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マックス爺のエッセイ風日記

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2019.04.10
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カテゴリ:俳句
~花と俳句のものがたり~

  

 第3回の今回は、M公園の花と俳句を組み合わせました。最初は桜(エドヒガン)です。

  

     花の雲鐘は上野か浅草か   芭蕉

  

      青空や花は咲くことのみ思ひ   桂 信子

  

      さくら満ち一片をだに放下せず  山口誓子

さくら 以下はカタクリ(片栗)の花です。古名は堅香子(かたかご)と言います。20年前は5月初旬に咲いていた花が、今年はそれより1か月も早くこの公園の林で咲き出しています。

  

     山の湖かたくりも花濃かりけり  星野麦丘人
  
  

      片栗の一つの花の花盛り  高野素十
      
  

      かたくりは耳のうしろを見せる花  川崎展宏

  

      片栗の花ある限り登るなり  八木沢高原

       

        潮騒や片栗の花うすれゆき  村上しゅら

  

   もののふのやそをとめらが汲みまがふ寺井の上の堅香子の花  大伴家持

 

     かたくりの花の韋駄天走りかな  綾部仁喜

  

      かたくりの葉にかたくりの花の影  西川章夫

        

          かたかごの花の辺ことば惜しみけり  鍵和田柚子

  

      どの花となくかたかごのかげりたる  深見けん二

  

      かたかごが咲き山神は少彦  下田 稔

 ぽっ大伴家持の和歌を交えて何とか間に合いました。これからも花の情報は続きます。<完>





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Last updated  2019.04.10 00:00:34
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