【恐怖の監獄実験】
1971年、心理学者ジンバルドー博士が行った実験。実験の目的は、監獄で起こる虐待などの様々な問題の根本が監獄そのものにあると考え人が「囚人」や「看守」になった時、行動と心理にどのような変化が現れるのかを探ること。実験の舞台となったのは、全米屈指の名門「スタンフォード大学」の地下研究室。元囚人をアドバイザーに迎え、研究室を隠しカメラ付きの監獄に改造。実験による被験者は新聞広告によって募集。期間は2週間で、日給15ドル(現在の価値で約8600円)70人以上の応募者の中から、18人を選出しくじ引きにより囚人役と看守役9人ずつに分けた。看守役は囚人役を統制するために『暴力以外なら、どんな手段をとっても構わない』と説明された。こうして前代未聞の実験が始まった!!監獄実験1日目↑実際の映像。警官も本物。囚人役に対して、目隠しをして連行し、指紋をとり、シラミ駆除剤を拭きつけ、屈辱感を与えるために下着を着用させず、粗末な囚人服を着せて、実験監獄に入れた。一方、↑表情が読まれないようサングラスを着用させたそれでも実験初日は、どこかゆるんだ空気が漂っていた。しかし、深夜2時30分看守たちは突然、囚人を起こし点呼を始めた。実はこの点呼は、当初から指示されていたものだった。その目的は囚人役には囚人番号を覚えさせ、囚人としての自覚を促す。看守役には権力を自覚させる為であった。そして、その結果が思わぬ形となって表れる !!→ to be contineud (続く)