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マックス爺のエッセイ風日記

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2011.08.25
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カテゴリ:東日本大震災
 マル秘ほえー?「鯰絵」(なまずえ)と言うものをご存知だろうか。江戸時代の庶民は、地震の原因は鯰が暴れることと信じていたことを証明するものだ。安政2年(1855年)10月2日に発生した「安政大地震」の後、江戸市中に初めて「鯰絵」が出回った。当時浮世絵は幕府の許可が必要だったが、これは無届けの不法出版。ノートあっかんべー

 オーケースマイル「鯰絵」は大暴れする大鯰を人々が取り抑えたり、逆に地震を起こしたことを大鯰が謝る極めてユニークなもの。私がその存在を知ったのは職場の後輩の著書。彼は仕事の傍ら、自分が興味を持つ分野の研究を密かに行っていたのだ。今でこそ地震の原因が鯰であるなどと信じる人はいないが、わずか160年前には本気にする人が多かったことに驚く。ウィンクグッド

 ノートえんぴつ国内の古い史料には、巨大地震について記されたものがある。その1つが「貞観地震」。貞観(じょうがん)11年(869年)7月13日に東北地方で起きたこの地震によって、大津波が発生したようだ。地震の規模はマグニチュード8以上。津波は当時の政庁であった多賀城付近まで押し寄せ、大きな被害が出たみたいだ。どくろ荒波

 ノート東北大学の今村教授(地震学)と箕浦教授(地質学)の共同研究によれば、宮城県内ではこの他にも貞観津波の痕跡が何箇所かで確認されている由。そして巨大地震は800年から1100年のサイクルで発生していることも判明しているとか。北海道大学のグループは三陸海岸で同じような調査をした結果、岩手県でもほぼ1000年毎に巨大津波の被害に遭ったことが地層の発掘で確認されている。びっくりグッド

 わからん?東京電力が福島第1原発を造るに際し、この「貞観地震」の存在は知っていたようだ。だが、現実には何ら対策は取らなかった。逆に元々30mもの高さがあった地盤を、地層が弱いと言う理由で20mも掘り下げ、今回の大津波で悲惨な結果をもたらした。これは「たら話」だが、もし30mの高さのままで地盤の補強工事を進めていれば、被害はほとんど出なかったのではないか。ぷームカッ

 りんごスマイル今回の津波で被害を受けた宮城県岩沼市の農家は、ボランティアの助けを借りてトマトを栽培したようだ。これは熊本県の「塩トマト」と呼ばれる品種。やはり塩害を受けた農地で実験的に栽培し、効果があったものだ。実ったトマトは塩害にも強く、食べると甘味が強かった由。出来たトマトは感謝を込めてプレゼントしたようだが、来年は本格的に栽培する予定とか。是非とも成功してほしいと願う。ダブルハートバイバイ

 クラブ雫また、茨城県の研究機関が塩害に強い稲を育てているとのニュースを聞いた。それによれば今回育てたのはインド原産の品種で、塩害が強くても枯れずに収穫出来た由。今後は日本の品種と掛け合わせ、塩害に強くかつ美味しい稲の発見に努めるそうだ。今は雑草が生い茂る広大な田圃に、黄色い稲穂が波打つ光景を一日も早く見てみたいものだ。目がハートダブルハート





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Last updated  2011.08.25 17:21:17
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