カテゴリ:東北楽天ゴールデンイーグルス
昨日の対ロッテ戦で今季の楽天の全てのゲームが終わった。66勝71敗7分はパリーグの第5位。星野監督や選手にとって、この成績はきっと満足が行くものではなかったと思う。だが、シーズン直前の大震災によって、Kスタも補修を要する非常事態となったことを思えば、借金5で済んだのは上出来とも思える。
今季楽天球団は1勝について100万円を震災孤児の支援に充てることを表明した。66勝で6600万円。赤字に悩む楽天球団にとっては厳しい金額だが、震災孤児に役立つのならファンとしても嬉しい限りだ。最終戦の勝ち投手は新人の塩見。9勝9敗の成績は、新人賞の候補に相応しいように思えるのだが。 ただ、引退間際の山崎がホームランの本数も打点もチーム一では淋しい限り。元大リーガーの岩村も期待に応えることが出来なかった。来季は是非スラッガーが欲しい。打撃力アップを期待して、デーブ大久保が一軍の打撃コーチに就任する話が進んでいるみたい。そのため現在西武球団との間で争っている訴訟問題を取り下げたとか。 パリーグのCS進出を巡る争いもすごかった。最終戦で西武が勝ち、オリックスが敗れたために西武の3位が決まった。勝率の差はわずか1厘。千分の1の差とはビックリだった。一方セリーグの戦いも苛烈を極めた。一時2位に10ゲームの大差をつけていたヤクルトが、終盤になって主力選手の体調不良や怪我による戦線離脱が原因で失速した。 代わってトップに立ったのが中日。2年連続のリーグ優勝は球団記録と言うのも立派。だが、その監督の辞任を直前に発表した球団の非情さ。落合監督にとっては意地の優勝だったと思う。また3位争いに敗れた阪神の真弓監督の辞任も決定した。中日の後任監督は70過ぎの高木で、阪神の次期監督候補が日ハムを退団する梨田と言うのが意外。 日ハムのダルビッシュの来季の年俸が5億円と決まった由。25歳の青年が稼ぐ金額とは思えない巨額。だが彼はポスティングシステムで大リーグに行くことを希望しており、それが実現すれば球団にも巨額が支払われる計算。若くて力があるダルビッシュならきっと引き合いも多いと思う。 一方楽天の岩隈はどうか。FA資格を取った今回は球団の意向と無関係に、自分の意志だけで決定出来る。でも6勝7敗の成績で引き合いがあるかどうか。楽天の戦力外通告の中に寺田龍平の名前があった。札幌南高校卒の優秀な選手だったが、1軍での登板機会がないまま球界を去る。これもまた「弱肉強食」の球界の運命だろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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