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2009/02/20(金)09:03

景気底割れは絶対回避

経営コンサルティング(266)

-リスクマネジメントに強みを持つ経営コンサルタント・法律家のプロフェッショナル集団- MLLAコンサルティングファーム Presentsロイターの記事です。 与謝野馨財務・経済財政・金融担当相は19日夜、月例経済報告関係閣僚会議後の記者会見で、景気の基調判断を5カ月連続で下方修正したことに関連し「景気底割れは絶対防がなければならない。これは政府の共通認識である」と強い警戒感を示した。 また、不況に強いとみられる個人消費にも景気悪化の影響が出始めたことを警戒し「十分注視していく」と語った。 2月月例経済報告では、世界経済の急速な悪化で輸出や生産の大幅な減少が続き経済活動の水準自体が低下。個人消費も落ち込み、企業部門の悪化が家計部門に波及してきたことが明確になったと説明。 与謝野担当相は「通常は個人消費は比較的不況に強いといわれるが、今回、緩やかだか消費にも影響が出始めたことを注視し、これからの政策のなかで十分受け止めてやっていかなければならない」と警戒した。そのうえで、景気底割れを回避すべく、75兆円規模の経済対策の実施により不安の連鎖の阻止に向けた対応を図っていきたいと語った。 また年度末に向けた企業の資金繰り問題への警戒感から、金融担当相として「銀行がやや消極的になっている。本来の金融仲介機能という責任を果たしていただけるよう、私からも働き掛けたい」と発言したことを披露。海外で活動している日本企業の資金繰りで、国際協力銀行(JBIC)の活用が図れないか、早急に検討する考えも明らかにした。 一方、麻生太郎首相も「日本経済は戦後最大の難局に直面している。難局に大胆かつ迅速にあたっていきたい」と述べ、08年度第2次補正予算のうち、財源関連法案の必要のない公共事業について可能な限り執行を促進させることなどを指示したという。 一方、月例経済報告関係閣僚会議の前に行われた経済財政諮問会議では、マクロ経済運営について議論した。 会議に提出された内閣府試算で、2008年10─12月期のGDPギャップがマイナス4.3%、額にして約20兆円の需要不足が明らかになったが、民間議員が「これを公需、なかんずく公共事業で埋めることは政策の目的ではない」と提言するなど、与党内で高まる大規模な財政出動への警戒感も示された。 ただ、時間の制約で意見交換は行われておらず、終了後の会見で与謝野担当相は「公共事業は、瞬間的には効き目のある財政出動だが、波及効果はいまひとつであるというのが定説になっている」としながらも、需給ギャップを全て財政支出で埋めることの是非については「自信を持って意見を言う段階ではない」と述べるにとどめ評価を避けた。 景気の底割れの絶対回避は、わざわざ財務大臣に教えて頂かなくても国民誰もが分かっている話です。 与謝野さんご自身の財務大臣としての資質については、問題はないと思いますが、経済財政と金融担当を兼務していることが非常に問題です。 与謝野大臣は、癌を患ったことがあり、健康に対する不安があります。 記者からの質問に対しては、もちろん大丈夫だと答えておられますが、政治家にとって健康問題は致命傷ですから、余命1ヶ月であったとしても、政治家であれば誰でも必ず大丈夫と答えます。 そもそも、中川元財務大臣が、金融担当を兼務していたこと自体、非常に不安視していたのですが、このような世界的な経済危機の中で、財務、経済財政、金融を兼務させるということに、どのようなメリットがあるのでしょうか。 麻生総理は、麻生財閥の御曹司ですので、経済に強いとうイメージがあるようですが、そもそも、財務、金融、経済財政をわざわざ分けたことの意味をご存知なのでしょうか。 頭が悪すぎます。何一つ大切なことを勉強していません。 漢字を知らないという笑い話では済まされません。 ある報道では、この兼務を知った時、与謝野大臣は、「じょうだんじゃない。」と仰ったそうです。 また、国会での答弁でも、冗談っぽくですが、「管さんに一つ担当してもらいたい。」と仰っていました。ある意味、本音でしょう。 麻生総理は、狂っているとしか考えられません。 いったい、この日本という国の危機に対して、何をしようとしているのでしょうか。 さすがに、自民党の若手からは、麻生批判が公然と行われていますが、古株は、今なお守るフリをしています。 大企業と同じように、幹部連中の大人の事情があるのでしょうが、企業はつぶれてもしょうがない部分がありますが、日本をつぶすわけにはいかないのです。 官僚を使いこなすとか寝言を言っていた麻生総理ですが、寝言は寝ている時に言って頂きたいものです。 使いこなすどころか、この状況に至っては、まともな指示など一つもできていないでしょう。 優秀な公務員は必要ですし、必要な仕事をきちんとやってくれる公務員には、高い給料を払うべきだと私は考えています。 しかし、無駄は駄目です。 今は、高級官僚はもちろんのこと、公務員に税金を無駄にしないという意識が無さ過ぎるので、それを大改革で制度として、まともなものにしなければならない時です。 これだけ、公務員に対する批判が噴出している時にこそ、法律によって一気に改革をしないと、公務員制度などまともなものにすることはできません。 まあ、公務員制度については、違う機会に書きたいことがいっぱいありますが、それは別として、金融担当相と経済財政担当相を分けて、今すぐ他の人にやらせるべきです。 1日の猶予もないのですよ、麻生総理! もう、そのあほ面は見たくありません。 本当です。 -つづく-<お知らせ>お気づきの方もおられるかも知れませんが、経営コンサルのブログは、元々「経営コンサルなんて役に立つんですか?!」とこちらの2種類がありました。違う内容を書こうとしていたのですが、負担もあり結局同じ内容になってしまっています。こちらでご覧頂く方々の数も多かったので、あちらのブログをコピーしてこちらでも掲載させて頂いてきましたが、こちらのブログでは、迷惑コメント、迷惑トラックバック対策がなされていませんので、非常に手間がかかっております。そこで、ブログについては、本家である「経営コンサルなんて役に立つんですか?!」に今後は統一させて頂きます。移行措置として、あちらのブログのURLを暫く貼らして頂きますが、その後は完全に一本に統一させて頂きますので、ご理解をお願い致します。 「経営コンサルなんて役に立つんですか?!」※メールによる無料相談も承っておりますので、どうぞお気軽にお問合せ下さい。また、講演のご依頼も承っております。全国どちらへでも伺いますので、お問い合わせ下さい。お問合せMLLAコンサルティングファーム代表 経営コンサルタント水野敦之経営管理労務事務所 所長 社会保険労務士 小河美里 BLOG みぃたんの「ちゃんと社労士やってます!」 ※'09.2.20更新 

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