走り続けるｍａｚｒａ日記

[教育問題を語る！？] カテゴリの記事

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• イスラエルｖｓパレスチナ問題

  先日、アップしたガザ地区へのイスラエルの攻撃の記事。年末年始に起きていた状況だけに、中学生の関心はいまひとつだったようです。うちのクラスで、道徳の授業に使用しました。「え？今、起こっていることなの？」「イスラエルって、、、どこ？」という反応。読み続けると、、、「グロイ。気持ち悪い。日本でよかった！」という感想。半分呼んだところで、イスラエルｖｓパレスチナ問題の歴史を私が知っている範囲で説明。感想を書かせると、半分近くの人は、きちんと考えてくれていました。でも、私の知識も後で考えれば中途半端。後で、ネットで調べなおしました。やっぱり、「知ること」は、大事ですね。同じニュースを聞いても、知る人と知らない人では反応はまったく違う気がします。これが、本当の意味での「勉強」ですね。

  2009.01.10

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• ありえない事故！？

  昨日、ネットで見たんですけど、「小学校の教室内で追いかけごっこをしていて、追いかけていた6年生の児童がこけて、机で頭を打って死亡。」ちょっとありえなくない！？よく学校でも、ちょっとしたことが大事故につながるんだと言いますが、、、さすがに、教室内の追いかけごっこで死亡事故が起こるとは、思ってもみませんでした。

  2008.12.02

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• 学校のトイレは誰が掃除するもの？

  横浜市教育委員会が今月から、児童生徒による学校のトイレ清掃を約三十年ぶりに再開するそうです。って、今まで誰が掃除していたの！？横浜では、業者や校務員さんがしていたそうな。児童による清掃を行っていない理由は、感染症にかかる懸念があるなど衛生面での問題だそうな。しかも、横浜では教職員の間でも生徒によるトイレ掃除に対して意見が賛否が対立している様子。私の教員生活から言わせてもらえば、「生徒が掃除していない学校ってあったの！？」です。どこまで学校世界は優しくなりすぎているのでしょうか。さて、横浜市が生徒によるトイレ掃除再開を考えたのは、トイレが、生徒による破壊行為でボロボロにされているから、、、だそうな。トイレを自分たちで掃除すれば、破壊行為が減少する、、、それを当て込んでのこと。何か、打算だな。いくら、「トイレを掃除することで心まできれいにする。」と打ち上げても大人の打算が見え見えです。でも、私の経験から言って生徒が掃除することで、感染症になったという話は１つも聞きません。まあ、私も生徒が帰った後に、トイレの掃除を少しはしますけどね。

  2008.11.08

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• 学習指導要領案改定。４０年ぶり授業増！

  40年ぶりですか、、、私が中学生だったのは、30年ほど前。学習内容が一番濃密な時期だったんですね。小学校6年間で、５８２１時間。中学校3年間で、３５３５時間。私が高校生の時期から、いわゆる「ゆとり教育」が始まったようです。現在の教育課程では、小学校6年間で、５３６７時間。中学校3年間で、２９４０時間。この時間数だけ見ても、激減ですね。さらに、現在の教育課程には、総合学習や選択学習も含まれた数字。そして、今回の改訂。算数、数学は案の上の改定内容です。算数では、円周率３．１４の完全復活、台形の公式。数学では、球の体積・表面積、2次方程式の解の公式、標本調査、相似な図形の表面積と体積、図形の移動、投影図。過去にも何度と消えては戻ってきた、、、という内容が多いですね。問題は、この増加分が増加する70時間分より少ないのか、多いのかということだと思います。たとえ時間数が増えても増加分のほうが少ないのであれば、「ゆとり」は、あるのですから。教える内容に追いかけられているようでは、内容の定着も期待できないと思います。さて、どうなんでしょう？

  2008.02.15

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• 携帯使う小学生の方が、学力は高い！？

  驚きの調査結果が出ましたね！それも、「全国学力・学習状況調査」を分析した東京都教育庁の調査結果で、、、でも、コレは統計のマジックだそうです。携帯を煩雑に使う小学生には、塾通いが多い。塾通いが多い児童には、学力が高いものが多い。だから、携帯を使う小学生は、学力が高い。となるようです。ちなみに、中学３年生では、逆転して携帯を煩雑に使う中学３年生は、学力が低いとなるそうです。上の仮説が通用しない原因は、小学生では、親の言いつけ通り、保護者との通話やメールが中心なのに対し、中学３年生になると、友達同士の夜中までのメール交換が中心になり、生活習慣への悪影響が無視できない状況になるから。まあ、コレは私の仮説ですが（笑）。ちなみに、携帯を煩雑に使う生徒は、夜中まで起きている。夜中まで起きる生徒は、睡眠時間が短い。睡眠時間が短い生徒は、朝食を食べない。朝食を食べない生徒は、腹が減って学習に集中できない。学習に集中できない生徒は、授業中に携帯で遊ぶ。授業中に携帯で遊ぶ生徒は、学力が下がる。学力が下がった生徒は、携帯をさらに煩雑に使う。携帯をさらに煩雑に使う生徒は、、、子どもをダメにしたかったら、携帯を勝手に使わせる事です。

  2007.12.14

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• 京都「わたしの仕事館」廃止！？

  昨日、センセーショナルなニュースが流れました！とは言っても、一般の方には興味のない事でしょうが、、、京都にある「わたしの仕事館」が、廃止になると合意された模様。「私の仕事館」は、京都府精華・西木津地区の約８万平方メートルの敷地に、３階建て延べ床面積３万５０００平方メートルの巨大施設です。児童、生徒をはじめ若年層のキャリア教育を目的に、雇用・能力開発機構が約５８０億円を投じて開設、 ２００３年３月にオープンしたもの。 小中学校の体験学習や修学旅行生など年間三十数万人が訪れていますが、開館以来、毎年２０億円近い赤字が続いています。うちの学校では、２年生の春に、京都研修でここを利用させてもらっています。というか、ここがあるから、京都に行っています。２年の春に「私の仕事館」で体験し、秋に職場体験、、、と言う風に続けるために。廃止となると、学校の教育計画にも大きく影響していきます。本当に驚きです。ニュース番組では、無駄な税金を浪費したハコもの行政のマイナスの象徴のように扱われていますが体験させてみると、貴重な体験ができる施設である事は確かです！まあ、実際に行ってみると超広大な敷地に、メチャきれいな巨大な施設。３階まで吹き抜けになった総ガラス張りの巨大ワンルーム的な空間。真夏や真冬の冷暖房代を勝手に心配させます。従業もあっちこっちにたくさんいて、オーバークオリティは否めません。人件費だけでも、民間なら倒産間違いない感じです。最初の計画段階での基本的な経営感覚の欠如やできてからの運営方法が、親方日の丸だったのは確かでしょう。でも、２００３年に５８０億円かけて作った物を例えば、２００８年に廃止したとして、６年間。その間に出る赤字が、年間２０億×６年＝１２０億円。総計　５８０億＋１２０億＝７００億円。６年で割ると、７００億÷６年＝１年当たり、およそ１２０億円。ちょっと早すぎじゃありませんか？老朽化で、修理代がかさむと言うなら、仕方ないですがこれをもう１４年使用すれば、５８０億＋２０億×２０年＝９８０億円２０年で割ると、９８０億÷２０年＝１年当たり、およそ５０億円。これから、経営方法を見直せば、年間２０億円の赤字も圧縮できるはず、とにかく、これだけの施設と環境を捨て去るのはもったいない！そう思うけどな。

  2007.12.06

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• 中教審「審議のまとめ」

  これが、今日の新聞にデカデカと載っていました。私は中学校教員なので、中学校の欄をしげしげと見ましたがいわゆる５教科（国数英理社）が、軒並み時間増。数学は、１年から３年まで週３時間だったのが、１年４時間２年３時間３年４時間に。これは、ずっと前の教育課程の１年３、２年４、３年４時間の焼き直し。英語も数学と同じ扱い。理科、社会は、中途半端だった年間授業時間設定がちゃんと３５で割り切れる（週１時間が年間３５時間）数になった上に大幅増。その分、割を食ったのが、選択と総合。選択は、驚きの０時間！（２，３年は総合を週１時間まで当てても良い）総合は、週２時間へ。今の教育課程では、３年では、選択は週２時間、総合は週３時間ってのが一般的。はっきり言って、午後の時間は、総合と選択ばかりでまともな「教科」は、無いに等しかったです。それが、１８０°方向転換し、平成２３年からは、一日中教科の授業、、、が当たり前になるって事です。文部科学省の「無条件降伏」ですか。あんまりです。もちろん、現場は平成２３年度からの方が楽になるでしょう。選択は、開催講座が多く、生徒数に比べて先生の数が多く必要です。必然的に、空き時間の先生が減ります。それに、この選択の授業の教材を作るのは、結構大変です。教科書はなく、生徒のニーズに応える必要があるからです。総合は、選択以上に学年団に負担でした。３年間を通じて、きちんと計画してある学校は決して多くありません。方針のない学校の学年団の先生はきっと頭を悩まし続けています。新聞にもありましたが、授業が増えるのは先生にとって何の負担でもありません。それが仕事ですから。でも、教員を増やして欲しいのは、あります。今の社会に警察官を増やして欲しいのと同じ意味もありますがやはり、空き時間に教材研究ができる余裕は必要です。それは、必ず生徒に還元できるからです。選択を消したのに、実技教科を増やさなかったのにも異論があります。生徒達が、これから生きていくのには、「技術」で学ぶ、コンピュータや「家庭科」で学ぶ、裁縫や調理などは、絶対必要ではないでしょうか。なのに、３年では技術と家庭科合わせて１時間（泪）。あと、先生には良くても生徒には体を動かす時間は一日の中に適度に必要だと思います。さて、これで文科省は、２０年昔に戻ったと言う事です。「個性尊重」で、「選択」を作り、「生きる力」で、「総合」を作り、そして、全部壊した。私は、今回のまとめには反対です。中途半端だった、教科の時数を、丁度３５で割り切れるだけ増やしてやれば、それで良かったのではないでしょうか。その分は、少々、内容を増やしても良かったと思います。その上で、総合の時間を学校裁量（または、地域裁量）の時間にして例えば、朝読書や基礎学プリントの時間などを教育課程に入れても良いというように弾力的に運用できるようにしてくれたら、、、と思います。今は、学校評価の時代ですがこれで、どう学校の個性を出せとおっしゃるのでしょうか。選択教科も生徒の立場からすれば、より専門的な知識が得られたり、基礎をゆっくりと復習できる、学級では、得られない時間だったと思います。今回の報告なら、２０年前の新聞を読めば簡単に作れる。私はそう思います。

  2007.10.31

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• 全国統一学力検査

  その調査結果が、発表されましたね。新聞やネット、ちまたの井戸端会議でも話題沸騰！です。うちの学校でも、その対応については悩ましいところでしょう。さて、自分の所はひとまず棚に上げて、、、冷静に、分析してみたいと思います。なぜ、秋田が１位で、沖縄が最下位。東京、大阪は、平均以下なのか。秋田県の分析によると、２００１年から始めた小１、２と中１での少人数学級編制（３０人以下）による、となっています。閉校寸前の小規模校も県内の学力テストでは、水準以上だったそうです。つまり、平均的な質の向上は、学級内の児童・生徒の人数による、、、と分析できます。そう思って、成績上位県を眺めてみると、福井や富山など、、、小規模な学校が多そうな県？ではないでしょうか。沖縄が最下位なのは、やはり、先の戦争での荒廃、本土復帰の遅れ、基幹産業の不足による、十分でない家庭環境、、、と言ったところでしょうか。さて、大阪・東京が上位でない理由は、問題が、簡単すぎた。と言うところでしょう（笑）。あの問題なら、塾へ行っても、行かなくても大差ない、、、んでしょうね。その他にも新聞では、「規則を守り、朝食を食べる生徒は、成績がよい。」などと寝ぼけた（爆）分析を挙げていました。それくらいなら、調査しなくても分かるって！！！！例えば、「ﾎﾞﾗﾝﾃｨｱをし、挨拶をする生徒は成績がよい。」なんてね。で、この調査に１００億円。全国で、教員が数千人雇えます。個人の得点と平均点しか分からないテストに。●ネッセに、何億円？もう、１回したんだから、良いんじゃない？そのお金で、３０人学級を実現しましょうよ！どうせ、子どもは減っているんだから、教室は空いていくんです！目が届きやすい→怠けにくい→勉強しやすい、、、なんですから。担任も一人一人に費やす時間は確実に増えます。でも、中学校５年制などとおっしゃっている人がいますがそんなことをしても、登校拒否は減りませんから！「朝三暮四」のサル山かよ！だいたい、いきなり、２学年も増えたら、さすがに教室足りません！まさか、●●業界のために、教室を増やそうというんじゃないよな？

  2007.10.25

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• 今日は、駅前補導

  に行ってきました～せっかくの学校祭の代休だったのに、、、ね。夕方の４時頃に岡山駅前の交番に集まって補導を開始しました。残念ながら、うちの生徒には出会えませんでしたね。さすがに、岡山駅までは出てこないようです。で、そこで一番目についたのはホームで遊ぶ、小学生。どこの？と思って聞いてみたら、私立のＡ塾小の児童でした。で、カバンから下げている定期券入れを覗いてみたら「岡山-坂出」えっ！？四国の香川県から来ているの！？ご苦労様、、、でで、駅を出て西口に出てみたらＡ塾小の児童が送迎バスから降りてきていて、行き先は、当然、駅かと思ったら、、、反対方向にあるビルの中へ。そのビルに「Ａ塾」の看板が。そうか、小学校から、系列の塾へ行ってから、帰るんだ。そう思っていたら、同伴していた補導員さんが、「塾に行く待ち時間に、マックで夕食をとっている子もいるんですよ。」と教えてくれました。何か。そこまでするんですね。価値観の違いですが、私には理解できませんね。小学校から、毎月１０万円近い（以上？）お金を払って、近所の友達と遊ぶ時間も勉強に使って、それで、子どもは幸せになるんでしょうか？まあ、公立小の１．５倍の授業時間と塾が組み合わさって最強の学習体制である事は認めます。でも、小学校の時代にしか、経験できない体験があると思うんですけど。近所の悪ガキと遊ぶ事によって得られる世界観もあります。子どもにプラスのものだけを与え続ける事は、マイナスだと思いますね。それが私の教育観です。人それぞれですがね。

  2007.09.18

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• 荒川静香選手の文部科学省訪問時における発言について

  この記事は、文部科学省のホームページに掲載された謝罪文です。以下は、その全文。『荒川静香選手の文部科学省訪問時における発言について 　去る2月28日に荒川静香選手が文部科学省を訪問された際、荒川選手に対して、8年間の精進をされ、練習の成果としてパーフェクトな演技で金メダルを獲得したことをたたえるとともに、国民に大きな感動や勇気を与えていただいたことに感謝を申し上げました。　また、オリンピック日本代表選手の育成・強化の充実に積極的に取り組む旨をお伝えしました。　その後の懇談で、荒川選手の金メダル獲得が大変うれしいとはいえ、一部配慮に欠けた発言をしたことについては、深く反省しており、荒川選手及びスルツカヤ選手に対してお詫びを申し上げます。平成18年3月6日文部科学大臣　小坂　憲次』私が違和感を一番感じたことを書きます。スルツカヤがこけたことを喜んだ大臣様ではなく、このタイトルです！『荒川静香選手の文部科学省訪問時における発言について』この日本語だと、『荒川静香選手の　文部科学省訪問時における発言について』ととらえる人がいるんじゃないでしょうか？つまり、発言の主が、「荒川静香」さんであるようにもとれる文脈です。なぜ、『荒川静香選手の文部科学省訪問時における文部科学大臣の発言について』と正確に記さなかったのでしょうか？？？謝るときには、ちゃんと謝る。これ、人間関係の基本です。あまりに、違和感を覚えたので、２回目の日記書きました。

  2006.03.06

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• ３年選択数学始まる

  今年は、久しぶりに選択授業を持っています。「数楽パズルの道」というサイトを作るきっかけとなった４年前以来ですね。２時間続きの「発展数学」ということで、２３人集まりました。よく、数学を時間も続けて考えようという気になるよな（笑）。で、今日の１時間目は、「最大公約数と最小公倍数の求め方」。ちなみに、プリントは昭和６１年当時の教科書を切り張りして作りました。最初に、「素因数分解」の問題をやらせたあと、「この問題は、昭和６１年の中学１年生の教科書から、出しました。」と、言ったら、、、「え-------------っ、凄え！」と感嘆の声が。はっきり言いましょう。今の中学３年生の問題より高度に見えたからです。同じ「素因数分解」でも、昭和６１年の１年生で習うことの方が、平成の３年生で習うことより、高度なのです。もちろん、それに意味があるか無いかは、別問題です。でも、事実です。今回は、教科書から消えた話題を毎回取り上げようと考えています。もちろん、入試には出ない、、、建前です。２時間目は、「倍数発見法」。２～１１までの倍数を素早く見つける方法を考えさせました。ちょっと中途半端になって、次の時間までの宿題。さて、どれ位の答が聞けるか楽しみです。

  2005.05.18

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• 走り続ける文科省

  ただし、右往左往してますけど（笑）。０２年４月から導入された新指導要領の成果を見るテストを行ってみたら、、、悪くなってない！良くなったかも？マズいんです。せっかく、大臣が謝るまでして、「つめこみ」方向に舵を切ろうとした矢先に、「ゆとり」も悪くない、、、って、結果が出ちゃいました。ただ、このテスト、今の子供が習ったことが分かったかどうかと言うテストでしょうから、そう下がる訳はないんですけどね。旧課程で学習していて今習っていない内容が分かったかどうか、、、ってテストだとどうなるのやら。昨年末に公表された経済協力開発機構（ＯＥＣＤ）の学習到達度調査（ＰＩＳＡ）と国際教育到達度評価学会（ＩＥＡ）の国際数学・理科教育調査（ＴＩＭＳＳ）という二つの学力調査は、日本の教育課程とは無縁のものですから、習っていないことも出ます。その結果は、誤差はあるが、下がった。これも事実。お役人方は、「解釈が難しい。見た目には改善傾向とも言えるが、よく見れば記述式の弱さは変わらないし、思考力・判断力が伸びたとも言えない。１０年前のレベルに戻っただけ」「学力低下していないと言うにはデータが少な過ぎる。新指導要領導入から約２年経過時点のテストで、その効果が出たと言えるのか」とかおっしゃってます。授業時間で小学校が３１４時間、中学校で１７５時間減った新課程で、１０年前のレベルを維持したとすると驚きですけどね。また、２年で結果を云々言うのなら、それ以前の２つのテストの結果も同じでしょう？テストの結果は、学校組織全体の働きに寄る所も大きいんじゃないかな。少人数授業、ＴＴ（ﾃｨｰﾑﾃｨｰﾁﾝｸﾞ）、３６人学級、基本の徹底、等々。ただ、小５の（息子が持っている）社会の教科書を見ても日本の地理は全く分からないし、中１の英語の教科書には、長文は１つもない。「総合」が、役割を果たし始めたことは、伝わってくるけど、「教科」と「総合・選択」のバランスがいびつだとは感じます。文科省さん、ちゃんと確信の持てる検証をして、指導要領や教科書検定をして下さいな。１人の子供は、１回しか、その学年を経験しないんだから。

  2005.04.23

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• もう1度勉強したいのは？

  yahooで、今、アンケートを採っています。「学習指導要領の学習内容を超える教科書の「発展的内容」。もう1度勉強したいのは？」というものです。 2005年4月7日より採り始めて、76699票。内訳は、 理科「イオン」 　　　　　　　8% 6209 票 理科「生物の進化」 　　　　　9% 7346 票 理科「元素周期表」 　　　　　4% 3595 票 理科「遺伝の規則性」 　　　 12% 9387 票 数学「二次方程式の解の公式」 8% 6799 票 数学「不等式」 　　　　　　　1% 1348 票 数学「起こらない確率」 　　 12% 9896 票 数学「立方体の切断面」 　　　4% 3606 票 ほかの学習内容を学びたい 　 18% 13807 票 どれも勉強したくない 　　　 19% 14706 票とうことで、現在のところ、「どれも勉強したくない」し、 「ほかの学習内容を学びたい」ようです(笑）。文科省や教科書会社が思うほど、発展的内容は必要視されてないってことでしょうか？（質問の意図は少し違いますが）それにしても、 理科の「遺伝の規則性」は、ともかくとして、数学は、「起こらない確率」が、１位か----。 　 　　　

  2005.04.10

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• 歴史は、教科書が作る？

  先日の新しい教科書の問題が、今朝の新聞を賑わせていました。扶桑社が出版した歴史教科書。専門家に言わせると、随分現行よりも刺激的な？内容は減ったそうです。逆に、「竹島」問題では、検定によって、内容が過激になった例が紹介されています。また、「慰安婦」問題を扱った教科書が、ゼロになったのは、扱うと売れないから、、、実際、そのために倒産した出版社もあるそうで。教科書作るのは、民間ですから、売れ行きは当然、死活問題。扶桑社が自己規制したのも売れ行きのためでしょう。でも、中学生が学ぶべき内容が、「売れないから」という理由で削除されるのは、いかがなんでしょう。（「慰安婦」が必要かどうかは別として）検定での修正箇所も掲載されていましたが、「内容が、誤解される」と検定意見、、、でも、元の内容って、事実なの？「誤解」とは、「間違ってないけど、、、」って、ニュアンスでしょ？「歴史」って、誰が作るの？教科書に書いてあることが、歴史なの？だったら、誰かが操作できるってことだよね。私たちが学習した「歴史」も誰かの意図で脚色された「歴史」なんだよな。反省しない国が、「国のために死ねる」人を育てようと思えば、、、できるってこと。真実の「歴史」が知りたいよな。それが分かれば、ちっぽけな「竹島」や「尖閣諸島」を取り合うことも、「従軍慰安婦」や「南京大虐殺」のことで、嘘をつきあうこともなくなるのにね。

  2005.04.06

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• 教科書が、１６年前の厚さに！？

  来年度から使用される中学校教科書の教科書の厚さが、１６年前の「詰め込み教育」の頃の厚さに戻るらしい。今の教科書で消えていた理科の「イオン」「進化」「元素周期表」のほか、数学の「二次方程式の解の公式」など高校レベルの内容が、軒並み発展的内容として復活しているそうな。はあ～！？教育課程が、変わっていないのに、教科書がこんなに変わるか！？「授業時間数」という入り口が同じで、「学習内容」という出口が大幅に増加する、、、私らは、マジシャンじゃない！！！！！！！！！！！！！手品は使えません。マリックでもありません（笑）！京都（だったっけ）では、発展的内容を全校で学習しなさい、、、とか、決まったとか。たった３年ほども通用しない教育課程を決めたのは、誰だ！？三菱でも不祥事があれば、社長が出てきて謝罪するし、きっと担当は左遷されているんだろう？今度の教育課程は、何だったんでしょう、、、文部科学省は、メンツを捨てて、変えるなら潔く根本的に、変えないなら、世論に対して「これで生きる力がつくんです！」と力強く言ってもらいたい、、、もう無理か。どっちにしても（これまでもですが）現場の意見は無視ですから。残念！

  2005.04.05

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• 公立入試１日目

  でした～。久しぶりに入試の引率で１日中、高校にいて過ごしました。前回の自己推薦入試の時は、食堂が引率の待機室だったのが、今回は「被服室」。なんか、待遇が悪くなった？気が。ストーブは１つあったけど、寒々としていました。明日は「別の場所」とだけ教えてくれましたが、何で場所までは教えないんだろう？入試問題を見ての感想。国語、、、済みません。見てもよく分かりません。数学、、、去年までのように見た瞬間に「変なの。」と感じさせるような問題はない。でも、証明が中学生には苦しいし、その後の計算問題も焦るから解けないだろうな。しかし、予想の範囲内の問題でした。社会、、、最近の社会の問題を初めて見ました！なんか、昔のように、日本史、世界史、日本地理、世界地理、社会経済という枠組みは消滅したのでしょうか。問題を見渡すと、社会「的」な融合問題ばかり、って感じでした。地図や表を見ながら、考察する力が問われているような気がしました。（社会科教員ではないので、適当に読んで下さい。）英語、、、これまた、見ても何やら分かりません。理科、、、これは、昔のイメージ通り（に見えました）。時間が減らされた分、単に出題される内容が減っただけなのかな。で、民放で入試特番を放送していたので、初めて見てしまいました。最後の方だけ見たんだけど、何やら塾の先生？が、問題の解説をしていたようです。でも、後ろの方で、理科の先生らしき人が、頭髪も服装（白衣）も怪しすぎ！でした。（そう見えた）質問コーナーもあったけど、これから自己採点をして何か意味があるのか？などなど、思った次第です。明日は「面接」。多分、高校にとっては、消化ゲームでしょう。

  2005.03.10

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• 国立大学の授業料５０万円？

  最近の国立大学（もう、国立大学とは呼ばれないのでしょうが、面倒なのでこう呼びます。）の授業料は、年間５０万円程度だそうで。私立だと１００万以上ですから、確かに安いのでしょう。しかし、２０年前に私が大学生だった頃の年間授業料は２１万６千円。２倍以上になった計算です。私の２年先輩は、１８万円。その２年前は、１４万４千円。その２年前は、９万円。その２年前は、３万６千円。さらにその前は、２万４千円。（私の記憶違いがあるかも知れません）つまり、この３０年間で、授業料は約２０倍！！！！！！他の物価でこれだけ値上がった物があるでしょうか！？奨学金制度も縮小されているこのご時世、、、お金を積めば、行ける大学は数あれど、、、貧乏人は大学に行けない時代でもあるのです。

  2005.02.21

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• あれで刺されては身が持ちません！

  昨日の夕方から流れているニュース。大阪の小学校でも、１７歳少年による教職員３人殺傷事件。小学校の時に、担任がいじめを助けてくれなかったから、、、と宣っているそうな。それだったら、私など何人に刺されるやら、、、分かりません！私は助けたと思っても救われなかった生徒、私が気が付きもしなかった生徒、正直助けきれなかった生徒、、、きっといるはずです。全国の小中学校の教員もきっと同じ気持ちだと思います。でも、それが関係のない教員にまで及び、殺人事件になってしまう。何なんだ！？彼が起こした事件で、何人の人が被害に遭っているか、、、殺された教員の家族の気持ち、少年の家族の気持ち、元担任の気持ち、この学校の児童や保護者、教職員の気持ち、、、どれだけの思いが、彼の行為によって引き起こされているか、、、彼は分かっているのでしょうか。精神鑑定で無罪。という結末かも知れません。例え死刑（ないけど）でも、誰も浮かばれないのが現実です。

  2005.02.15

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• 自己推薦入試

  昨日と今日は、３年生の公立高校自己推薦入試でした。岡山県では、昨年度までは、単なる「推薦入試」がありました。いわゆる、校長推薦で、希望する生徒は、まず校内推薦委員会を通過しなければ出願できませんでした。しかし、入試改革？とやらで、「自己推薦」方式に変わりました。今年からは、希望する生徒はみんな受験できるようになりました。しかも、今年からは全ての公立高校で行われました。体育科では、定員の１００％をこの入試で取る反面、、、普通科では、店員の５％、、、ほとんど合格しません。倍率が１０倍を越える高校もあります。３０人連れて行って、この中の３人位しか合格しないってこと、、、これって、あんまり。しかも、今どきの「絶対評価」のおかげで、普通科の生徒にオール５（５段階）の生徒が多発！どうやって選ぶの？？？って感じです。さて、その入試ですが「適性検査」と「面接」というのが普通。この「適性検査」も学校によって色々のようで、普通の学力検査もどきから、平成教育委員会もどきまで。中には、英語と数学と国語の融合問題まで、、、どんなんだ？「１００ｍのひもを使って、テニスコートを書く方法。」「コンビニは何故増えたか。」なんてのもありました。来年から、どんな事前指導をするのかな。

  2005.02.09

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• 新・教育課程への提言

  私の新・教育課程（案）！？は、これです。　　　国　社 数 理 音 美 技家 体　英 道 学 選・総１年　４　３　３　３　２　１　２　　３　４　１　１　１２年　３　３　４　３　１　２　２　　３　３　１　１　２３年　３　３　３　３　２　２　２　　２　３　１　１　３「選択・総合」を減らして、「国語」、「道徳」、「学活」は、変わらず、他の教科を３年間で１０時間～３５時間（１週間の１時間分）まで増やすという案です。「国語」は、増えない分、朝に１０分間読書の時間を新設させて、５日間で５０分＝授業１時間分の増加にします。そして、「読み物」を減らし、「討論」や「小論文」など、自己表現の時間を増やします。「総合」が、かなり減りますが、そのうち、「環境」を理科に、「人権・福祉」を社会に、「コンピュータ」を技術家庭に、「国際理解」を英語に移します。また、国語や数学、英語などの教科書の中に、「環境・人権・福祉・コンピュータ・国際理解」の内容を必ず含めるように規定します。教科の内容は、増えた時間分以下の増加にとどめます。３５時間増えたのなら、２０時間分の内容増加にとどめて、１５時間分は、教科の中のゆとり、課題学習の時間に当てます。もちろん、この程度の時間増では、学力低下危機論の方には、納得はしてもらえないでしょう。しかし、小学校でも「総合」の効果は現れていると思います。発表、プレゼンや自己表現の技術は少なくとも以前の世代より身に付いています。環境や福祉に対する意識も。この効果を中学校で消し去るわけにもいかないと思います。継続発展のために、「総合」は、残しておくべきです。「選択」は、技能教科以外は、発展学習の場にはなりにくいと思います。「補習」の場になっていいものやら、、、ですから、「選択」をより減らすべきだと考えます。過ぎ去った過去を羨むような意見で、子ども達の人生を左右されたくはありません。テストの点に現れない力をつける教育だったと思います。それで、平均点が下がるのは当然、、、しかし、どんなことでも見直しは大切。大事なことは、前を見て、何が大切かを考え、見直すことだと思います。

  2005.01.29

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• 今の教育課程

  今の教育課程について、「見直し論議」が、盛んになってきました。中学生の３年間の勉強時数を簡単に週あたりの時数で表すと、　　　国　社 数 理 音 美 技家 体　英 道 学 選・総１年　４　３　３　３　1.31.3 ２　2.6　３　１　１　2.9２年　３　３　３　３　１　１　２　2.6　３　１　１　4.4３年　３　2.4 ３ 2.3 １　１　１　2.6　３　１　１　6.7です。３年生では、一番時数が多いのは「選択」と「総合」の時間です。逆に、「技家」で「１時間」しかありませんから、「技術」で、「０．５時間」。「家庭」で、「０．５時間」ということです。これで定期考査を作るのは至難の業なんです。さて、「総合」の時間ですが、これは新聞各紙で論じられているように、やっと各学校で定着し、これから改善に向かおうとしている最中です。これに冷や水浴びせるように「総合廃止」議論が沸き立っています。もし今「廃止」するなら、文部科学省の責任は重いと思います。全国の小中学生や教員をもてあそんだのですから、、、しかし現場でも、これだけたくさんの「総合」は必要ではないと感じていると思います。ただ、「総合」を減らすと「選択」が増える構造になっているので、減らすに減らせない、、、というが実情です。「選択」を増やすことは、「総合」以上の手間ですから、、、あと、学力向上論では無視されていますが、技能教科（音・美・技家）の冷遇にも問題があります。「選択でやればよい」という意見もおありでしょうが、技能教科の先生が採用されなくなっている実情があります。つまり、その学校に専門の先生がいなくなってきているのです。副免許で教える先生が増えてきています。逆に、音楽の先生が英語も教える、、、など。これが、本当に子供のためになるのでしょうか。「ゆとり」の定義にも問題があると思います。年間に教える内容を減らすことが「ゆとり」なのでしょうか。それよりは、「１時間に教える内容が減る」方が、子供は「ゆとり」を感じるのではないでしょうか。「この単元で、ゆっくり復習やおもしろい導入ができたらいいなあ、、、」何度思ったでしょうか。

  2005.01.28

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• 出張で学んだこと

  今日の出張で１つ学んだことがあります。市の教育委員会の指導課の先生が言われた言葉、、、「同じ指導をして、子供が変わらなかったら、こちら（先生）が変わらないといけない。」確かに！ついつい、「何度言ってもあいつは、、、」とか、愚痴ってしまいますが、そう言う指導をしているだけなのかもしれませんよね。子供を変えるより、自分（教師）を変える方が難しいんだけどね。

  2004.12.06

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• 文部科学省大臣の寝言

  珍しく、教育問題について書きます（笑）。文部科学省大臣、今どなたがされているか、実は存じ上げませんが、「全国実力テストの復活」などと寝言を申し上げられているようです。私が教員になった頃は、「全国…」というのはありませんでしたが、市内の中学生が全員受けるテストはあって、「学区順位が何千番だ、、、」と言って泣き笑いする生徒が多数いました。こちらも、「Ａ高校なら、何千番以内でないと難しいですね。」などと、保護者や生徒に向かって話をしていました。で、もう良く覚えていませんが、或る日どっかの代議員が「業者テストするのは、まかりならん。」とか言って、市内のテストはおろか、客観的な実力テストは一斉に姿を消しました。そして、「順位」も「偏差値」も。それからと言うもの、多忙な教師が作る主観的なテストで、お茶を濁す時代になりました。高校の進学指導については、中学校のテストでは、合格可能性を数字で語ることは、ほぼ不可能になりました。ただ、そのおかげで、生徒自身の姿がよく見えだした、、、という効果もありますが。「ゆとり教育」が、進行するたび、文部省（今の文部科学省）は、もっともらしい言葉で説明してきました。言葉に酔うインテリは、その度に納得させられて来ました。そして、今「よみがえれ日本」だって、、、「ゆとり教育」が生み出した若者が、どうなのか？その総括もせずに、日本は死んでたんでしょうか？蘇りたいのは、年老いた●●様ではないのでしょうか？（言い過ぎです、、、自己規制）今後の文部科学省の対応が楽しみであり、怖くもあります。今まで、「鶴の一声」でコロコロ態度を変えてきたんですから。しっかりしてくださいよ～

  2004.11.05

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• 教員は問題起こすなよ～！

  マスコミが大喜びするのは、芸能人の離婚問題に、警察、そして教員の不祥事！？ってのが、定番です。他県ですが、未成年の教え子にわいせつ行為をした中学教員のニュース。相談受けたからってねえ、あんた！！！岡山でもこの前、「校長」が、女性教諭の写真を裸の写真と合成して、ばらまいた、、、ってので、逮捕されてました。オイオイ、、、いくら嫌な奴でも、自分の身まで滅ぼす必要があるのか？？？緊急に「校長会」が、開かれて、緊急提言がまとめられて、、、いつも一緒だわな。この対応。これで、何かしたという証拠が残るんだろうな。今日の新聞には「白紙の通知表」を渡したって、、、記事が。授業を受けてない児童だったらしいけど、、、微妙。それより大きい事件だと思うのに、地方版にだけ載っていた記事が、「同僚のストッキング盗む！男性教諭！」う～ん、ストッキング欲しいなら買いなさい！三菱自動車の問題と同じで、ニュース価値があるとなると、何でもかんでもニュースにされて、、、読者は何となく雰囲気で物事を考えてしまうんだろうな。まあ、人をバッシングするときが、一番気持ちいいんでしょう。それが人間の最大の弱点かもね。でも、それで迷惑被るのは、私らなんだからね！

  2004.09.08

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• ２次方程式解の公式

  「２次方程式の解の公式」、、、懐かしい響きではないでしょうか？「こんな物必要なのか？」と中学数学の必要性を問うとき、一番に引き合いに出されるのが、この公式でした。で、今の中３の教科書からは削除されました。全く、触れられていません。２次方程式は、平方完成で解くか、因数分解で解くもの、、、と言うことになっています。今日、丁度その辺りの説明をしたのだけれど、、、歯切れの悪いこと。一応、「解の公式」というものもあるんだよ、、、とは言うんだけれど、「本当はコレで解くんだ！」と叫びたいね。今の教育過程は「総合的な学習の時間」を組み込むために、各教科を一律に削減して「痛み分け」させた感がある。「総合・・・」は、「特別活動」の枠内でもできるし、その内容を教科に振り分ければ、専門性も生かされると思う。週５日制でも、教育課程は、もっと充実できるよ。本当に。義務教育費の地方移譲より、教育課程の決定権の地方移譲の方が大切だと思うな。結局、教員の給料と学校の設備費が削減されるだけですから。あれれ、こんなはなしだったっけ？

  2004.09.03

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• 危機管理研修会

  今日は、「危機管理研修会」でした。市内の生徒指導主事が集められての研修会。この前の佐世保の事件以降、小中学生の起こした事件が色々報道されているんで、、、そのせいでしょう。でも、中学校の生徒指導が集まったので、色々情報交換ができて良かったです。市内と言っても、街の方と田舎の方では、けっこう温度差があるので、他の学校の情報で、驚かされることがけっこうあります。研修のお話しの方で、１つためになったこと。「危機管理とは、危機が起こる前に未然に防止する危機管理と、起こった後の危機管理の２つある。」なるほど、、、。危機状態が、起こらないように、日頃からどんなことができるか。それを考える必要があるね。「もし起こったら、、、」それもゾッとするけど、充分考えているとは言えないな。「朝学校に来てみたら、、、大変だった。さあ、どうする？」想像してみよう。

  2004.07.12

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• 殺して山分けは、、、ないでしょう

  宮城県のある小学校６年生の算数の授業で、担任の男性教諭が最小公倍数を求める問題に、「７人で銀行強盗をして札束を山分けしたら２束足りません。そこで２人を殺しましたが、それでも２束足りません…札束は何束でしょう」と黒板に問題を出したそうで、、、ノートを見た保護者が学校に抗議、、、そして、ニュースで先日流れてしまいました。問題点の１つ目。いくら生徒の興味を惹くためでも、それはないんじゃない？しかも、「いのち」の大切さをより訴えなければならないこの時期に、、、非常識ですな。問題点の２つ目。いくら非常識とは言え、ニュースで流れる程のことかい？いちいち教師の書いた板書の常識度までニュースになるんじゃあ、たまりませんね。正直。もっと世間に伝えないといけないことは一杯あるんじゃないか？あるＴＶ関係者によると「警察と教師」は、最高のニュースソースだそうです。世間の憎まれ役なんでしょうか、、、３つ目の問題点は、最小公倍数の素因数分解を利用した求め方を小学校でも中学校でも、もう習わないってこと。今の小中学生にはスマートな求め方は求められません。世間的には、問題点は１つ目だけでしょうな。

  2004.06.28

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• ダンス甲子園

  今日、３年生が午後の時間を使って「ダンス甲子園」をしていた。これは、体育の時間を使って好きなグループで集まって踊るというもの。３年生全部で２６グループが発表していた。そのうち、半分ぐらいを見たんだけど、、、どいつもこいつも表情が違うよ。数学の時間と（爆）。本当に楽しそうだもの。去年の３年生から始めた企画だけど、今年の３年生が乗り気になるのかな？と不安だったが、やっぱり楽しいんだな。安心しました。中学生って、ものすごいパワーを持っている。それを上手いこと発揮させたら、中学生活って本当に楽しいよ！

  2004.06.24

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• 今どきの小学校の悩み

  ある小学校の先生と話をしたときに、その小学校の課題として３つの悩みを言われました。１つは、「男女混合名簿」。男女に関係なく、生年月日順やあいうえお順に番号を付けると言うもの。別に導入してみると、何も困らなかった、、、ということが多いそうだ。導入のメリットは、出席番号は男子が先で女子が後という感覚を捨て去れること。こういったものの１つ１つが、男女差別を残している温床であるんだろうな。確かに一理ある。２つ目は、「自動の呼び方」。男女に関係なく、「さん付け」で呼ぶ。「君」と「さん」で、格付けがあるのか？いや、実社会では、「君」の方が格下で「さん」の方が各上のような気もする、、、上司に「○○君」とは、呼べないよな。男女を区別すること自体が「差別」か？過剰反応のような気もするな。児童を「○○君」と呼んだら「差別だ！」なんて言われるのかなあ、、、言葉狩りのようで、ちょっと怖い。そう言えば、うちの学校は、８年前まで給食は、「男子は運搬、女子は配膳」と、決められていた！ここまで、はっきりしていたら文句は言いやすいんだけどね。呼び方は、、、ぴんと来ませんね。第一、「呼び捨て」することも、中学では多々ありますから。（済みません）３つ目は、「廊下を走らせない方法について」（爆）。そうか～小学校の悩みは永遠だなあ。

  2004.06.17

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• ネット世界と中学生

  今、例の小学生の起こした事件で、インターネットで小学生がホームページを持つことや掲示板への書き込み、チャット、、、などの善し悪しが語られています。実はインターネットに限らず、携帯電話のメールでも同様のことは起きています。メールがもとでけんかやいじめが起こる、、、近未来のお話し、、、ではなく、現在進行形の話です。インターネットモラルについても遅すぎる議論です。私のＨＰの掲示板でも２ｃｈばりのひどい書き込みがされたこともありました。教え子のＨＰでも、普段は大人しいのに、ネット上ではまったく別の人、、、と感じることも多々あります。ただ、だから禁止したり、遠ざけたりするのは無意味に思います。携帯電話やネットから、逃れて現在は生きていけないでしょう、、、特に今の小中学生は。だったら、家庭で「どう教えていくか」が、問題なのです。もちろん、学校でも教えます。でも、確実に教師の見えないところで、生徒は「それ」を実行するのです。うちの子供もネットで、ゲームの情報などを仕入れています。居間にパソコンがある間は、大丈夫でしょう。でも、彼の部屋にパソコンを置いたとき、、、自信はないけど教えないといけないと思いますね。

  2004.06.09

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• 君が代斉唱の声量調査

  福岡県のある教育委員会が、小中学校で今春の卒業式と入学式のときに、君が代を歌う声の大きさを調査して、声量を大・中・小の３段階に分類し、「小」と判断された学校には口頭で指導もしたそうです。「日の丸・君が代」に対する国から地方への指導が、ついにこんな形で現れてきました。これが、「心の教育」の本性でしょうか、、、残念。市議会に言われたからなんでしょうが、市教委には、それを跳ね返す、志が欲しいですね。「日の丸・君が代」に限らず、旗や唄に対しては、それぞれの人に色々な考えがあるのは当たり前のことです。特に「日の丸」が、他の国から問題視される理由、「君が代」の歌詞のいわれ、、、その背景まで中学生に教えて、その上で「国」の存在の大切さも教え、それで、大人や中学生が、それぞれの気持ちで「日の丸」を見つめ、「君が代」を歌えばよいのではないでしょうか。私は、どこの政党を支持するわけではありませんが良いことも悪いことも全て教える、そういう教育者でありたいな。例えば、「校歌を歌う音量をクラスで調査する」、、、なんてナンセンスですよね。

  2004.05.30

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• 教師にＦＡ制？

  京都市で、教員に、ＦＡ（フリーエージェント）制度が適用されるらしい。教職について１０年以上から希望できて、作文書いたのを校長が見て、欲しい教員をご指名するという。指名が重なったら、教員が好きな方を選べるそうだ、、、なかなか、笑わすじゃないか！そんなんで、教員の資質や意欲が向上して、現場が良くなるとでも思ってるの？プロ野球が、それで楽しくなったのか？学校の中に、巨人やダイエーができるのが、良いことか？？ＦＡ宣言した教員をそこの校長が引き留めたりするのかなあ、、、まさか、「契約金」は、ないんだろうなあ、、、あったりして。そんな権利より、「生徒指導困難校残業及び休日出勤手当」でも出してやれよ。まあ、今でも休みの日に部活をしたら、１日１０００円くらいもらえるけどこれが、逆に泣かせるんだよな。平和な学校で、担任も何もせず、悠々とお暮らしの先生でも歳を取ってりゃあ、高給取り、、、っていうのを是正して欲しいよ。

  2003.11.11

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• 小学校６年生に「愛してる」

  なんか、ニュースで、小学校６年生に「愛してる」とか、メール送ってた奴が、話題になっていた。車で抱きついた！って？小学校の先生していたら、そこまで落ちるか、、、小学校の先生には、ロリコンが多いのか？ロリコンだから、小学校の先生になるのか？とにかく、今４０歳代の独身男性教諭は、肩身が狭いかもね。「俺は違うぞ！」っていうか、「実は、、、」とかね。学校の教員しているんなら、２０歳未満に女性を感じちゃ、いけないよ。まったく、、、特に、最近の中学生には、魅力を感じないね。大人のコピーみたいな格好ばっかりつけて、、、本当の魅力がないんだよ！まあ、俺に言われたくないだろうけど。そう言えば、総社市で両親とも中学教諭の家庭で娘が両親刺したって？これまた、復帰するのは大変だろうな。娘に刺されて痛いのに、ニュースに出たら、もっと痛いって。

  2003.10.30

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• 札幌の中学校で大麻を売買

  ちょっと前だが、学活で薬物乱用の話をした。「昔は中学校でもシンナーを吸ってふらふらしていた生徒がいた、、、」などと話をしたのだが、次の日、新聞を見てビックリ！「札幌の中学校で大麻を売買…」、、、だって！！凄すぎ！時代も変わったよな～と感じざるを得ないね。たばこ吸うな！じゃなくて、麻薬買うな！ってこれから言わないといけないか。１０年、２０年、３０年後の中学校ってどうなっているんだろう？携帯一つとっても、新しい問題の火種と化している現在、未来はもっと過激か？人の心は、どうなっているんだろう。昔、新人類と呼ばれた大人が、今度は旧人類化する日がもう来る…

  2003.03.19

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