、もううんざりだ。消えろ!」
「!…先生…」
「ああ、もう消えろってんだ、なんなら俺がここで消してやる!」
先生は叫ぶと、ベルトにさしてたナイフをソードに向けた。

 「……」
ソードは、ベルトにさしていた剣を抜いた。
ソードが剣を右手で握ると、剣が光る。
「……先生…さよなら」
シャキン。ビシュッ。
そして先生の服が赤色に染まった。

 数日後だった。
ソードは中学卒業後、旅に出る、という目標をもち、
一人で修業をしていた。
 「先生…」
小さく呟いたソードの、その呟きは誰にも聞こえなかった。




感想募集。
そのうち小説に収録しますので、ここで読んだ方は
本編のほうでこの小説の部分は読まなくても結構ですよ。
もちろん、二度も三度も読んでくださるなら、うれしいですが。
 





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最終更新日  2007.04.03 20:59:42
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