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テーマ:F12006(124)
カテゴリ:スポーツ(競馬・F1話など)
F1ハンガリーGP決勝日の天気は雨となり、サーキットは気温18℃、路面温度21℃のウェットコンディション。
今シーズン初のウェットレースは、前日の公式予選に続き、波乱続きの展開となった。 決勝レースのスターティンググリッドは変更があった。 Hondaのジェンソン・バトンは公式予選前にエンジン交換を行なったため、10グリッド降格処分を受け、14番グリッドについている。 また、レッドブル・レーシングのクリスチャン・クリエンは、ピットスタートを選択した。 C.クリエンの13番グリッドが空いたため、15番グリッドのフェルナンド・アロンソ(ルノー)の正面には、 11番グリッドのミハエル・シューマッハ(フェラーリ)が見えている。 レッドシグナルが消え、水しぶきを上げながら、ポールポジションのキミ・ライコネン(マクラーレン・メルセデス)がトップのまま1コーナーへ入っていく。 一方、2番手スタートのフェリペ・マッサ(フェラーリ)は、後続のルーベンス・バリチェロ(Honda)、 ペドロ・デ・ラ・ロサ(マクラーレン)らに1コーナーで交わされ、順位を落とす。 後方では、M.シューマッハとF.アロンソが順位を大きく上げていく。 オープニングラップを終え、トップはK.ライコネン、2番手R.バリチェロ、3番手P.デ・ラ・ロサの順。 M.シューマッハは4番手、F.アロンソは6番手に浮上する。 路面の水量が多いコースコンディションが、ミシュランとブリヂストンの明暗を分ける。 ルノー、マクラーレン・メルセデスやHondaなどのミシュランタイヤ装着チームに比べ、 フェラーリやトヨタなどのブリヂストン勢はラップタイムが上がらない。 4周目、F.アロンソがM.シューマッハをオーバーテイクし、 さらにR.バリチェロがピットに戻ったことで3番手に上がると、前を行くP.デ・ラ・ロサと1秒内のバトルを展開する。 一方のM.シューマッハは、7周目にJ.バトンに交わされ、さらにルノーのジャンカルロ・フィジケラをかろうじて抑えながら周回を重ねていく。 苦しい走りを強いられたM.シューマッハは、17周目の1コーナーでオーバーテイクを仕掛けてきたG.フィジケラと接触。 M.シューマッハはフロントウイングを失い、緊急ピットインとなる。 G.フィジケラは走行を続けるが、その2周後スピンを喫して戦列を去った。 18周目、トップを走るK.ライコネン、J.バトンがピットストップを行なうと、F.アロンソが暫定トップに立つ。 その後、F.アロンソは後続に対し、30秒以上の大きなギャップを築いていく。 26周目、K.ライコネンが周回遅れのビタントニオ・リウッツィ(トーロ・ロッソ)を避けられずに追突。 K.ライコネンはF1参戦100戦目、V.リウッツィは自身の25歳の誕生日を迎えていたが、ともにリタイアとなった。 クラッシュの後処理のため、セーフティカーが導入される。 ピットストップへ向かうドライバーが多数を占めるが、M.シューマッハはすでにピットインを済ませていたことが功を奏し、7番手に浮上する。 32周目にレース再開。 すると、M.シューマッハはラルフ・シューマッハ(トヨタ)と1コーナーで接触、さらに2コーナーでスピンを喫してしまう。 しかし、サーキットの走行ラインが乾き出すと、M.シューマッハをはじめ、 ブリヂストン勢のラップタイムがミシュラン勢と拮抗するものになる。 2番手のJ.バトンと7番手のM.シューマッハがファステストラップを塗り替えあう走りで、前方との差を縮めていく。 J.バトンはトップを走るF.アロンソの背後まで詰め寄り、M.シューマッハは5番手までポジションを上げる。 J.バトン、M.シューマッハが46周目にピットストップを行なうと、再び前方を追う走りを見せる。 ドライタイヤへ履き替えるドライバーも増え、トップを走行していたF.アロンソは、 51周を終えたところで、最後のピットストップに向かう。 ドライタイヤに履き替えてコースへ戻ったF.アロンソは、右リアタイヤの装着トラブルがもとでスピンを喫し、リタイアとなった。 このF.アロンソの戦線離脱で、J.バトンがトップに立つ。 レース終盤、コースコンディションはドライになっていく。 J.バトンも後続とのギャップを築くと、緊急ピットインでドライタイヤに変更する。 一方のM.シューマッハは、前を行くニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)がピットインを行なったことで2番手に浮上。 そのままインターミディエイトタイヤで走行を重ねることを選択する。 レース終盤、M.シューマッハは背後に迫るP.デ・ラ・ロサの猛追を凌ごうとするが、 あと4周のところで叶わず、ポジションを譲る。 その翌周、M.シューマッハのマシンがスローダウン。 ガレージにマシンを収め、無念のリタイアとなった。 F.アロンソに続き、タイトル争いの主役がチェッカー直前に姿を消した。 HondaのJ.バトンが、波乱のレースに動じずトップでチェッカーを受け、参戦7年目で念願の初優勝を手にした。 この勝利は、オールHonda体制として、ジョン・サーティースが挙げた1967年イタリアGP以来39年ぶり、3勝目となった。 そして表彰台圏内には、2位P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン)、3位N.ハイドフェルド(BMWザウバー)と続いた。 ※なお、7位でチェッカーを受けたロバート・クビサ(BMWザウバー)に対し、ハンガリーGPのレース審査委員会は、 レース後の車検で規定重量に2kg満たなかったことから、レース結果から除外する裁定を下した。 このため、8位F.マッサ(フェラーリ)以降の順位が繰り上がり、M.シューマッハは1ポイントを獲得。 ドライバーズポイントでは、F.アロンソとM.シューマッハの差は『10』に、 コンストラクターズポイントでは、ルノーとフェラーリの差が『7』に縮まった。 (Yahoo Japan Sports より、抜粋、一部改。今回もセッションレポートはコピペです。) ハンガリーGP決勝 1.No.12 J.バトン(Honda) 2.No. 4 P.デ・ラ・ロサ(マクラーレン・メルセデス) 3.No.16 N.ハイドフェルト(ザウバーBMW) 4.No.11 R.バリチェロ(Honda) 5.No.14 D.クルサード(レッドブル・レーシング) 6.No. 7 R.シューマッハ(トヨタ) 7.No. 6 F.マッサ(フェラーリ) 8.No. 5 M.シューマッハ(フェラーリ) 9.No.18 T.モンテイロ(ミッドランド) 10.No.19 C.アルバース(ミッドランド) 11.No.21 S.スピード(トーロ・ロッソ) 12.No. 8 J.トゥルーリ(トヨタ) 13.No.22 佐藤琢磨(SUPER AGURI F1) No. 1 F.アロンソ(ルノー) No. 3 K.ライコネン(マクラーレン・メルセデス) No.20 V.リウッツィ(トーロ・ロッソ) No.10 N.ロズベルグ(ウィリアムズ) No. 2 G.フィジケラ(ルノー) No.15 C.クリエン(レッドブル・レーシング) No. 9 M.ウェバー(ウィリアムズ) No.23 山本左近(SUPER AGURI F1) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 24, 2006 06:24:17 PM
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