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2004/11/21
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カテゴリ:カテゴリ未分類
キツネ狩り禁止法が成立 英 反対も根強く…


英国貴族の伝統的スポーツとして長年続けられてきた猟犬を使ったキツネ狩りを、イングランド、ウェールズの両地方で来年2月から全面禁止する法案が18日、英議会で成立した。
 しかし、農村部を中心に同法案への反対は根強く、キツネ狩りをめぐる長年の論争は今後も続くとみられ、来年5月に予想される総選挙の争点に浮上する可能性もある。
 上院(貴族院)は以前から法案に反対し、今回も施行を延期する下院の妥協案を否決したため、下院の可決だけで立法化できる「議会法」適用を下院議長が宣言するという異例の展開をたどった。9月の下院通過の際には法案反対派が議場に乱入する騒ぎが起きた。
 キツネ狩りは猟犬がキツネをかみ殺すのが残酷だとして、動物愛護団体などが強く反対し、労働党のブレア首相は以前から禁止を公約。これに対して、伝統文化の継承やキツネが農作物を荒らすことなどを理由に存続を求める意見も根強く、両派の主張は真っ向から対立している。(共同 2004/11/19 09:39)


よくわからんけど伝統だから…という理由のみであらゆる事象が正当化されそうな英国ですが、いよいよキツネ狩りも禁止になりそうな雰囲気です。確か禁止されても8割くらいは気にせず続けるとかいうアンケート結果を見たような気がしますので、簡単に消えることはないでしょう。英国ってなんかそういういい加減なところがけっこうあるみたいですしね。先の大戦でも戦時中に労働者がスト起こすは、兵器メーカーが倒産するはで、なかなか面白い国でした。さらにイギリス海軍では駆逐艦の主砲に13,3センチ、12,センチ、11,4センチ、10,2センチ、米製12,7センチの5種類を使用して大戦を戦い抜いています。当然砲の威力はたいして違いは無く、砲を混載してる艦もあるため補給が複雑で面倒だったそうです。 イギリス陸軍も同様で大戦後半に使用した戦車砲は75ミリ、76ミリ、76,2ミリ、77ミリを使用当然威力にたいした違いも無く海軍同様補給が面倒だったらしい…。伝統か何か知りませんが、大砲の口径くらい統一すればいいのに、と思わなくもないですね。


イギリスの伝統繋がりで、こういうニュースを思い出しました…


海洋関連2法の改正案可決 衆院国土交通委員会


衆院国土交通委員会は31日、海洋汚染防止法改正案と油濁損害賠償保障法改正案を全会一致で可決した。1日の衆院本会議を経て参院に送付する。
 海洋汚染防止法改正案は、船舶による大気汚染の防止に向け、新たに船舶の運航に伴う窒素酸化物などの排出ガス規制を加えた。2005年度中に施行となる見通し。
 油濁損害賠償保障法改正案は、タンカーだけでなく100トン以上の一般船舶を対象に、船主に保険加入を義務付ける。未加入の船舶は入港を禁止できる。国内の一般船舶は既にほとんどが加入しているため、北朝鮮からの船など外航船が主な対象。施行は05年3月1日を予定している。


これだけ読むと、保険に入ってくれないと入港禁止しちゃうよ、というだけの法律に見えます。まぁ、実際もそうなんですけど、この法律はけっこういやらしいというか、考えた人の狡猾さを感じるものだったりします。
 
平成16年3月9日の参議院予算委員会議事録によると、北朝鮮の97.2%の船舶がこの法律に該当するようです。ちなみに100t以下の船は対処外ですが、延べ入港回数でみると全体の1.7%でしかありません。さらに、特定船舶入港禁止特別措置法と異なり、特定国を名指しにして入港を禁ずるのではなく、法律が施行されれば自動的に北朝鮮の船舶の多くを入港禁止にできるという素敵な法律です。

この法律の狡猾さというのは、「保険か保証があれば入港OK」というところでして、一見すると、「だったら保険に入れば問題解決じゃないの?」
と思いがちなのですが、そこに大きく立ちはだかるがイギリスの伝統なんです。ちょっと保険の掛け方を見てみましょう。

保険に入るには、先ず船級[SHIP’S CLASS]を取得する必要があります。船級は、国際船級協会連合(IACS)に加盟している船級協会の船級だけが伝統として外航船舶保険に有効な船級だとして認められています。この仕組みはロイズが船級協会を発足させた時代にまで遡る伝統です。

その協会船級約款によると、艦齢が15年とか30年以内でないと船級もらえない場合があるので、老朽船の多い北朝鮮の場合、ほとんどの船が認定されないと思われます。もちろん、例えば中国の協会が北朝鮮の船に船級を認定することも可能性としてはあり得る話ですが、瑕疵を知りながら恣意的に与えると、船級与える協会から即日追放されてしまいます。復帰には数十年はかかるため、とても行うとは思えません。

しかも、これはあくまで民間の保険会社の伝統でやっていることなので日本政府としては関知できません。北朝鮮の船が偶然にも、油漏れに関する保険に極めて入り難くなっているだけで、どこからか圧力や抗議がきたとしても日本政府は粛々と法律どおりの手続きをもって処理するしかないわけですね。日本と貿易したければ、貴重な外貨を使って船を新造するかチャーターせざるを得ないことになり、ボディーブローのように北朝鮮経済を弱らせることができます。

特定船舶入港禁止特別措置法を目眩ましにして、さらっとこんな(特定国にとって)極悪な法律を通しちゃうなんて、昨今の日本の外交は素晴らしいというか、何というか…。一昔前には考えられないほどの老獪で狡猾な外交手腕を使うようになったのだなぁ~と感心してしまいます。小泉首相も北朝鮮への融和的な発言等から、一部では「売国奴」とか「日朝国交正常化で歴史に名を残そうと、拉致被害者を無視して交渉を進めている」とか言われていますが、その小泉首相の発言は、ただのリップサービスに過ぎないことは明白です。一方では締め上げつつ、一方では希望を持たせるような発言で相手をゲームから降ろさせないように誘導する…なんだか最近は北朝鮮が小泉首相の掌で踊らされているようにも思えてきました。

今回の元ネタ:油濁損害賠償保障法のまとめ





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Last updated  2004/11/21 01:56:21 AM
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