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潤風満帆☆ごきげん号!!

潤風満帆☆ごきげん号!!

第10話以降の妄想劇場

第7話以降のネタバレから書かないと進めないので
知りたくない人は読んじゃあダメよー。
(書き始めは2007,2,14)


道明寺邸に泊まった滋が気になり、
つい道明寺の寝室を覗いてしまうつくし。
ベッドの中の道明寺と滋を見てしまう!

憤慨したつくしは道明寺に問いつめるが
断じて認めない道明寺を信頼することに。

そして とうとうきっぱりケリをつけるべく
滋には謝罪して別れを告げ、
「頼む 牧野のことは 諦めてくれ」と
類に土下座して懇願する道明寺。
願いを聞き入れ身を引く決意をする類。

しかし、滋は嫉妬心からつくしに
「結婚式は予定どおりに行う」と
交際の順調ぶりを偽る。

道明寺とつくしの交際を知った楓は激高。
西田を解雇し司を勘当する。
さらに大きな事業縮小を断行し
日本経済に大きな影響を及ぼすこととなる・・・


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つーことで、

ここまでに出て来た花沢類は
「身を引く決意をした類」


・・・あまりに寂しくて
意気消沈しておりましたが、

なんとか回復したので
普段あまり執筆しない妄想劇場を
書いてみることにしました。

頭に湧いたままを書きますねえー。

第10話以降の妄想劇場にしばしおつきあいを。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

つくしは 実はまだ気になっていた・・・・

真夜中に辛抱たまらずつい道明寺の寝室を
覗いて見てしまった・・・

滋と道明寺のありえない現場を。



道明寺と会っていても

ついつい脳裏に浮かび
ぎこちなくなるつくし・・・



つ『あ、あのさ・・・

  やっぱり滋さんと 何にもなくは・・・
  なくなくなくない?

  ってか、ないでしょうよ、やっぱっ・・・』

          (顔を赤らめ口をとんがらせて)




道『っまだ言ってんのかよっ!
  
  ナンモなかったっつってんだろーがっ!

  なんで信じられないんだ、俺様の真実をっ!
  
                     バーカ!』



つ『バカバカって、あんたがバカなんじゃないの!?

  滋さんベッドに入れて喜んでさ、
なーにが「おまえとのことは 命がけ」だよっ!?

           肉欲主義の好色一代バカ男!!

         目の端も口元もゆるんでるしっ!!
       思い出してんじゃないよ、もうっ!!』



(つくしに まくりたてられつつも

 滋の感触を思い出して 微妙に微笑んでしまう道明寺!)



道『っなわけねーだろっ!!ナンモないって!

  あいつが勝手に乗って来て・・・(あわわ)』



つ『や~~~らし~んだ~っ!!最低っ!!

  ダレも見てなきゃ何でもやるんだよね!

  つーか、いっかいそーゆーのあると
  情がうつるってゆーの聞いたことあるよっ!

  心も体もフィ、フィ、フィットネス???だっけか?
  なんかそーゆーの あんじゃない?

  あーあ、そーなんだ!ありえないっつーの!』


(すっかり道明寺の変語がうつってしまったつくし)




道『何言ってんだ、おまえ!?

  あり得ない歯槽のう漏(思考回路と言いたい)は
  
                    おまえだろ!?』



つ『もう、いいっ!』



(全速力で逃げ去ってゆくつくし)




道『ったく・・・なんなんだよ・・・

  せっかく滋とも切れて、類も諦めさせたっつーのに・・・

                    なんでだよ・・・・』




(携帯に電話する道明寺。電源が切られていて繋がらない。)




道『くそっ!』


(携帯を地面に叩き付ける道明寺、目が潤んでいる)


道『(頭を抱えて雄叫び)おあーーーー!!』


             


            ***



とぼとぼ歩くつくしに横付けする白い車。


類『よっ!』

つ『花沢類・・・』



            ***


(喫茶店にて)

類『顔・・・なんか蒼いよ?』

つ『そ、そう?』

類『司になんか された?』



つ『さ、さ、さ、さ、さ、
  さーれたりなんかするのはサ 

  滋さんであって私ではないわけで

  もー 滋さんは結婚式あげるって言ってたし
 
       道明寺のバカ! もう なんか わかんない!』




類『・・・? 命がけの恋だって牧野とのこと言ってたよ、司。

  結婚式のことだって聞いてないけどな・・・

        
        司もナンモ言ってないんでしょ、 滋さんと結婚・・・』




つ『するんじゃないの?結婚!!

  するんでしょ、きっと!

  私には結婚なんて無関係だし
  結婚しようなんて言われたわけでもないし
  なんか 知らないよ!

  滋さんと結婚して
  私とも、っ?え?

  えええええーーーー!?
  まだ10代なのに2号さんかよーっ(泣)』





類『マーキノっ・・・

  (頭を大きな手のひらでポンポン軽く叩いて)


  大丈夫だよ。司はそんなにいい加減じゃないよ。


           そんな司だって確信出来たから

            俺、牧野のこと諦めようって決めたんだから。』




つ『へっ?』


類『(コーヒー飲み干し)そうだよ?

        俺が引かないと 
    
        司・・・全力で牧野に向かってけないじゃん・・・?』




つ『・・・花沢類・・・・ごめん』


類『なんで牧野があやまんの?』


つ『だって・・・・

  思えば英徳に入って ずっと いつだって
                私のこと助けくれて・・・』



類『ピンチの時の 花沢類?(笑)』



つ『ううん、 そうじゃなくて本当は・・・』



類『なに?』


つ『・・・非常階段には 花沢類に会いに行ってたようなもんなの。

        私・・・私が花沢類が好きだったってこと 知ってた?』
         (原作に出て来る台詞↑です)


類『もちろん』
  (↑これも原作に出て来る返しの台詞です)

つ『・・・』

 

類『でも牧野は 今の牧野は 司が必要なんじゃないの?
  
              牧野は牧野の思うように頑張れ。』




つ『花沢類・・・・私の思うように?』


類『心のままに、自分に正直に。』




つ『・・・・っじゃあ、お願い。

  今日はずーっと、一緒に居て!
   
                  帰りたくない。』




類『ま、牧野?      


(まっすぐにつくしをみつめ、つくしの手を握る)


           わかったよ・・・牧野・・・・』

喫茶店のテーブルの上で
類に手を握られたつくし…



つ『…あっ… …』


ハッと我に返り手を引っ込めるつくし。


類『牧野?…』


覗き込む類…


つくし心の声
[あ~ 言っちゃったよ~っ!なんで?なんでなんで?
         (ザ・たっち風に/その余裕がある)]



類  軽くため息、
そしてテーブルの伝票をすばやく取り席を立ち、


たちまち つくしの腕を掴んで微笑む…


類『行こっ…!』

つ『ちょ…ちょっ…@*☆#&→?』


引きずられるように類に導かれるつくし。




店の扉を出た瞬間
類のアップ

風にあおられて垂れた前髪が上がる

すがすがしいような
何か少し自信を含んだ微笑み…



          ***


ホテルのディナーバイキング会場…

つ『おっつ…

た、確かに(>_<)何でもいいって、
お任せしますm(_ _)mつったよ!

でもさでもさ…花沢類いくらなんでも これじゃあ……(困)

(満面の笑みで)


私のこと胃袋の裏まで知り尽くしてんじゃないの?
  って~のぉ~~~!

     o(^o^)oキャッホーイ!!ありがとう!!』



会場正面には

『世界各国の料理探訪~美味絶品の宴~
         ディナーバイキング』

          とタイトルパネルが…



類『バイキングって・・・幼稚園以来かな・・・

 牧野 喜びそうかなって思ったんだ』




つ『はふ はふ (食べることに夢中)…おいし~~~!

  ママやパパや進にも食べさせてあげたいよ~!』



類『そうだね、また、みんなで来ようよ。

          うん、案外おいしいよね……』



二人とも 同じように はふはふ楽しんで食べてる。



             ***


外(夜9時頃)…


つ『あ~ おいしかったぁ!

  初めてのものばっかり食べて
  
  胃の中が大感謝祭だよっ!

  ありがとう~~~、花沢類!』



類『あっはっは!感謝祭?』


つ『え、おかしい?    謝肉祭って言うんだっけ?』


類『……っあ~っはっは! やっぱり牧野ってっ・・・』



つくしアップ 純真な笑顔。 ひまわりのような。


遠映しで

まだ片手でお腹押さえ 片手で腿をパンパン叩いて笑ってる類。
「大丈夫?」と不可思議な顔で類の背中をポンポンするつくし…



               ***

繁華街

つくし風のガールを 片っ端から捜し歩く道明寺…


顔を覗き別人だと控え目に「ブスッ!」て吐き捨てる…

道『どこにいんだよ…牧野…』
(遠くを見る潤んだ瞳)


               ***


同じ繁華街

カラオケ店を指して『どう?』と聞く風のつくし。


類 苦虫を噛んだような顔で
お手上げのポーズ。


じゃあ、と つくしが類の腕を掴み
走りだす…


                ***


つくしが行った先は  ゲームセンター!


類『よく来るの?』

つ『優希とショッピングのついでとかにね』


類『へぇ~ そぉなんだ… 』

つ『花沢類は まさか…     初めてだった…??』

類『うん…』

つ『じゃ、教えて差し上げましょう!(笑)』


                ***


ゲームセンターのUFOキャッチャー

タイガーマスクが底に伏せた状態で入ってるのにズーム。
(タイガーマスク:ドラマ前作で道明寺と重なるイメージ)


つくし 気付きもせずその前をルンルンで通り過ぎる…


               ***


もぐら叩きゲームに真顔で挑むつくし


(もぐら叩きながら)

つ『やっ!はっ!…とぅりゃあ!!(汗)

  ウンニャロ~!コンニャローッ!エイッ!エイッ!』



目が点状態で見入る類…


がむしゃらに もぐらを叩くつくしの脳裏には…

夕陽バックの道明寺とのキス…
夜の神社での道明寺の再告白…
覗いてしまった道明寺の寝室…
ベッドの中の滋の顔…
フラッシュバック



つ『・・・っはぁ~!やった~~!』


当然ながら得点は 100点満点!


類とハイタッチするつくし。


しかし、かすかに声が震え
瞳が濡れているつくしに気付いていた類…お見通し…



類『よ~し、じゃ、
  満点出さないわけには いかない なっ(笑)!』


ジャケットを脱いでつくしに預ける類。


つ『頑張れ、花沢類!』


類『おっ!』

つくしに力こぶ見せるポーズ。


もぐら叩き初体験の類!(^-^)


袖口をまくった腕

Vネックから たまに見える厚い胸板…


つくし心の声

〔やだ!どこ見てんのよ、あたし! 

    い、意外と類ってたくましいんだ・・・知らなかった〕


類『うぉ~!や!それっ!』


真顔から笑顔に変わって もぐら叩きに熱中してる類。


つ『頑張って!ほら、あっちも!はっ!』

一緒になって興じるつくし。



つくし心の声

〔楽しい…  久しぶりだょ…こんなに楽しいの。〕


類との過去シーン回想
♪『Flavor of life』♪


非常階段の いろいろなシーン
抱き締められるつくし
類とのデートにおめかし準備のつくし
静を追ってフランスに行く類の笑顔
NYに旅立つ道明寺を追いかけろと促した時の類…


ゲームオーバー  類も満点獲得!はしゃぐ二人…


ゲームセンターをチラ見覗きつつも
通り過ぎる道明寺……

もぐら叩きゲームは奥にあり

二人の姿には全く気付かず行ってしまう…



合コン返りの男女の群れにかすっても、
睨みもせずにスルー…

たまたまあった
しゃれたバーに入る道明寺…

カウンターに座り

道『水っ!』


もう何時間も歩き倒しで
フラフラの道明寺。
道『牧野… おまえがいねぇと……』

つっ伏す…



               ***

ゲームセンターから景品を抱えて出てくる
つくし&類…


類『…あっはは…

楽しかったよ、ありがとう、牧野!』


つ『でっ、しょ~~ぉ?

やっぱヤングはゲーセンやんなきゃ!』


類『(笑)』


つ『喉乾いたね』

類『そだね』

つ『あたしに おごらせて!』


       

             ***


バーのカウンターにツッ伏す道明寺。

携帯が鳴る。
サブ画面に 「あきら」

舌打ちしつつも 電話に出る道明寺。


道『なんだよっ!』

あ『類と一緒じゃないの? さっき家にいったら
  昼に家を出たっきりみたいで 連絡とれなくてさ。』


道『あん?  電話にでねーのか、類・・・』

あ『ずっと圏外なんだよ・・・それかオフってるか』

道『類が圏外なわけねーだろ!
  いつだって近所にいてやがるくせに!』


あ『近所って・・・・(笑)』


道『・・・!  類 誰といんだよ!?』

あ『知らねえよそんなの。 連絡つかないんだからー。』


道『(ぶち切れ!)とにかく、探せよ類のこと!早くっ!』


ブチッと携帯を切る道明寺。わなわな震える・・・・


道『類、アイツ・・・・

  諦めるって約束したんじゃねーのかよ・・・・
  つくしから身を引くんじゃねーのかよ・・・・』

うなだれる類だが
すぐに殺気だった顔でバーをあとにする



              
            ***


24時間営業のファミレス。

超デカイ パフェが アップで映る。


ウ『お待たせいたしました。
  ジャンボダイナミックブリリアントフルーツパフェ、
  でございます。』

若くはないウエイトレスが 類を意識しながら
色っぽく 類の前にジンジャエールを置いてゆく。



つ『うわっ!! ・・・思ったよりデカイ・・・・』

類『食べられるでしょ、こんくらい』

つ『(ムッ)いやーっ、ちょっと キツイかも・・・』

類『じゃ、一緒に食べよっ。おいしそーじゃん。(笑)』

つ『!?』

まじまじと類を見つめ、ちょいたじろぐつくし。



つくし、1本のパフェスプーンを見つめ ひきつり笑い。

つ『いやいやいやいや、ダイジョブダイジョブ・・・
               いっただっきまーす!』



二人が座っているのはファミレスのコーナーの席。
30センチくらい離れて隣同士で座っている。

つくしパフェを黙々と食べながら、
時々類の顔を見る。


つ『だけど、楽しかったよねー!
  久々だよー、あんなに遊んだの!』

類『(笑)すごかったね。』

つ『 1000点取ったからね!満点×10っ!!』

類微笑みながらジンジャエールを飲む。




つ『だけど、 あの さー、
  こんなに しゃべってんのって 初めてじゃない?』


類『そ だっけ?
  こんなに長い間 牧野と一緒にいるのは  

  初めてだと思うけどっ。』



つくし、店内の時計に目をやり

つ『おっつ・・・ 12時過ぎてるよ~!
  あたしたち すっかり不良だね・・・』


類『なにいってんのっ・・・(笑) 

  ふたりでずっといると 不良なの?』


つ『おっ・・・』

顔が赤くなるつくし。半分ほど残ってるパフェを
スプーンでぐしゃぐしゃかき混ぜる(照れ隠しね)。


つ『いやいやいやいや、なんとゆーか、あの、
  ごめん、そうだよね、あたしが頼んだのに・・・・


  一緒にいてって』


類『「・・・帰りたくない」(つくしの真似) っでしょっ?』


つ『(苦笑)ごめ・・ん・・・・』


類『我慢ばっかりしなくて いいんじゃない?
  甘えたって ラクしたって 牧野は牧野だから。』


つ『うん・・・

  あたしね、類に「好きかも」とか
  「好きだった」とか言われても
  イマイチちゃんとわかんなくて・・・

  だって

  花沢類・・・・には 
  私も憧れるほどの静さんって人がいて
  私なんかに構ってくれるのは
  余裕な人助けなのかなーって・・・』



類『マーキーノッ

  静にはとっくに ケジメつけたんだ。
  言わなかったこと・・・後悔してるよ。』


つ『ケジメっ?』

類『そーゆー・・・こと』

つ『知らなかった・・・それでいいの? 花沢類・・・』



類『食べなよ、パフェ』

つ『あ、うん』



窓の外を見ながら、ゆっくり語り始める類




類『司と牧野・・・

  結局は牧野の気持ち次第なんじゃないの?

  どんなことでも 助けるからさ
  司のこと本気で好きなら
  飛び込んでくしかないよっ・・・

  司 牧野が飛び込んできてくれるの
  待ってんだと思うよ・・・・

  牧野の幸せも
  司の幸せも
  きっと
  二人でないと たどりつけないとこに あるんだよ。


  俺のこと好きでいてくれた牧野が
  ・・・俺が好きになった牧野が

  司と幸せになるのが 俺は一番嬉しいんだよっ。


  ・・・ははっ!(笑)

  やせ我慢、かな?(笑)   』



つくしの手がテーブルから落ち
座面についていた類の手の甲に触れる。


類『牧野?』


つくし 座ったまま 爆睡に入ってしまっている・・・・

マフラーをつくしの膝にかけ、
つくしの方に寄り、
そーっと自分の肩につくしをもたれかけさせる類。


類『「今夜は 帰さない」って 
  
   一度は言ってみたかったよ。(笑)

             牧野、おやすみ・・・』


重なった手を優しく握りしめる類。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


美作あきらと西門総二郎が

ビル街の路地で
その筋の男達が(全員が携帯で情報収集中)
物々しい感じで囲みで話している…

(駆付けた警備会社や探偵事務所の人もいる)
(その筋とは勿論 あきらの父親率いる裏組織の人間)

あきらの携帯が鳴る。

サブ画面『司』


あ『あ~~ まただょ…司!』


総二郎に目配せ。少し離れて話し出す。

あ『はい はい…』

道『類、見つかったか?(捜し廻り息切れ)』


あ『いや、行きそうなとこは
  全部あたったんだけど、いない。』

総二郎、眉間にシワを寄せ困惑。
両手左右に引き(延ばせ延ばせ!)、
少しでも時間稼ぎをしろ!のゼスチャー。


(ぎこちなく)
あ『車も見当たらず、…足跡も見つからず
  …目撃者もおらず…データもなく…
  マフラーも落ちてなくてさ…
  おかしいよな~、それに…』

道『チンタラチンタラ 説明なっげーんだよ、おめぇっ!
  総二郎もいんだろっ!?代われ!』

総二郎、その筋の人達と談話中の為


あ『そうなんだけど、いや…』

道『だめだ! おまえら使えねぇ!
  ヘリで探させる!西田に…

  あ…西田は もういねぇのか……どうしよう…
  
  勘当食らっちまった俺には……


  あきら!おまえんちからヘリ出せ!』


あ『ああ?上空から捜査か?』


道『な、あきら、背に腹は絡めねぇんだよ…頼む!
  ヘリ出してくれ!!

  類の車を上から探せっ!』


あ『背に腹はかえられない、だろっ。

  …ちょ、ちょっと待って、(総二郎の方を伺う)


  わかった、わかった、ヘリも必要なら出してやるよ。
 
  もう少しでわかるかもしれないから、待ってろ。
 
                すぐ携帯にかけるから!』

電話を切るあきら。

あ『ヘリで見つかるかよ!ばか…』



やれやれ と総二郎のそばに戻るあきら。


総『ったくよぉ…

  でも、もう割れそうだぜ
  
  ちょっとでも俺らが先に現場に行かねぇと、
  やばくなりそうだしな。』



あ『牧野も絶対一緒だよな…
  
  牧野も牧野だよ…
  電話も通じねぇし、なにやってんだよ…』


二人とも 耐え切れず大きなあくび。


総『…あ!そう言えばこの前の茶会で
  大河原滋の親戚が来ててさ、
  道明寺家との結婚式がどうとか言ってたぞ!

  牧野その事知ったんじゃないか?』

あ『司まだケジメつけてなかったのかよ?』


顔を見合わせる二人…


           ***

つくしが見てる夢(回想シーン)

夕陽バックにつくしと道明寺
キスシーン…

シーンがぼやけて遠ざかる…



ファミレス


『お待たせ致しました、コーヒーでーす!』

また別の若くはないウエィトレスが、
コーヒーを類の前に丁寧置くが
声は大きい。
つくしを羨ましそうにチラ見。


類『ありがとう…』


ウエィトレスの声で目が覚めたつくし。


つ『…あ… 花沢類…
  …ぅ…ん…いつの間に寝ちゃったのかな…』


類『ぐっすりね…

  牧野の眠り姫、ずっと 見てた。』


つくし 類に手を握られてることに気付く。


つ『えっ!!見てたって!?ウソ ウソ!ふぇ~!?』


あたふたと 目元 口元を指でこするつくし。

早口で慌てまくり、

つ『やだっ!口開いてなかった?ヨダレ垂れてない?
  イビキ?かいてないよね?

  やっだー!なんで見てんのっ!
  ダメじゃん!起こしてよ! 』


類『あっはっはっは!大丈夫だよ、
  
  かわいい顔して、寝てたっ。

  だってさっ、
  こんな機会、滅多にないだろ…

  すぐ隣にいる牧野、

  見てないと勿体ないじゃん…』



つ『…花沢類…』

照れてうつむく…


つ『花沢類、あたしのこと…』

類『ん?』


つ『いやいやいや…、 コーヒーどうぞ。』

類『うん。牧野も なんか飲む?』


つ『…や…ちょっと今 起きたてに頭ぐるぐるで

  いっぱいいっぱいで… 』


類『(笑)そう…』

つくし モジモジして手持ちぶさた。
ゲーセンでゲットしたうちのひとつを袋から取りだし、
ヌイグルミ(ウサギ)をギューっと胸に抱く。


類『まーきの、こっち向いて。聞いて。』

類、隣のつくしを両手で自分の方に向かせる。


つ『へ?』(びくっ!)


類『俺さっ…ずっと考えてたんだ…

  牧野の寝顔見ながら。


  牧野が司とうまくいけば それでいいし
  
  今の司に俺が邪魔なら
  
  潔く身を引こうって、思ったんだ。

  辛そうな牧野見んのも、
  
  財閥背負って牧野の事にも命がけ、
  って司見てんのも

  すっごく辛かったんだよ……

  だけど司に牧野任せるって決めて、
  それから、ずっと…

  もっともっと辛くなって、

  それ、我慢して我慢して、
  気付いたんだよ。

  俺、自分のやってる事に納得出来てないって。』


つ『・・・・・・』類を見つめる。



類『こうやって牧野のそばにいて

  この時間が   ものすごく大切だと思った。』


つ『!花沢類!?』


類『牧野…司と  恋、・・・してるの?』

つ『…!』



つくし心の声

[っ完全に目が覚めた!

 花沢類の問い掛けが痛かった…

 思えば道明寺とあたしは、
 いつも何かに立ち向かい、
 何かに怯え、
 何かから逃げる様に
 イバラの道をずっと走ってきたような気がする…

 実は立ち止まって何度も考えてた…
 道明寺の弱い部分を
 ほっとけないだけなんじゃないかって…


 恋と言うなら、初恋…

 私の初恋の人、花沢類…
 今目の前にいるこの人…

 告ったわけでもなく、気が付いたら
 
       友達になっていたF4の花沢類…〕


つ『そ、それは…』


類『俺、牧野のことが大好きだよ。

  俺との恋、一から始めないっ…?』



つ『えええええっ!?なんて、今?』』


類『俺と・・・、恋を最初から始めないっ?』



つくし驚き硬直状態。



そこにタイミング良く(悪く?)
あきらと総二郎がやって来る。



あ・総『よっ、牧野!』


つ『げっ!』

驚きのあまり、手元のヌイグルミを落とす。



総『二人して昨日から連絡とれないし…』

あ『捜したぞ類~、レストランからバーにホテル!』


つ『ホ、ホテルって!!』

総『大変だったんだぞ!』


類『なんで捜してたの?急用?』



つくし、携帯電話を取り出す。

つ『うぉーっ!き、切れてるよぉ充電!!』



あ『類のはっ!?』


類『え?携帯?


     ………あ、切れてた。
     (笑)二人して奇遇だね…。』


あ・総『奇遇って…』呆れている。


つ『すみません…なんか
  迷惑かけちゃったみたいで…』



総『だいたい今の世の中、
  大都会で二人とも携帯なしなんて、
  陸の孤島にいるようなもんだろ!?』


類『そぉ?でも こうやってコーヒーも飲めてるし。』


あ・総『(ΘoΘ;)…』


類『でも孤島に二人きりってのも、ロマンチックかも(^-^)…』

つ『(ΘoΘ;)…いやぁ~(汗)』


あ『そんなことより、もうすぐ司がここに』

総『血相変えて来るぞっ!』



つ『えっ!!?』

類『なんで?』


あ『なんでって…!?

  牧野、先 帰った方がよくないか?』

総『送ってくけど』


つ『え?え?ごめん、なんかさっきから、
  びっくりすることばっかりで、
  頭パニクってるよ…』


総『は?ここで何してたんだよ、類!?』


つ『いやいやいやいや、何もしてません!』

類が愛おしむ目でつくしを見つめている…



そこに道明寺が駆付ける。
考えた末、
ここは冷静沈着に大人な対応をとろう、
との気構え。

ゆっくり大股で近付くも低い段差につまづく。
しかし余裕の笑



道『やぁやぁ諸君お揃いで…おはよう!』

あ・総『司っ!』

総『(小声で)早過ぎだろっ……』



道『うちの牧野がすっかり世話なったみたいで、
              悪かったな、類』




類『(ムッ)なんだよ、うちのって…』


道『あぁ、苗字はウチノじゃなくてマキノ、だな。』



あ・総・つ『はあっっっ!?』


総『だいぶ完徹でやられてるな…』



類『(ため息)…世話なんかしてないよ。


   牧野といたくて  昨日から一緒いた。


                 悪い?』


道『(動揺しつつ)

  お、それならそうと、
  
  …ま、牧野、俺様に言ってからにしろよ、
  
  …心配すんじゃねぇか、おっ?』


つ『…』


総『司、牧野となんかあったのか?』


道『ねぇよ。』


あ『牧野と うまく行ってて、

  なんで大河原滋との結婚進んでんだよっ!』



道『っはあっ!?知るか!そんなこと!』


総『知るかって、おまえの結婚話だろうがっ!?』


道『俺は道明寺家から勘当された人間だし、

     滋にはもうとっくに話つけた。』


あ『大河原滋の親戚にまで話行っててもかよ!』


道『!?』


あ『司、考え甘いんじゃないか…?』


総『ったく…勘当されたって言っても、

      戸籍抜いたわけでもないだろう?』

あ『おまえは、
  たった一人の
  道明寺家の息子なんだぞ!』



突然立上がり去ろうとするつくし。


つ『あたし、先 帰るね、ごめん』

類『牧野…』



道『ちょ、ちょっと待てよ!
  
  …俺様の顔見て照れ逃げかよ!?』

あ愍箸貽┐欧辰董帖幣弌法

総『新作か…(笑)』

類『・・・』


総『送ってくよ』

類『俺が送る。』

道『類…!』


つ『あ… ごめん花沢類…

  西門さんも ごめんなさい…
  ちょっと一人にならせて…』

類『牧野…』

つ『お願い』



総『そっか…そうだよな…

  わかったよ、牧野』



あ『気をつけて帰れよ…』


道『牧野っ!』


道明寺の目が見られないつくし…

ついつい類の視線に引き寄せられるつくし…


つ『花沢類、ありがとう。わがままきいてくれて…
                   じゃ…っ…』


道『…っはぁ?おまえ、
  類にわがままなこと しでかしたのかょ!?』


あ『司、まぁまぁまぁ…とがるなよ。』


小走りにファミレスを出るつくし。

類の小さな溜め息…
さっきまで つくしが居た隣を
寂しそうに見つめる。

ゲーセンでゲットした景品の詰まった紙袋だけが残っている…


道『…いや…あの…

  類…おまえ牧野と昨日のいつから…』

類『いつだったかな…』


総『ずっと二人でいたんだな、おまえら…』

類『そぅ だよ…』


あ『やるな…あ、いや、
      司、待て待てっ、ここは類の話も…』


道『わかってらぁっ…

 (溜め息)…類…諦めてくれたんだよな、

              そうだよな、類?』


総『なるべく穏便にな…』



類『司…

  司、間違ってるょ…

  俺に土下座なんかして…
    (ここまでは伏せ目がちに)

  あん時、俺も確かに…

  人に頭なんか下げたことない司…
  牧野を運命の女だって言った司…

  マジ 胸うたれて…
  心から 司と牧野のために、

  俺は身を引こうと…

 (語気荒げて)思ったんだよっ!!』


道『類!?』


あ・総『なんだ なんだ?』


類『大河原滋との結婚話がなくても、

  司がやってきたことを

  ずっと牧野の気持ちに添って
  俺は感じてきたつもりだよ!

  司は大切な大切な親友だけど、

  牧野に辛い思いしてんの…

  これ以上… たまんないんだよっ!!』


道『だ、だからよ、それはこれから、

  気持ち いれかえて、
  命懸けで牧野を… 』


類『命懸け命懸けって!?
  
  司!じゃあ聞くけど、

  俺がここで
  あきらと総二郎の前でだっていい、

  牧野のことを諦めてくれって
  土下座したら 諦めてくれるの!?』


あ『類っ!?』


総『おいおい…(汗)』


道『…』絶句


類『俺は〈命懸け〉なんて言わないよ。

  俺は 心だけで 牧野を守り通す!!』


道『類、おまえ…』



  類、穏やかに戻り…
類『親友に土下座して譲り合うなんて…
  
          間違ってるよ……

  牧野に自分で決める時間、

  もっと あげていいんじゃない…?』


道『類、おまえ そんなに牧野のこと…』


類『司も大事だけど、

  牧野が俺を求めたら、

  司には もう遠慮しない。絶対に。』


あきらアップ(効果音ピキーン!)
総二郎アップ(同じく)
道明寺アップ(同じく)

(注:F4ラウンジで類が『本気だよ』と言った折の効果音)


           ***

つくしバス通りに 走り出る…

来たバスに乗り いろんな思いにふける…

バス最後部座席真ん中に座ってる
(バス早朝のためガラ空き)。

つくしの手には
ゲーセンでゲットした
ヌイグルミ(ウサギ)が握られている。

コマギレ回想シーン
道明寺とのシーン
(NYであしらわれたシーン)
(土星のネックレスを川から拾いあげるシーン)
(後ろから抱き付かれたシーン)など

類とのシーン
(前作での非常階段)
(類との初デート)
(NYで助けてくれたシーン)など


つ『道明寺… …花沢類… 』
            苦悩の顔…


『次は~、○○公園前』
アナウンスに思いたったように下車。


つ『おいしい朝の空気、
  いっぱい吸って、リセットだぁ!』

微笑んでいる。



ファミレス
F4それぞれの前に飲み物あり


類『何があっても お互いフェアでいこっ…』

司『類…』


類『何があっても俺らは 変わらず、だよっ…

  ね、あきらも、 総二郎も…

               頼むからさっ… 』


総『類…』

あ『わかったよ…』

総『俺らは 天下のF4、だしな。(笑)』

あ『コイツ、こればっか…(笑)』


類『ありがと』
ほほ笑んでいる。

司だけ複雑さを隠せないで無言…


             ***



○○公園(代々木公園とかみたいな…)

散歩していて立ち止まるつくし。



つ『んー!いい景色だっ!!
  早起きは三文の得ってね~!o(^o^)o』


つくしの背後から飛び付く大きな犬!
(アフガンハウンドとかダルメシアンのような)

つ『おっつ!びっくりしたぁ~! おおおお~!』


離れたところから

『ステファニ~!!だ~めよ~~~!』

飼い主が走り寄る。



つ『おおお おおお~』

犬がつくしの顔を
ペロペロなめまくっている…




飼い主『あらあらあら、ごめんなさいね!ステファニッ!!』

飼い主(高畑淳子さん、に是非)
小洒落たスポーツジャージ(ホワイトシルバー)上下に運動靴、
ニットキャップに髪をしまった、スタイルのいい長身の女性。


つ『いやぁ、つうか、可愛いですね、…』たじたじ

飼『ごめんなさい、ホント。
  リードはずしたら、急にあなたに走ってって…』

飼い主まじまじとつくしを見る。

飼『あら!?
  あらあらっ?あなたっ!?』


つ『はいっ?』

飼『牧野…牧野つくしさんでしょう!?』

つ『ええっ?あ…はいっ…』

飼『まあ!やっぱりっ!
  やっぱりなのね!まあ!まあ!

  去年のTOJ、準優勝されたでしょう?
  あの写真が唯一家にあるのよ~!
  英徳ニュースの切り抜きだけど!!』


つ『あ…はぁ…  はあっ???』

飼『光栄だわ!こんなところで、ねぇ!』

つ『…あ 英徳関係者の方でいらっしゃ… 』

  

   飼い主つくしを思いきりハグ!

つ『あぅ…ぐ、ぐるじいで…すぅ…』

    ステファニーが足下で小躍り(笑)。



飼『ね!ちょっと付き合って下さる?
  この子のキャッチボール。
  構わない?』


つ『あ…あ…あ、はい』

つくし心の声

〔なんなんだ この人! …ま、気分転換になるかも。
 
 英徳にきっと関係ある人なんだろうし…

 怪しい人でもないだろうし、っと・・・・
 よーし!!〕

             ***


ステファニー、つくし、飼い主の女性、
遠く間隔を取って
交互にボール楽しそうに投げてる。


つぶやく飼い主。穏やかに爽やかに微笑む。

飼『牧野つくしさん…
  ホント 快活で可愛いお嬢さん…』


ステファニーと戯れながら

つ『かなり上手になりましたよね、ステファニー!
  キャッチして戻ってくるのも早くなって!
  すごいです!!

  (ステファニーに)
  いい子だねえ、おまえー。』


           ***



ファミレスにまだいる道明寺とあきらと総二郎。

総『ねむっ・・・・』

あ『さすがに な・・・・』

道『おまえらっ・・・(ため息)

  牧野のやつ、照れ逃げしやがってっ・・・!』


総『(小声で)いや、だから、それは違うだろっ・・』


道『類の奴も 言いたいこと言って帰りやがった・・・』


総『ああ』

あ『そうだな』


道『よくそんなに落ち着いてられるな、おまえらは!
  どこまで鈍感なんだよっ!!??』


総『はあっ???』


道『今頃 また あいつら
  どっかで一緒にいるかもしんねえじゃねえかよっ!』


総『つかさぁ~・・・・』

あ『おいおいおいおい・・・司くん・・・』


総『さあ、眠いだろうけどしっかり考えてみようね。』

あ『牧野も 類も ふたりとも』

総『携帯の充電切れてんの。』

あ『連絡とってどっかで会ったり できないんだよ。』

総『充電器は、 ありません。』


道『おお?そうなのか?
  で、でもよ、どっかで充電できてたりするかもしれねっ!』


総『牧野と類に限っては  そんな機転はききません。』

あ『(笑)だよなー!ありえねー!

  よかったな!司!』


総・あ『あははははははは・・・・!!』


道明寺 安心して(笑)テーブルに突っ伏す。




             
               ***


類 ファミレスから家に向かい、
白いスポーツカーを走らせている。
遠くを見つめる瞳。


~類の子供の頃の回想シーン・・・~


辛いことがあって家で泣いている
小さいの頃の類がベッドでうつ伏せで寝ている
ヒックヒックまだ泣いている

母「辛かったのね・・・」

類の背中をなでている。
母の背中が手前。その向こうに類。


類「・・・」

母「大丈夫よ・・・・」


類「僕は 大きくなったらお母さまと結婚するね、絶対。」

母「まあ、そうなの?
  でもね、お母さまは類のお母さまだから、
  大きくなってもずっとお母さまなの。
  お嫁さんにはなれないんだなー、これが。」

類「どうしても?」

母「残念!・・・どうしても。
  お母さまはね、あなたが大きくなって
  だーいすきになる女の子を楽しみにしてるのよ。

類はー、
  将来お父様の会社を継がなきゃいけないけれど
  お母さまもお父さまも
  あなたのお嫁さんだけは、
  あなたに決めさせるって 同じ考えなのよ。

  類の一番大事一番好きな人・・・・」

チビ類 寝たふりをしながら 
一生懸命 意味を考えている・・
(回想シーンおわり)







・・・
つくしの笑顔回想・・・薄らぐつくしの笑顔。
類 車を停めて ため息。  軽く苦笑い。


類「一番大事な一番好きな人、か・・・
  本当にそういう人とは  一緒になれないんだな・・・」


車から出る類。
空は快晴。
青空に大きく伸びをする・・・
 


ゆっくりと花沢邸中庭へ入ってゆく
長い前髪が両目を覆
ふっと笑う口元。







               ***


公園の自動販売機の横のベンチに腰掛けるつくし。
すぐ横にステファニー。

飼『はい、お礼。』

缶ジュースをつくしに手渡す飼い主。

つ『あ、ありがとうございます!』

飼『どういたしまして。こちらこそ、ありがとう。』

つ『いただきます。』


ステファニー、ちぎれんばかりに尾を振っている。

空は快晴。




            ***



道明寺、総二郎、あきら、
ファミレスを出てゆく。
あきらの手回しで迎えのリムジンが店の前に。

乗り込む三人。

座るなり爆睡の道明寺。


あ『牧野もいい加減 司信じて どっしり構えないとな・・・』

総『ああ。こんなことしてちゃ、
  司もまた 前みたいに荒れ出すのも時間の問題だな・・・』

あ『司も牧野も 世話焼かせやがって・・・
  いつまで手かけさせんだよ・・・』

総『・・・だなっ・・・』


走り去るリムジン。



         ***




青空を仰いでいるつくし。
久々 すっきりした笑顔。




         ***





花沢邸。

類が自室に帰ってくる。

類がいつもバイオリンを弾いている窓辺に人影。




つくしの後ろ姿である。



類『牧野っ!!??』


振り返るつくし。
真顔。緊張している。



類『なんで いるんだよ!?』


つ『なぜでしょう?』いたずらっぽく。


類『全然 わかんないんだけど・・・』 とかいいながら、半笑い。


つ『花沢類、 目、ウサギみたいだよっ・・・』

類『そ、そう?』



つ『泣いてたの?』

類『まさか、全然叩?



類『あれから どうしてたの?』



つ『ちょ・・・っとね』


類『ちょっとって、どこ行ってたの?』





つ『ステファニーと遊んでたんだよ。』

類『え? うちの?』

つ『うん。公園で会ってね。』



類『あ・・・・(笑)
  ステファニーに 連れて来られたんだ、ここまで・・・。』
              類 目が潤んでいる。

つ『あ?うん、そーだね。(笑)』


類『牧野・・・』


つくしと 類  しばし 見つめ合う。




類『あいつには 毎日牧野のこと 話してるからさ。
  そっか、あいつが牧野 みつけてくれたんだ・・・(笑)』


つ『(笑)えっ? 』
 
  類の声がかすかに震えるのに気付き、
  なぜか つくしもつられて ちょっともらい泣き。



つ『ほんとは、花沢類のお母さんにさ、公園で偶然会っちゃってね。
  いろんな話 聞いたよ。
  お母さん、私のこといっぱい知ってたんだね。
  なんか、恥ずかしいよ。

  花沢類のお母さんに抱きしめられちゃってさ。
  びっくりしたよ・・・

  ここに連れて来られてさ、
  お父さんにも抱きしめられちゃったよ、あはっ・・・
  ホント ・・・
  すごい歓迎ぶりだね。びっくりだよ。』



類『牧野・・・』

  とうとう涙がこぼれてしまった。
  仰向いてごまかす類。

  つくしに背を向けるように
  出窓の方へ歩いてゆく。



類『俺、司に言っといた。

  牧野がどうしたいか、もっと時間をやってって。
  司は命懸けでも、
  俺は心だけでも牧野を守るって。

  最後はホント、牧野の気持ちが大事だから。


  (笑)・・・ホント言うと、
  牧野が先 帰って  
  たまらなく不安になったんだよ・・・


  そんなわけないんだけど
  もう、ずっと会えないような気がしてさ・・・


  まさか ここで会えるなんて・・・
  思わないからさ・・・

  こんなことなら、』






つ『・・・・』

類『牧野・・・』


つくしの方に向き直る類。
前から大きく覆うようにだきしめようとする。

その腕を両手で止めるつくし。
止めたその手を類の背中にまわす。
つくしの片手には
ゲーセンでゲットしたウサギのぬいぐるみ。


類をそっと抱き止めるつくし。



つ『・・・泣かないでよ・・・』


類『泣いてないよっ・・・

  でも、こんなことなら もっと早く
  ここに来れば良かったね・・・

  バカみたいに ひとりで 落ちてた・・・

  バカだよ・・・ほんと』



類、つくしの手を解いて
すっぽりとつくしを覆うように抱きしめる。


つくし『花沢類・・・ごめん・・・ありがとう』(涙声)


つくしの心の声

<初めてだった・・・・
 あたしは体の力を全部抜いて、
 丸ごと花沢類に抱きしめられた。
 そうして
 歓迎される花沢家の中で
 花沢類にゆだねる心地よさをついに知ってしまった・・・>


回想シーン(多用してすみません)

 非常階段(リターンズ)でのシーン
 車で駆け付けた類
 類からの携帯に出ないつくし
 などなど




そこで白い扉がゆっくり開く。


『類!』


扉を開けたのは道明寺だった。
類 道明寺をうつろげに見つめる。

その後ろから 美作あきらと 西門総二郎が顔を出す。



振り向くつくし。

つ『道明寺っ!』



                        妄想劇場・完






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!!
ここまで来なきゃ『揺れ動く』臨場感もなんも
始まらないっつーの!!


このあとは、
道明寺につくし奪回のため奮闘していただくと。


とにかく 積極的な花沢類を仕立てた限りは
こんのくらい最低限やってほしかった願望を
込めました。


これで<ドラマ花沢類>も
私の中で成仏(こらこら)できることでしょう!(笑)


おそまつさまでした。


(書き終わり2007/3/3)







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