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マックス爺のエッセイ風日記

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2016.12.05
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テーマ:短歌(1696)
カテゴリ:短歌
<秋の実を詠む>

 この秋も色んな実を見かけました。今日はそんな実の2回目。前回同様に下手な短歌を添えてみました。ご笑覧いただけたら嬉しいです。ぽっ 

 
     

       茶色の実ヘクソカズラの美しき嫌われ者の名前なれども


  

       シャリンバイ同時につけし花と実を秋深き日に初めて見たり


  

       麗しき名前よ汝はマユミなりその木で強き弓作りしか


  

       碧空に向かひて漕ぎしブランコはショコラ色せし真弓の実なり


  

       真弓早や実の割れしかな干し葡萄色せし種の貌覗きたり

  

       空中に飛び出したりし紅き実は師走を飾る吊るし雛なり

        

         誰一人獲る者のなき柿の実はやがて熟してヒヨドリが喰ふ


  

       まだ青さ残れる柚子に晩秋の暖かき陽は降り注ぎたり


  

       柚子三つ肩寄せ合ひて何語る今夜の鍋に使われるやも


  

       やうやくに柚子も明るき色となる秋深まりしみちのくの庭

  

       鈴生りの柚子輝きし道の端吾の物なら楽しからうに


  

       鬼灯の皮破けたる内側も透かして見ゆる秋となりけり


  

       甘藍は中国名のキャベツなり少し虫食ひ甘さの証拠

  

       丈低き樹に釣り合はぬ花梨なり肌艶めきて芳香放つ


  

       金色の堅き果実よ名は花梨顔に似合はずジャムになるらし


       

         頼りなき実よ誰一人振り向かぬ白南天は淋しかりけり


  

       悟りたる風情なりけり白南天ただひたすらに経を唱へて


            

             災ひを転ずると云ふ南天もやうやく赤く染まりて来たり


  

       秋更けて南天の実は太りしか苦しみながら仆れむとして


  

       鉢植への林檎の苗に四つの実驚きて見ぬ通りすがりに

 近所を散歩していると、たまに思いがけないものを発見します。このリンゴもそうでした。短歌には4つの実としてますが、本当は10個ほどのリンゴが輝いていました。さほど広い庭でも、日当たりの良い庭でもありません。ですがきっと家の主人の手入れが良いせいで、鉢植えの小さな樹に鈴生りのリンゴが実っていたのです。実に愉快。広い農園でなく、住宅地の道端で元気の良いリンゴを観られたのですからねえ。りんごぺろり<続く>





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Last updated  2016.12.05 05:10:54
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