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今日の沖縄は最低気温が17℃の寒い一日でした。沖縄の17℃は東京の7℃に匹敵します。風が絶えず吹いているからです。そうなると男たちはトイレが早くなります。
現場の男たちは作業の手を止めて、ススキの繁みへ行ったり来たりが頻繁になった。午後、1時過ぎ、Nさんがそのススキの繁みへ駆け込んでいった。それから数分が過ぎた。しかし、なかなか出てこないのであります。 しばらくして、野獣のような呻き声がその繁みから聴こえてきた。何事か、と私は驚いてそこへ跳んで行った。N君がパニック状態でズボンのチャックを指でチャカチャカしているのであります。 「どうしたのだ?」 と背後から尋ねても、彼はただ呻くだけであります。 ・・・おかしい。そこで彼の前へ回った。そこで私は見てはならないもの見てしまったのです。事態は一大事であります。 なんと、彼の黄金の玉を包む袋の皮が、見事にチャックに食い込んでいるのであります。N君の顔面は真っ青、唇は紫色に変色している。額からは汗がだらだら、 「だ、ず、げ、で、ぐれ~~~、いだいよ~~~」 N君の断末魔の呻きに私は慌てふためいた。確か土手の上に病院があった。私は彼を抱えるようにしてその病院へ運んだ。受付に事情を話すと彼女はビックリ、特別の計らいで、即、手術台へ運ばれた。 医師は高齢でノンビリしている。 「なぬ、金玉の皮がチャック食い込んだ? それは私でも痛い。すぐに麻酔をうって手術せんとならん・・・」 N君は手術台に仰向けとなり、チャックの部分だけを残してズボンを全て切除、取り除かれてしまった。 ところが、なんとチャックをぶら下げた皮袋の根元から、黄金バットが硬直、動脈と静脈の青筋を立ててそそり立っているのであります。看護婦の目が輝き、高齢の医者がニヤーっと笑った。 「おー、ワンダフール! 今日は最高に良い日である・・・」 医者はそう言いながら麻酔を打ち、黄金バットを数回叩いた後、看護婦が手渡すメスを取って皮を薄く切除、見事な手さばきでチャックを取り除いたのであります。 医者と看護婦には最高の日、しかし、N君には最悪の日となりました。男性諸君、チャックを締める時は十分に気をつけましょう! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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