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カテゴリ:南部旅行
ムルシの村へ。
ムルシ族が住む辺りは国立公園に指定されている。 と言っても特に珍しい動物がいる訳でもない。 ムルシの生活を保護する為だと思う。 ツェツェ蝿という、眠り病の媒介になる吸血蝿が南部にいると聞いていたが、この公園が生息地だった。攻撃性がものすごく高く、走っている車を大群で追いかけてくる。とにかく暑いので、ちょっと窓を開けると入ってきて服の上からでも刺してくる。さされるとチクっとするだけで腫れたりはしない。たたき潰すと吸った血が飛び散る。車内大パニック。 ムルシもお金が大好き。 「写真とれー」 「皿買えー」 とうるさい。 当然、写真撮りたいし皿(木製と焼き物がある)も買いたいので、どんどん応じる。 一番皿の大きい女性が一番美しいらしいので、村一番の美女と思われる女性と2ショットを撮ってみた。 どういう理由でかは知らないが、エチオピア政府はムルシ族の(まだ皿を入れていない)若い女性が皿を入れることを禁止している。なので数十年後には、この風習は地上から無くなるだろう。それが良いことなのか悪いことなのか自分には良く分からない。 文化とは?独自性とは?均一化とは?人権とは?グローバル化とは?色々考えさせられる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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