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カテゴリ:アンカラ生活
4日間のクルバンバイラム(イスラムの犠牲祭)が終わりました。3日間かけて家中のカーテンをすべて洗い、窓を拭き、ほこりを払い(・・・普段怠けている証拠)・・・と大掃除をしたのにもかかわらず結局我が家には誰も訪れず。
・・・4日間ずっと夫君の両親宅にいたので当たり前ですが・・・ははは。 去年は牛さんを“犠牲”にしましたが、今年は夫君はメフメットジックバクフ(戦闘で犠牲になったトルコ兵の家族を支援する基金)へ、両親はミグロス(スーパー)に頼んで羊さんを一頭カットしてもらいました。 ミグロスの宣伝では“あなたの名前でカットし、パケットにして10リラエクストラ払えば自宅までお届けします”とあったので、てっきり肉コーナーで売っているような小分けのパッケージにしてやってくるのかと思っていたら、1頭の羊さんが6枚(足4本、胸部2枚)に“おろされて”届けられました。 台所でせっせとさらなる解体作業をした私たち。カプジュさんたちにあげる分、自分たちで食べる分、そして“ごみ”となる部分を猫さんたちへ、と分けました。羊さんの足をガッツリつかんで肉をそぎ落としてるとき、ふっと、石器時代から人間はこうやって肉を食べてていまもかわらないんだなあ、と思っちゃいました。肉が動物の原型に近ければ近いほどいろいろと考えさせられます。 *** 我が親戚、ほとんどみんなアンカラにいるにもかかわらず、私たちは普段そんなに会うこともなく、人によっては“バイラムからバイラムへ”とバイラムしか会わなかったり。そんな親戚でもバイラムとなれば、訪問し訪問されで、最低2回、親戚宅でかちあうこともあるので、多い人は3-4回、と短期集中型で何度もあったりします。 訪問するたびにボレッキ、バクラバ(複数個)、ドルマ等々を出され、家ではカブルマ(クルバンのお肉をいためたもの)を食べ、と大幅に摂取カロリーオーバー。あまーいバクラバにカイマクをぬりたくって、おいしい~!とぺろりんとたえらげる自分に驚きもし。 今週からもちろん再びジムに足しげく通わなくてはなりませぬ。 バイラムのお土産に夫君両親に、今年は体脂肪もはかれる体重計をプレゼント。(週末にいつも私たちもあの家に行くのでもちろん自分たちも使うことを考慮に入れ!) で、早速私もはかってみたら、なーんと20キロもの脂肪の存在があらたに・・・・。20キロ、ってかなりまずいです。真剣に運動です。 *** 俗に言う“国際結婚”。いろいろと問題が取りざたされたりしますが、こういうバイラムなどの時には便利ですね。“最初の2日はあなたの実家で、そのあとの2日は私ね!”とかそういう議論にならない(なれない)から。4日間ど~っぷり夫君の実家に入り浸っても心の葛藤一切なし。 夫君の従兄弟がこのバイラム中、クズイステメ(結納の前の意思確認みたいなプロセス)へと相手の家族の所に行ったのですが、行く前から、相手の家族の宗教観、支持する政党等々を話し合っているのを見るにつけ、トルコ人でなかったらからの問題もいろいろあったけど、結婚相手がトルコ人ならトルコ人でいろいろとあるのだなあ、結婚って大なり小なり家族同士でいろいろあるのだなあ、とあらためて感じてしまいました。 *** 今年も残すところわずか。ニューイヤーにはターキーを焼こうかしらね、というアンネの言葉に心躍る、年の暮れです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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