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マックス爺のエッセイ風日記

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2010.09.04
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ほえー? 臭くてゴメン! バイバイあっかんべー

目 18時13分。とうとう樹氷原ロッジ方面への分岐点に到達。ここにも「ハードロック・コンサート」の案内係の若者が2人立っていた。「蔵王温泉まで後どれくらい?」と尋ねると、1人は5kmと言う。それをもう1人が3kmくらいですと訂正した。これは嬉しい。後もう少しでゴール出来る。オーケー泣き笑い

地下鉄 最後の坂を登ると、目の前に見覚えのあるトンネルが。ここまで果たしてどれくらい登ったのだろう。きっと500mではきかないはず。18時19分。標識が上山市から山形市に変わった。道路脇の気温表示は26度。黄昏が迫る中、標高1362mの瀧山が見えた。あの麓がゴール地点の蔵王温泉だ!!富士山温泉

下向き矢印ホテル 次第に薄暗くなる山道。でもここまで来たらもう大丈夫。懐かしいカーブを下って行くと、蔵王温泉のホテル街が見え出した。良くここまで来れたものだ。日はすっかり暮れて辺りは夜の風情が漂い、浴衣姿の観光客が歩いている。最後のカーブを曲がって山形交通のバスターミナル方面に下る。18時42分ゴール。74kmに及んだ長い長い戦いはついに終わった。スマイルダブルハート

バスショック バスターミナルには誰もいない。そして山形行きのバスは2分前に出たばかり。慌てて時刻表を確認すると、約1時間後に最終便がある。何とか最終便に間に合って本当に良かった。楽しみだった日帰り温泉へ入る暇は無いと判断。急いでトイレへ行き、裸になる。もし人がいたらビックリするだろうが、そんな心配はなさそうだ。濡れタオルで体を拭き、汗臭いシャツなどは全て水洗い。マル秘目がハート

ラーメン 一段落したところで、近所のラーメン屋さんへ。ここは走りながら開店してるのを確認した所。冷たい水を2杯立て続けに飲み干し、出て来たラーメンと漬物を完食。しょっぱい汁に体が喜ぶ。店の女主人に仙台から15時間かけて走って来たと言うと、驚いて声も出ない。バスターミナルから妻に無事到着を電話し、缶ビールで1人祝杯。ビールうっしっし

星きらきら バスからの夜景がきれいだった。乗客は私を入れてもたったの6人。山形駅では次の電車まで1時間待つため、急遽バスにした。15時間以上走った疲労があるはずだが、神経の興奮が治まらないせいか眠気も出ない。それにラーメンの汁、缶ビール、冷たい水を0.5リットル以上飲んだにも関わらず、帰宅まで尿意を催さなかったのが不思議。あれだけ走りながら水を飲んだ積りなのに、体内ではまだまだ水分不足だったのだろう。雫ほえー

ショック? 仙台到着後、家までバスで帰った。隣の席に座った青年が変な顔をしている。異臭の発生源が分からないのだろう。ランシャツなどは水洗いしたが、15時間10分かけ、74kmを走った分の汗がリュックに沁みついたままなのだ。自分でも臭うくらいだから、他人には堪らない悪臭だったはず。「犯人は私のリュックです。ゴメンナサ~イ!」と心の中で謝った。バイバイウィンク

スニーカーほえー! 翌朝シューズを見たら、左足の底だけが異様に摩り減っていた。きっと弱点のある左足が、下り坂で無意識にブレーキをかけたのだろう。この古シューズで笹谷峠とエコーライン越えをした。大役を果たしたついでに、次の二口峠越えでも履こうと思う。それが多分最後の役目になるはず。この夏冒険に付き合ってくれたシューズよ、本当にありがとうね。そして今回も最後まで頑張った自分を、誉めてやりたいと思う。ダブルハートウィンク<完>





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Last updated  2010.09.04 10:18:34
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