本気なのか冗談なのか
このチームは、本気でJを目指しているのだろうか。それとも、単なる冗談で、準加盟が承認されたというのも、単なる偶発的な事故のようなものだったのか。この試合を見ていて、そう感じました。スタメンからして、不可解な選手起用。いくら台所事情があるからと言って、この起用はないだろうと思わされるようなメンバーでした。サイドバックに増本を起用しなくても、他の選手がいたはずです。そして、水口洋次という名の置物が、異常に起用したがる選手。それが畑野。この畑野という選手は、コーチ兼任の選手で、5月の後半に自ら志願して選手登録されたのですが、そのとたんに置物がしつこく起用したがる。ということは、実はそんなにすごい選手だったのか・・・と思ってみていると、ぜんぜんそんなことはない、単なる1選手、いや、少なくともプロを目指すチームの選手としての最低限のレベルにも到達していないようなプレーばかりしていました。その畑野、相変わらずこの試合でもスタメン起用されていたのですが、相変わらずの酷いプレーの連発で、前半30分に早くも実信と交代させられました。というか、そもそも実信を最初からスタメンで起用していれば済む話だったのですが。そして試合が始まったわけですが、はっきり言って、この試合はよく0-1ですんだな、と思わされるような試合でした。0-5ぐらいで負けていてもおかしくありませんでした。というのも、あまりにも簡単に攻め込まれるのです。どうしたらこんなに簡単に攻め込まれるのか、と言いたくなるほど、酷かったです。ディフェンスの選手の動きが悪く、さらには中盤ともかみ合っていませんでした。特に、増本なんかはその典型例。不慣れなサイドバックで動きにも戸惑いが見られ、さらにその前にいるのは先述の畑野。これではまともに機能しません。ボランチの中垣や、センターディフェンダーの戸田あたりはそれでも奮闘しているように見えましたが・・・やはりそれだけでカバーできるほどのものではありませんでした。では、何故0-1で済んだのか。それは、三菱水島の選手がシュートをたくさん外していたことと、あとはキーパー井上選手の奮闘でしょう。この試合、三菱水島の選手は驚くほど簡単にシュートを外していました。まるでこちらがホームであるという空気を読んでくれたかのように(笑)考えてみれば、前期は、ガイナーレサポーターも多く詰めかけたアウェーでPKを外して下さるなど、今シーズンはたくさん空気を読んで頂きました。来シーズンもよろしくお願いします(爆)・・・というのは、冗談として。でも本当に、0-1でよく済んだな、と思わされました。攻撃に関しては、とにかく右サイドがつながらないので、頼みの綱となるのは左サイド。左サイドの鶴見はまあまあ奮闘していたものの、その他の選手との連携が悪く、また、FWの釜田選手は体調不良だったようで、動きが悪く、はっきり言って、勝てる攻撃ではありませんでした。それでも後半に1点を取られた後は、戸田が前方に上がってきて、パワープレーを展開しようとしていましたが、いかんせん連携が酷いので、うまくいきませんでした。そして、試合終了。何も残らない試合でした。「このチームは本気でJを目指しているようには見えない」という事実を再確認しただけの試合内容でした。2300人以上の観客を、落胆させるだけの試合内容でした。このチームが本気でJを目指しているのなら、はっきり言って大ナタを振るわなければならないと思います。フロントにしても、監督にしても、選手にしても。フロントについては、とにかく塚野社長が責任者なのですが、その塚野社長も、経営についての知識について言えば、やはり少ないでしょう。塚野氏のこれまでのチームへの貢献は誰もが知るところなのですが、だからといってサッカーチームの経営まで出来るとは言い難いです。塚野氏はチームの貴重なアドバイザー的な役割は果たすかも知れませんが、今の塚野氏に社長業はあまりにも重荷です。やはりそれなりに経営経験のある人、そして、サッカークラブの運営に詳しいような人が求められます。監督についてはこれまで何回も書いているのでもういいでしょう。そして、選手について。はっきり言って、今のチームで本当にプロ契約すべき選手はどのくらいいるのでしょう。おそらく、半分行くかどうか、それとも半分も行かないと思います。もっと、自分はプロであるという自覚と、活躍できなければすぐ解雇されてしまうと言う危機感を持ってプレーしてもらいたいような選手もたくさんいます。選手についても、大ナタを振るう必要があるでしょう。・・・というような事を書こうと思っていたのですが、学校が始まるため忙しく、書けませんでした。今日は少し時間があるので、書こうと思っていたら・・・ふるわれましたね。大ナタが。(次の記事へ)