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<懐かしいお台場の潮風>
「24時間チャリティラン・ウォーク」の参加賞はバスタオル。そして「記念品」としてレース後に手渡されたのがこしのある「うどん」と「有機野菜ポタージュ」とシソ味の納豆だった。参加賞の袋の中には他に試供品のレーズンやスーパーシールに「伯方の塩」なども入っていた。 他のレースで納豆などをくれるところはない。それらの品物はきっと海宝さんがレースを開催する地域でお世話になるお礼として購入したり、スポンサーから提供されたものなのだろう。頂いた数々の物は、言わば海宝さんがこれまでに築いて来たネットワークの証なのではないかと私には思えた。 さて、あれほど苦しんだ足の痛みの原因は何だったのだろう。走っている途中に考えたのは、磨り減ったシューズで走ったこと。2月中はほとんど8kmの帰宅ランしかせず、練習不足だったこと。老化による筋力の低下で古傷が痛んだこと。などだった。だがそれだけではどうしても合点が行かない。 帰宅後に考えた結果、長い間一定方向に走り続けたことが主たる要因だろうとの結論に達した。あのコースは反時計回りに廻るのだが、8箇所の曲がり角のうち5箇所が左折。中には鋭角に曲がる箇所もあった。そこではどうしても右足を踏ん張ることになり、76周中60周走ったとして5回×60周=300回。つまり相当の衝撃が、古傷のある右膝に最低300回以上かかった計算になる。 東京学芸大学主催の24時間走では、確か10周する毎に廻る方向を変えると聞いた。同じ方向にばかり走っていると、左右の足の疲労度にアンバランスが生じ、引いては故障の原因になるからだ。学芸大は参加者数が限定されているからそのような措置が取れるけど、同時に200人もの人が走るお台場で実施するのは困難だろう。と、なると、あのようなコースではスピードを落としてゆっくりコーナーを曲がるよう注意するのが、筋力の衰えたランナーには必要だったのかも知れない。 帰宅後も足は痛み続け、1週間ほど湿布薬を貼っていた。最初に痛んだのは右膝の古傷で、これをカバーするために右大腿四頭筋が痛み出し、最後には膝裏の筋まで傷めたことも分かった。道理で右足全体が痛かったはずだ。これに対して左足には「マメ」出来ていただけで、痛みは直ぐに治まった。 先週はこの痛む足を2つの現場で酷使した。階段を下る時には激痛が走り、思わず悲鳴を上げたものだ。暖かくなった今日からは自転車通勤を試みている。まだ膝に痛みが残っているため走るのは無理としても、4月中旬にある次のレースには間に合うと信じている。 今回初めて経験した24時間走だが、淡々と走り通すランナーがいる一方で、大いに楽しみながら走るランナーも多く、両極端のように思えた。そう言えば東京のK合さんと仲間の方が走った駅伝の部の結果はどうだったのだろう。 足を傷めたことも含めて、今回の24時間走は私にとって貴重な経験になった。そして、一晩中走り続けた仲間の姿や、ASで楽しそうに働いていた海宝さん始めスタッフの方々の笑顔や、サポーターに助けられながらも懸命に走り歩いていた障害者の方々の姿が、今でも私の瞼に浮かんで来る。お台場の潮風のあのざわめきと共に。<完> ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー <今日の短信> 昨日辺りから現場ビルの前を通る人の中に、袴姿の女性が目立つようになりました。そうなんです。もう卒業式のシーズンなんですねえ。皆さんの行く手に希望が待っていることを祈ります。 昨日、「秋田内陸100kmチャレンジマラソン」の大会要項が送られて来ました。4月1日からエントリー受付開始のこの大会は、実に3年ぶりの開催なんですよね。9月には宮城UMCの新しいTシャツを着て、仲間と一緒にあの懐かしい「花街道」を走りたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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