テーマ:写真俳句ブログ(36919)
カテゴリ:俳句
ある朝目覚めたら、外は一面の銀世界。あたふたと朝食を済ませて雪を撮りに家を出た。つい最近のこと、自作の俳句を3日連続でブログに載せたら、アクセス数が半分に減った。それでも懲りずに俳句を詠む。しかも今度のテーマは雪だから、色気も全くない。まあブログを始めた頃は手探り状態だったので、それに比べたらまだ良いのかも知れない。最後までお付き合いいただけたら嬉しい。
![]() 目覚むればただ一面の銀世界 ![]() ![]() 指先の冷たき朝の目覚めかな ![]() 玄米に鰯一匹冬の膳 ![]() 幻日や小雪そろそろ止まんとす *げんじつ ![]() ![]() 葉の落ちし小枝に重き雪の色 ![]() 柿の木の仁王立ちして冬の畑 ![]() 雪中にカサブランカを捨てし人 ![]() 竹の雪思はず腰の曲がりたる ![]() 雪の日や五葉の松の慌てぶり ![]() 川寒し流るる傍に萎れし実 ![]() 冬の川町内老人ばかりなり ![]() 生も死も超越したる雪の色 ![]() 捨てし夢幾つありしか冬の山 ![]() この冬も逢ひたる雪の懐かしき ![]() 山茶花の凍てつきさうな色形 ![]() 山茶花の蕾に重き試練かな ![]() ![]() ![]() 荒れし日や風雪蝋梅の灯り消す ![]() 雪被る南天の彩目出度けれ <続く> ![]() 現役の前衛芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋。 曰く。「運命の前では、いかなる人も無力。だから、いつも謙虚でいる」。 誰の言葉かは分からないが、小さな字で「どんなに愛する人でも、いつ奪われるかわからない」とある。本当にそうだ。最近著名人の訃報を聞くと、必ず享年を調べている。私より年長の方が多いが、中には若い方もおられる。きっとそれぞれにご家族がいることだろう。 たった1人で生きて来た篠田さんにしてこの述懐。運命とはそれほど軽く口に出来る言葉ではない。だからこそ真実を知れば知るほど、人は謙虚になるのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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