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マックス爺のエッセイ風日記

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2010.04.05
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王冠ウィンク 「当たりバナナ」と最初の異変 ほえー?

地下鉄台風 59kmの部の選手は、「つばき小学校」がゴールだった。今このコースを走っているのは100kmの部の選手だけだ。1周目は「さくら小学校」入口から左折したが、2周目はそのまま島内一周道路を時計廻りに進む。岡田港へも下りず八幡神社前の曲がりくねった道を行くと、やがて小さなトンネルがあった。トンネルの中は向かい風になり、とても寒い。外へ出るとほっとする暖かさ。だが胃の調子が変。ひょっとしてAS毎にパンを食べたため、消化不良になったのかも。わからん?
 
ドレススピーカ 「当たりバナナだよ~っ!」。65.9km地点の第3ASで女の子が叫んでいる。「当たりバナナって何?」と尋ねると、「シールがあるのが当たり」との返事。何のことはない。バナナの小片に商標が張られている。たまたま私がつかんだのがそうだった。「何が当たるの?」と意地悪い質問をすると、彼女は考えながら答えた。「完走メダルがもらえるよ」。王冠きらきら

オーケースマイル へ~え。それが本当なら嬉しいんだけどねえ。折角の「当たりバナナ」だが、鴬色のメダルをもらえる保証はどこにも無い。再び長い登り坂が始まった。高低差は250m。両脇にはうっそうと茂る椿の大樹。ここは通称「椿のトンネル」。日が全く差さず寒さを感じるほどだ。苦しみに耐えながら必死に登る。さくら

ラーメン 綴れ折りの坂道を登った先に大島公園のASがあった。ここは70.5km地点。この先を考え、ポシェットから取り出した味噌汁の素を舐めた。しょっぱいが、これも塩分補給のため。このASで出されたのが「つみれ汁」。「これはキョンの肉?」。冗談を言うと、答えは「飛び魚」。へえ~っ、伊豆大島でもトビウオが獲れるんだ。ダブルの塩分補給に大満足し、再びレースに復帰。うっしっしマラソン

上向き矢印涙ぽろり さらに登り坂は続く。ようやく三原山登山道への分岐点まで到着。1周目の時は、この周辺でフルマラソンの部のトップ集団と出会った。まだ15kmを走ったに過ぎない彼らが、何故苦しそうな表情をしていたのか分からなかったが、250mもの坂道を上れば苦しいのは当然だ。失敗!

ぱーびっくり 何気なく手を見て驚いた。たまたま手袋を脱いだために分かったのだが、いつの間にか両手が大きく浮腫んでいる。「立山登山マラニック」で標高2000mを超えた時にもこんな症状が出たが、あの時の原因は高山特有の低気圧によるもの。だが標高が低い伊豆大島で何故これほど手が腫れるのかが謎だ。左手の海上遥かに霞むのは、房総半島の突端か。マル秘?

晴れ雫 気温がようやく上がって来た。暖かくなるのは良いが、徐々に発汗が進み喉が渇く。給水は次のASの「裏砂漠」までない。塩分を摂ったのも喉が渇く元になったかも知れない。それはそれで仕方がないことだ。ここはじっと我慢。距離の長いウルトラマラソンには、「耐える」と言う言葉が良く似合う。ウィンク

ダッシュドレス その時凄いスピードで私を抜いて行った人がいた。「裏砂漠のトイレに行きたいの。確かもう直ぐだよね~?」。走りながら叫ぶ後姿は女子招待選手のNさん。彼女がこんなにも開けっぴろげの明るい人だったとは。「確か1.5kmはあるね」。彼女と一緒に走っている男子招待選手のOさんは、さすがに冷静だった。「裏砂漠」の他にも黒い砂礫の川が3本はあったから、まだ少し先のはず。私はそう考えていた。それにしても早く水が飲みた~い。日本茶どきどきハート<続く>

 





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Last updated  2010.04.05 17:15:15
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