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マックス爺のエッセイ風日記

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2011.01.17
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カテゴリ:日本史全般
びっくり 謎の島・伊是名 マル秘?

テレビ 「世界ふしぎ発見」で次に紹介されたのが「沖縄のピラミッド」。何かと思ったら、伊是名島の三角山のことだった。伊是名島は沖縄本島の北部にある広さ15.4平方kmで、人口は1630人の小島だ。海上から観た山はきれいな三角形だったが、人工物ではないのでピラミッドと呼ぶのはどうか。山道を登ると石垣が築かれており、頂上部の拝所(うがんじゅ)に小さな香炉が置かれていた。マル秘ぱー

富士山きらきら 北方系民族の神話の特徴は山頂に神が降臨すること。日本では神名備(かむなび)山と呼ばれる形の良い山が多い。三輪山と大神神社、三笠山と春日大社、富士山と浅間神社の関係がそうだ。白山や男体山も然り。筑波山は男体と女体の2つの峰があるが、常陸国府が置かれた石岡市側からだと、山容は美しい三角形に見える。富士山びっくり 

ほえー? 伊是名の三角山には伊是名城(ぐすく)がある。18年前に私が訪ねた時は入口に鍵がかかっていて山に登ることは出来なかった。だがあの小さな島に何故あれだけ堅固な城が築かれたのか。最北端の伊平屋島と伊是名島が、最も南部の島尻郡に所属するのも不思議。理由は2島が琉球王朝の直轄地だったためだ。グッドウィンク

ノートえんぴつ 伊是名城を築いた佐銘川大主は北隣の伊平屋島出身。彼は伊是名から本島南部の佐敷に移り住む。その2代後が第一尚氏王統の始祖となった尚巴志である。第一尚氏王統は7代64年で終わり、後を継いだのが第二尚氏王統の尚円だった。彼は伊是名島から本島に渡り、苦労の末第一王統の宰相となるが、やがて推戴されて王となる。王冠

どくろ爆弾 恐らく第一王統の最後は愚昧な王で、臣下がクーデターを起こしたのだと思われる。尚円の本名は金丸(かなまる)で、伊是名島には彼の生誕地とされる「みほそ所」がある。「ほそ」は「へそ」の古語で、へその緒や胎盤を埋めたのだろう。それにしても何故沖縄北方の小島から相次いで王統が生じたのか。わからん?

ショック! ある民俗学者の研究によれば、九州南部の倭寇が沖縄へ侵出したことと関係が深い由。さらに遠い宮古島にも倭寇の基地と伝えられる集落がある。また琉球の始祖となった男女神が本島北端の辺戸岬に立ち寄った後、東海岸沿いに本島を南下し、南部の知念半島に上陸したとの伝説がある。さらには八丈島に流された源為朝が、一時琉球に寄留したとの伝説も。いずれも北から南への移動なのだ。ほえー?

うっしっしグッド 九州のものと良く似た土器が沖縄本島からも出土することや、琉球語が日本古語の特徴を色濃く残していることなどを見ても、日本と沖縄には古くから交流があったのは間違いない。屹立する立岩の陸ギタラ、海ギタラの偉容、真夜中に神が忍び込む神アシャギの不思議な静けさ、塵一つ落ちてない美しい松山など、今でも伊是名島には神々しい雰囲気が満ち溢れている。びっくりダブルハート<続く>





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Last updated  2011.01.17 17:49:21
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