サッカーと音楽 その2 ~リズム
昨年のW杯を見てから「にわかサッカーファン」の私。それ以前も横浜在住の私はマリノスを応援したりしてたけど、毎回応援に出かけるわけでもなく、選手の顔と名前が全部一致しているわけでもなく…。だから「にわか」と自覚。でもその熱は冷めない。別にベッカムやデルピエロに熱をあげてるわけでじゃない。その意味では、純粋に試合を楽しんでいるつもりだ。(って、かっこいい選手を楽しむのも楽しみ方の一つだよね?)サッカーほど世界中で愛されてるスポーツはないと思う。海外に友人が多い私。W杯の時はメールが本当に楽しかった。ドイツ人の友人とカーンのことを話し、ブラジル人の友人は、優勝決定戦が、私の住むYOKOHAMAという街で開かれると知り興奮する。オランダ人の友人は、「ヒギンズが韓国のヒーローになってるなんて!!自国では皆驚いてるのよぉ~」とメールしてくる。当然、国の代表同士が戦えば、自ずと国の文化がサッカーそのものに現われる。文化の一つ音楽。サッカーに惹かれる理由の1つは、間違いなく、音楽との不思議な繋がりを感じてしまうからだ。サッカーが強い国は、みな音楽がさかんだ。それもビートの強い音楽!ブラジル、ドイツ、イギリス、イタリア、スペイン、アレゼンチン、トルコにセネガル…ね?そうでしょ?リズム。ビート。ノリ!!!例えばブラジル。彼等のドリブルを見てると、サンバのノリを感じてしまう♪代表選手が移動のバスの中で、みんな楽器もって騒いでいるのを見た時、「やっぱり~」って思った。ちゃんと…本場ブラジルなノリしてんだもん!!!!ロナウドが、ディフェンスをかわす時の、ほんの一瞬ノリをずらす感じなんて、サンバのタンバリンそっくり?W杯初出場でいきなりベスト8になったセネガル。この国はサバールという独自の楽器を持つ。右手がバチ、左手は素手で叩く。(セネガルの試合の時に、必ず会場で鳴ってたあの楽器)私はこの楽器が好きでセネガル人のバントでキーボードを弾いてたこともある。いわゆる「西洋音楽の楽譜」に落とせないリズム。ノリは独特で、身体で覚えるしかない!と彼等に言われ、随分と鍛えてもらったものだ(笑)ドイツはクラシック音楽も有名だがテクノのメッカ。イギリスはブリティッシュロック?イタリアはカンツォーネやオベラは当然ながら音楽大好きな国。スペインのフラメンコに、アルゼンチン・タンゴ。トルコも独特のリズムがある。特有のビートやノリでボールを運ばれると、敵もなかなか崩せないのだろう。私は詳しく知らないのが残念だが、韓国もリズムがとても独特だと聴いたことがある。十七弦の奏者の友人が「一緒に演奏しているベーシストが世界中のリズムを研究してて、バリの音楽あたりにもはまってたんだけど、最後に辿り着いたのが韓国だって言ってた。日本ではあまり知られてないけど、とても複雑で、独特の世界があって夢中になってる」と。そうかぁ、韓国。強くなって当たり前なんだ。となれば、アメリカだって強くなるだろうし、中国だって!そこで思う。日本は、どんなノリがベースになるの?雅楽?民謡?和太鼓のノリ?でも、それじゃぁ日常から聴いてる音楽じゃない。普段から「耳にする音楽」ってことでもないんじゃないかと思うんだ、きっと。だってそんなこと言ったら、今日本で流れてる音楽のノリの殆どは、海外から輸入したものだもの。。。そうじゃなくって、その音楽が流れた時に、みんなが自然と身体を動かしたくなるビート、ノリ。お祭りのお囃子・・・・?日本のサッカーがどんどん強くなってくると、きっとどんなノリがベースになってるのか見えて来るんだと思うんだ☆☆きっとこのノリ!って気付いた時は、またここに書こうと思います(笑)