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マックス爺のエッセイ風日記

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2009.07.26
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晴れ雫 吐き気と暑さに苦しみながら ブーイングわからん

 荒波晴れ海から上った荘厳な太陽が、今南三陸の空を照らしている。どうやら今日は暑さに苦しみそうだ。散歩から戻って新聞を読もうとしたら、まだ届いていないそうだ。我が家だと5時前には配達されているのだが、田舎は新聞が届くのが遅いようだ。6時半になってようやく女将さんが部屋まで新聞を持って来てくれた。高校野球の県予選では、悲しいかな母校がコールド負けを喫していた。野球ボール涙ぽろり

 ごはん日本茶7時になるのを待ちかねて食堂へ急ぐ。さすがに昨夜のような豪華さはないものの、魚と野菜をふんだんに使った良心的な内容の朝食だった。ご飯をお代わりしてマラニックに備える。宿泊費の支払いを済ませてから走る準備。晴れて気温が上がる今日は、引き続きランシャツ、ランパンで走ることにした。帽子は宮城UMCのオレンジ色のもの。マラソン

 どきどきハート宿のお嫁さんが領収書と一緒に、黙って茶色の小瓶を差し出した。それは強壮剤だった。「昨日は顔色が悪かったけど、今朝はもう大丈夫なようですね」。石巻から走って来た老ランナーの体調を気遣ってくれるお嫁さんの気持ちが嬉しい。「ええ、今日は昨日より20kmも短いですから」。そう答えながら玄関先で軽くストレッチ。どうやら足に痛みはなさそうだ。うっしっしグッド

 バイバイ足跡手を振って別れを告げ、海岸から山へ入る。直接国道45号線へは向かわず、県道22号線を進むことにしたのだ。多分浜辺の美しいコースだろうと思っていたが実際は厳しい山道で、途中の谷では杉を伐り出していた。清水浜(しずはま)でようやく国道と合流。その手前で葉がユリ、花がナデシコに良く似たピンクの花を発見。旧歌津町に入ると、今度は土手に山百合の花だ。さくらスマイル

 マラソン雫登り坂を越えると管の浜までの緩い下り坂。目の前に伊里前漁港が見えて来る。ここに「歌津魚竜標本館」の案内板発見。名前は知っているがまだ観たことがない。国道から80mほど入るだけなので是非見学して行こう。その時車から「どこまで走るんですか」の声。「石巻から気仙沼まで走っている途中です」。と答えると、「頑張ってください!」との声。それに励まされて右折。スピーカオーケー

 ほえー?「水産振興センター」の隣にある物産館。標本館はその2階部分のようだ。だが体調がおかしい。寝不足が祟ったのか吐き気がする。冷たいお茶を買って2口ほど飲んだら、ようやく気分が治まった。2階に上って標本館内を観覧。「歌津魚竜」は世界でも最古の魚竜だと分かった。東北では昨夜泊まった志津川の「シヅガワリュウ」や福島の「フタバスズキリュウ」などの魚竜が、また北陸ではその後発生する恐竜の化石が出ている由。マル秘きらきら

 うお座残念ながら「ウタヅギョリュウ」の化石はレプリカだったが、その代わりイタリアで発見された巨大な魚竜の化石2体を見学出来た。国道へ戻り、そこから再び北上を開始。右手奥には泊崎半島が突き出ているようだが、山陰で全く見えない。JR陸前港駅を過ぎ、蔵内まで来てようやく紺碧の太平洋が見えた。目荒波

 荒波ヨット10時45分、二十一浜前を通過。夏休みに入ったのか大勢の子供達が海水浴をしている。気温表示は早くも28度C。これでは疲れるはずだ。11時26分、卯名沢のコンビニで早めの昼食。食べたのはお握りとカップヌードル。腹持ちするし、塩分の補給にもなるからだ。前日はコンビニがほとんどなく、それがガス欠の原因になった。11月末に走る予定の「沖縄本島東海岸単独縦断」。北部の山原では全く人家がないところが40kmほど続くはずだが、果たしてどんな作戦が取れるだろうか。しょんぼり?

 晴れ雫英気を養って11時50分スタート。日陰からカンカン照りの日向に飛び出すと肩や首が暑い。帽子の中に入れた濡れタオルが、少しは暑さ対策になるはず。登米沢から真っ直ぐ進めば本吉町役場に行き当たるはずだが、記憶がないのは道なりに右折したのだろう。小金沢駅通過。田ノ沢周辺で「大森府中館」の案内板発見。左手の山中には、奈良時代の古い城が3箇所あったとか。気仙沼地方の蝦夷に対峙するための、国府多賀城の前進基地だったのだろう。どくろいなずま

 ワイングラスウィンク13時ジャスト「道の駅大谷海岸駅」に到着。少し熱中症の症状が出始めて気分が悪い。ここはJRの駅舎を兼ねており、目の前は海水浴場になっている。日本で最も海水浴場に近い駅と書いてある。駅舎の涼しい席に座りながらアイス最中を食べ、濃い桃のジュースを無理やり飲んだ。これで少しは熱中症対策になったはず。13時17分、再び熱射の国道に飛び出す。晴れ目がハート<続く>





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Last updated  2009.07.26 10:33:53
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