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マックス爺のエッセイ風日記

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2007.11.12
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 あまり楽しくなかった奥会津の旅だったが、それでも幾つか収穫があった。まず「大内宿」と言う昔の宿場町を見たこと。本で読むのと実際に目で見るのとはやはり違いがある。2つ目は会津鉄道。この鉄道は栃木県に入ると東武日光線に繋がっている。あんな山の中を走る鉄道が、乗り継げば東京の浅草まで行けるなんて不思議。

 3つ目はバスの中からちらっと見えた「下野(しもつけ)街道」。大内宿の手前から山に入る細道がそれで、昔の人はあんな細い道をテクテクと歩いていたのだ。山を越え、谷を越えて歩いて行くと、やがて江戸に着くのだから不思議。そして4つ目が「大塚山古墳」。東北では名取市の雷神山古墳の次に大きい前方後円墳を、バスの車中から偶然見ることが出来た。

 私達が良く利用するバスツアーは大手のY社のもの。大抵は昼食が付き、見所も豊富。中には温泉への入浴付きなんてのも珍しくない。料金が手頃で楽しめるのが良く、「奥会津の旅」もY社のものだった。今年は既に6回利用している。

 これに対して、地元のバス会社が企画しているツアーがある。名前はズバリ「温泉バス」。今年初めて乗ったのが「薬莱高原と薬師の湯」行き。これはガーデンへの入園と温泉への入浴が半額で、アイスクリームがサービスでついた。

 今回行ったのは福島県のあだたら高原にある奥岳(おくだけ)温泉。サービスは何も無いが、休憩のために大広間が提供され、3時間半の滞在で何度でも温泉に入れる。食事は自前でも食堂で食べても良い。我が家は自家製の太巻き寿司を持って行った。見所たっぷりで弁当付きのY社のツアーに比べれば、見劣りがするのは止むを得ない。ただ温泉好きの人にとっては、ゆったりと時間が取れるこちらの方が楽しいかも知れない。

 奥岳温泉は安達太良山の中腹、高度950mほどのところにある天然温泉だった。この下には安達太良への登山口になる岳温泉がある。安達太良連峰へは学生時代に何度か登った。野地温泉に泊まり、翌朝早く出立して、確か箕輪山、鬼面山、鉄山、安達太良山と言う経路ではなかったかと思う。鉄山の裏側にある火山特有の荒涼とした風景が忘れられない。安達太良の山頂からは、バスが待つ岳温泉に下山した。あの頃は小さな温泉だったが、今回バスの車窓から見たら大きな温泉街に変わり、美しく整備されていた。

 さて私は今回、ロングタイツ、長袖のTシャツをリュックに入れた。天気が良ければ走ろうと思ったのだ。また妻は絵を描く準備をしていた。だがホテルに着いた時は大雨で霧も立ちこめており、残念ながらとても絵を描いたり、走るような天気ではなかった。

 そんな訳で、妻の作った太巻き寿司などを食べ、乳白色の「懸け流し天然温泉」に2度入り、本や新聞を読み、横になって少しだけ眠り、それでも十分に満足して帰って来た。何も説明のない添乗員に代わって、今回は良くしゃべるガイドさんだった。来月はまた妻と一緒に温泉バスに乗って、山形の赤倉温泉に行く予定だ。もうその頃はすっかり寒くなって、温泉場を走るのは無理かも知れない。





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Last updated  2007.11.12 16:36:13
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