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カテゴリ:2013年(海外)旅行記ヨーロッパ
さて、アルテ・マイスターに行ってみましょう。
撮影は禁止でしたので、以下の写真はカタログより抜粋します。 まずは、ラファエロの「システィーナのマドンナ」。 入館してすぐの部屋の正面に据えられております。 2人のかわいらしい天使たちでも有名ですね。大きな絵画です。 続いて、ティツィアーノ。聖書から題材をとった「貢ぎの銭」。 メッシーナ「聖セバスティアヌスの殉教」。 ルーベンス「酔っぱらいのヘラクレス」「レダと白鳥」「噴水のさばで手紙を受け取るバテシバ」。 続いてレンブラント「放蕩息子の帰還」「鷲に捕われのガニュメデス」「赤い花を持つサスキア」。 そして、フェルメール「窓辺で手紙を読む少女」と「取り持ち女」。 この美術館に収蔵されているフェルメールを鑑賞するためにドレスデンに来ました。 「取り持ち女」は、初めての鑑賞です。 二つの絵は、別々の部屋でわかれて展示されています。 「取り持ち女」は1656年、「窓辺で手紙を読む少女」は1657年と、1年違いで描かれて いますが、印象が随分と違うものですね。 もちろん大きさが違い、「取り持ち女」は非常に大きな絵ですが、それ以上に、 題材が醸し出す雰囲気が全く違い、絵の表情にも表れています。 どうもフェルメールというと、窓辺、光、陰影、という言葉を使って印象を述べることが 多いと思いますが、静かな印象で陰影が印象深い「窓辺で手紙を読む少女」と異なり、 「取り持ち女」は喧噪、猥雑、活気など、ほかの作品には出てこない言葉が似あいます。 居酒屋や娼家での風景も多くの画家が描いているようですが、「取り持ち女」もなかなか良いですね。 デューラー「ベルンハルド フォン・レーゼンの肖像画」。 デューラー晩年の作ですね。 ムリリョ「聖母子」とエル・グレコ「盲人の癒し」、スペインで活躍した2人の絵です。 リオタール「チョコレートの少女」。 ジョルジョーネ「眠れるヴィーナス」。 ほかにも、ピントリッキオ「ある少年の肖像画」、フランシスコ・デル・コッサ「受胎告知」、 ボッティチェリ「聖ゼノビウスの生涯の4つの場面」など、素晴らしい絵画が満載で、 非常に満足しました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.05.20 17:25:18
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