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松浦伸也の日記

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2017年07月17日
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昨日のというか、今朝の2時くらいに東北芸工大の男子と、彼が旅先で知り合った男子2名が泊まりに来た。

彼らはクタクタだったみたいだけど、そのままお酒を3時間くらい飲んで、僕はその後2時間位でバイトやめる学校の残りを読んでから寝た。

一晩明けて、不思議な抑揚と言うか、興奮が落ち着いたのであらためてバイトやめる学校を読む。
やっぱり面白い。なんでこんな柔らかくて優しい言い回しで、核心を掴み取るような事が出来るんだろう。

結局3回ほど読み通した中で、なんというか気づいたことと言うか、書いていないことで類することをここに書きたいと思う。



はたらくということの語源は、”傍を楽”にするということらしい。
福井県池田町にいるとき、農家さんからそれを聞いた。
”傍”というのは、隣りにいる人のことだ。
隣にいたい人のことだと言い換えることも出来るかもしれない。
隣にいたい、好きだなーと思える人、面白いと思える人を楽にする。
彼らのために時間を割いてみる。
そういうことなのかもしれない。

お金を稼ぐことを考えることも大事だと思うんだけど、
その手前のこととして、こっちからアプローチするのも手なのかもしれない。
僕は少なくとも、守るものもないし失うものもない。
それで、宮沢賢治を尊敬していて、グスコーブドリの伝記が好きで、
おそらくだからか、そうしてきた。

色んな状況があって、いろんなことがあると思うけど、
こっちの方法が合う人も居るかもしれないと思って書いた。


・好きな他人のために自分の時間を使う感覚を持つこと
働くことの最も原始的な部分は「好きな他人のために自分の時間を使うこと」だと思う。


対価に何をもらうとか、いくらで何をするとか、そういう手前の部分。
山下さんの本には相手の一人ひとりに対する愛情を感じた。
出版後、読み終わった読者の感想をひとつひとつ丁寧に答えて、読者の人が少しづつ歩き出せるようにしてる。それは、自分の感想をツイッターでエゴサーチしてリツイートするあるある行為と真逆にあることだと思う。

本の中に、妹一人のために雑誌一冊をつくってしまったお姉さんの話が出てくるけど、
これは最も純粋な他人に対する愛の行為だ。
働くって定義がおこがましく、語弊があるほど素敵な行為だ。

そこまで行かなくても、人間はいろんな他人に対する行動をする。
なんでそんなに面倒なことを他人のためにするのか→好きだから、気になるから。

あらゆる自己満足の行為と、働くことの違いは、行為のベクトルが自分にあるか、(自分も含めた)相手にあるかだ。
自分も含めた相手というのが大事で、好きでない人や気にならない人(純粋な他人)にはなかなか行動することが難しい。

バイトやめる学校は働くことを書いているから当たり前かもしれないけど、
バイトをやめたいという動機づけの基は、どうしても自己満足に近いエゴイスティックなものなので、
読者の僕と、松浦伸也との間にはそこの部分の違いがあるような気がした。
そう思って、整理したくて、これを書いた。



僕は、タダ働きこそ最も純粋に楽しい。

僕のシェアハウスは個室の値段が3万円〜で、共用の部屋は月に1万円で借りられる。
だから、まったく儲からない。
だけど、シェアハウスに若者が沢山住んでいるということは想像以上に面倒くさいことばかりで、
本当に毎月家賃が払えるかハラハラするし、大変だったりする。
こないだは日本語があまり出来ない、失業しちゃった住人と半日ハローワークなどを巡ったりした。
引っ越しも実費で手伝う。もちろん僕の手間賃は無しで。

お金的には全然労働に見合わないんだけど、住んでいるみんなが好きなので、僕は楽しい。
虐待から逃げてきた人が住んだり、まともに働けなくなったりした人も住んだりしているけど、
そういう男女ひとりひとりが、くっついたり、就職できたり、会社辞めたり、仕事始めたりしていく。
一緒にごはんを食べたりお酒を呑んだりしながらそういう話を聞くと、
そういう一人ひとりの人生に少しだけ関われているような背中を押せているような気がして、
なんだかじんわり嬉しくて泣きそうになる。
これがしたかったんだよなーって実感がある。

僕は労働の8割はそういうことをしたいと思って、
でも能力が2割の労働で人並みに稼げるほど無いので、
だから、収入が月5万円で楽しく暮らせるようにした。

そういう思いでいて、面白そうなことや好きな人の為のことは無料で働いてきたし、それが何より楽しかった。手伝われる人はいつも最初はポカーンとして、一瞬、僕が何か変な裏があるのではないかと勘ぐってきたりしたけど、最後はとても喜んでくださって、すごく仲良くなる。だから本当にそれが嬉しかった。

錦糸町河内音頭もそう。もう何年も飲食ブースのひと会場の取り仕切りをすることになってる。
僕が関わりだしたときは本当に手弁当で関わって、お金もなくて大変だった。

役場との調整も面倒事もめちゃくちゃ大変だったけど、それでも、
鷲巣さんや山田さんが喜んでくれるのがとても嬉しかった。

それを僕は2年続けて、3年めからは少しだけ手間賃がいただけるようになった。
そんな仕事は自然と発展していくこともある。

僕の人脈がすごいという人がいるけど、そうじゃない気がする。
それは単なる結果で、元の部分で間違ってる。

僕は人脈をつくろうとしていないし、好きな人しか繋がりたくない。
広い繋がりなんかどうでもいい。

それより深いつながりが好きだし、大事だ。

最も深いつながりは家族なので、親兄弟や祖父母を大事にしてる。
大事にすることで、なんというかいつでもリセット出来る。
頑張りすぎちゃった時に、自分の素直な部分に戻ってこれる。



少しはなしは変わるようで変わらないんだけど、
そこまで有名でない若手の芸人さんが様々な友達にお金を借りていくというバラエティー番組があった。
彼は一般的な知名度以上に、大阪の地元の会社の社長や飲み屋のマスターなどに可愛がられており、
紆余曲折ありながら、結局24時間で、400万円以上借りてしまう。
それについての良し悪しはあるし、最近彼は飲酒運転で捕まってしまうのだけど、

人間性はともかく、その結果はすごいと思う。

なんというか、彼らは労働という形式にとらわれないことをして関係をつくってるんだと思う。
沢山の時間を、お金を対価にもらうことなく他人に割いてる。

人を笑わせる能力を存分に使って、お客さんでない相手を喜ばせてる。
それが相手から信頼を得ていく。
それが仕事にもつながっていくんだと思う。


だから、まず好きな他人に、喜んで自分の時間を割いてしまうべきなのかもしれない。

相手に喜んでもらって、自分も嬉しくてって経験をしてみる。

それを仕事の合間や隙間で少しづつしてしまうのがいいような気がする。



そのための第一歩として、時間を割きたい人を見つけるべきだ。
家族でもいいし、友達でもいい。

面白そうな人が何処かにいたら、まず会いに行って、
それでその人が面白い、好きだと思ったら、彼らに時間を割いてみる。
押し付けにならないようにだけ注意しながら、丁寧にざっくばらんに話してみる。
何か大変そうだったらそれを手伝ってみて、相手と一緒に笑えることを探してみる。

それが一番ちいさくて前向きな一歩になるかもしれない。
恐れることはないよ、自分のことを心から好いてくれる人が、人は好きだから。
おそらくだけど、気になった時点で、相手とはお互いにいい友達になれると思う。


長くなったけど、これまでをバイトやめる学校の感想とします。
気になることや、わからないことがあったらなんでも聞いてみてください。
あなたの読んだ気持ちを聞かせてください。







最終更新日  2017年07月17日 13時46分12秒
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