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マックス爺のエッセイ風日記

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2013.08.11
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カテゴリ:ランニング障害
1朝日.jpg


 朝日は撮れたが、走っている走友の姿は残念ながらぶれていた。今年も8月の第1土曜日に行われた「薬莱山とお足マラニック」。これはウルトラマラソンの愛好者で作る「宮城UMC」の合同練習会。9月の「秋田内陸ウルトラ100km」を意識してのものだ。途中で「す○や」に入っているうち、3人の仲間の姿が見えなくなっていた。

 Hさんは、泉中央から地下鉄で帰ると言っていたが、EちゃんとYちゃんの2人も同じ場所から引き返したようだ。私はマウンテンバイクでの参加。最近膝の調子が悪く、それを庇いながら走っていると、他の個所まで痛み出していた。それが10kmほどの短い距離でも起きるのだ。

 これではレースはおろか、長距離の練習も無理であることは明白。だが、このマラニックには、例えどんな形でも参加したい。マウンテンバイクで行くべきか。それとも皆が出発する前に走り出し、途中で「伴走車」に収容してもらおうかと最後まで悩んだが、結局はマウンテンバイクで行く途を選んだ。往復110km。それを自己責任で走るのだ。

 「たとえマウンテンバイクでもAさんが参加してくれるのは嬉しい」。そう言っていたYちゃん。そして思わぬ大病で昨年2度の手術を受けたEちゃん。それでなくても彼女は足の怪我で苦しんでいた。皆それぞれに故障を抱え、加齢と戦っている。私も昨年不整脈で2度の手術を受け何とか復帰しようと頑張っているが、現実はそう甘くはない。 

 ようやくDさん夫妻、Tさん、そしてH君に追い着く。若いH君を除いた3人はウルトラマラソンのベテランぞろい。私より13歳ほど若く、今がウルトラランナーとして一番油が乗っている時期だ。皆のたくましい脚を自転車に乗りながら観察。脚を引きずる私と違って、美しいフォームの走りだ。間もなくS原さんと合流。彼は60代の半ば過ぎだが、故障知らずの強者。

 富谷町の中ほどでF田さんから2度目の給水を受けた時に「早めにゴールして、高原を散歩でもしたら」とKさんが言ってくれた。これは正直嬉しかった。自転車で伴走するのは、スピードが遅過ぎて逆にきついのだ。折角なので甘えさせてもらい、そこからスピードを上げた。大衡村大柳で国道4号線と別れ、国道457号線へ。通称「羽後街道」の歩道はあまり整備されておらず、凸凹のため注意深く道路の状態を観察しながらペダルを踏む。


5愛車.jpg


4分岐点道.jpg


 坂の上で自転車を止める。ここは羽後街道から別れて、山形の尾花沢方面に抜ける旧街道との分岐点。「追分の石」と説明板があった。かつての抜け道は細く、今では農作業でしか使ってない感じ。1台の車が止まった。降りて来たのは仙台明走会のFさん。ここで給水をするみたいだ。先日の「蔵王トレイルラン」で膝を傷め、今日は仲間の荷物運びに徹するとのこと。

 彼は私より年下だが、70近いはず。アップダウンが激しく、制限時間が厳しい山岳コースを完走出来たのだろうか。山が得意なM仙人でもリタイヤしたと聞く、難コースだ。失礼だと思って結果は尋ねなかったが、懇親会の挨拶で見事完走したことを知った。彼は仙台から新潟の山中までの180kmを、たった1人で走った強者でもある。

 王城寺演習場方面には向かわずに直進。その時、ちらっと2人のランナーが左折するのが見えた。この道は初めてだが、折角のチャンスなので挑戦して見ようと思ったのだ。間もなく変わった橋が見えた。思わず自転車を止めて撮影する。



7河童橋2.jpg


 橋の名は「河童橋」。へえ~っ、色麻(しかま)町には、こんな橋があったんだ。そこから間もなく左折し、田圃道へ。どうやら私が考えた道と異なり、町役場が見えない。やがて「かっぱの湯」の看板発見し、そこから右折。ここが本来のマラニックコースだ。前方にM仙人の給水車が見え、2人のランナーが休んでいた。



8エイド.jpg

 
 私達の走友会に所属するO君とSさん。先ほど左折する姿がちらっと見えたのがこの2人だ。恐らくここまで1kmを5分台で走っているはず。既に気温は30度を越えている。この炎天下をそれだけのスピードで走れるのは、かなりの走力と体力が必要。若い彼らは、我がチームの駅伝の主要メンバーなのだ。

 さらに先行すると、住吉台走友会の両S木氏とCちゃんがいた。先頭を引っ張るCちゃんも60代の半ばを過ぎている。



9かっぱの湯.jpg


 先ほど見たのが「河童橋」で、こんどは「かっぱの湯」だが、河童とどんな関係があるのだろう。さらに進むと歩くような足取りのK村さんがいた。そしてその前方からK藤さんも。彼女はゴール地点に車を置き、K村さんを出迎えようと逆走して来たのだ。K村さんは私と同学年で、今年古稀を迎えるベテランランナー。そしてK藤さんは、今でも200km超級のレースを完走する実力者ランナーなのだ。



10婆2人.jpg


 「Aちゃん、私もとうとう走れなくなったよ」とK村さん(左側)。それでも家から35kmは走るのだ。「もうダメだと思いながら、その都度復活するんだよね」とK藤さん(右側)。2人とも私の不調を知っている。走友よありがとう。歳も近く、厳しいウルトラマラソンに挑戦し続けて来た仲間だからこそ、共に加齢と戦う苦しみが分かり合えるのだ。やはりマウンテンバイクでも参加して良かった。<続く>








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Last updated  2013.08.11 05:52:42
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