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2008年01月14日
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 2億5000万年前、スーパー・プルーンは史上最大の火山噴火を誘発し、地球は焦熱地獄となりました。さらに海底のメタン・ハイドレードが、海水温度の上層で膨大な量のメタンガスを発生させ、酸素と結合して相殺し、極端な酸素不足をもたらしたのでございます。そして、生物の95%が絶滅した。

 焦熱地獄が治まった後も、酸素不足は回復せず、その状態が1億年も続きました。わずかに生き残った生物はこの過酷な状況になんとか適応し、存続しようと、のたうちまわったのであります。われわれの祖先、つまり、脊椎動物の祖先でありますキノドン(単弓類)もその生き残り組みに入っておりまして、断末魔の悲鳴を上げながら体を酸素不足に適応できるように進化させていきました。

 その酸素不足をいかにして克服するか、それには呼吸効率を良くしなければならない。そこで現れたのが、われわれの次の祖先でありますトリナクソドンであります。彼らは肋骨を胸部だけにし、横隔膜を持つようになった。これによって呼吸をしやすくし、酸素を多く取り入れられるようにしたのであります。

 一方、恐竜や鳥類の祖先であります双弓類は特殊な呼吸器官、機能システムを持つようになった。これは酸素を吸って炭酸ガスを出す、という呼吸において、肺の中に絶えず酸素があって、炭酸ガスが絶えず排出される、という仕組みになっております。

 したがって、酸素があるときとないとき、炭酸ガスが充満しているときとそうでないとき、に分かれるわれわれの呼吸法の数倍も、酸素取入れ効果が優れているわけであります。

 その結果はどうなったか? 酸素濃度が高まるにつれて特殊機能システムを持った恐竜の祖先は巨大化していきます。そして、巨大化しないものは、その分を飛翔エネルギーに振り替えて鳥類へと進化して行ったのであります。

 われわれの祖先はネズミのような小動物で、卵を産むことから次第に胎生へと進化していきます。そのほうが酸素を多く母体からもらうことが出来、外敵の被害に遭うのも少なくなるからであります。

 最初の胎生動物はエオマイア(黎明期の母)と呼ばれておりまして、その化石が1億2千5百万年前の地層から発見されております。

 大量絶滅から一億6000万年後、酸素濃度は回復し、巨大生物の出現となります。30メートルの草食恐竜アパトサウルス、11メートルの肉食恐竜アロサウルス、翼の全長8メートルの翼竜プテラノドン、その他いろいろが続々と現れました。

 そして、地上は恐竜の王国時代となり、ネズミのようなわれわれの祖先は彼らの脅威にさらされて逃げ回っていたのであります。

 そして、6500万年前、その恐竜たちは巨大隕石の地球直撃によって絶滅いたしました。2億年も繁栄した恐竜・・・、わずか500万年余しか経っていない人類が、果たしてそれ以上に存続し、繁栄し、進化していけるだろうか? あまりにも不安材料が多すぎます。

 今までの進化が地球、宇宙のパワーによってなされてきたものであれば、これからの人類の進化は、人類自らの愛と正義と思いやりのパワーで推し進めていかねばなりません。

 そうでなければ恐竜が絶滅して人類にその王座を明け渡したように、われわれ人類も天地大自然のパワーに根絶させられて、別の生命体に王座を明け渡さねばならなくなるのです。

 いつまでも憎しみあって殺しあったり、戦争したり、個人主義に走っているときではないと思います。世界一列みな兄弟姉妹、肉親であります。寛大な心でお互いを許しあい、心の完成を目指し、真実誠の慈悲と実践の道を歩んでいきましょう!





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最終更新日  2008年01月14日 06時39分33秒
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