[MdQ] 負けるなマヒト、今こそ魔剣唸る刻
●11時 マリハンス繁華街へーマリハンス繁華街ーマリハンス繁華街の「エレン・ペルーの業物屋」に、夕食を取る前の時間潰しにと足を運ぶと、店の主であるマイス・ペルーに、非常に宜しくない予感を引き起こす気配をまとった剣を勧められ、脱兎の如く業物屋から逃げ出す。 その後。 宿へと戻り、自室へと戻る直前、宿の主人から伝言を貰う。 曰く『本日夜、月が最も高く上る刻限にて。 テュパン南東、クオールフ丘頂上に立つ二本樹に来たれり。 先日損ねた勝負の行方を、そこで改めて決したい。 マヒト・クーゲン』 素直に出向くべきか。それとも放っておくべきか? 1. 指定場所へ向かう 2. 面倒なのでスルー ●23時 指定場所へ向かうー負けるなマヒト、今こそ魔剣唸る刻ー急ぐ事も無く件の丘を登っていき、丁度良い頃合にその頂上へと辿り着くと、二本の樹が寄り添うように聳えるその場所には、二人の男が待ち構えるように立っている。魔剣士マヒト・クーゲン/斧使いシモンズ・カプレと戦闘。前回と同じ、アストラフォビアで雷弱点を付与し、雷の刻印で雷属性を付与した武器で物理攻撃をする作戦をとる。前回はパッシブに素早さ0になるディレイオーダーをつけ挑むも、後攻が取れなかったが、今回はちゃんと後攻を取る事ができ勝利する。やっぱり全員がディレイオーダーをセットしないとダメだったのね… 正に鉄壁に等しい輝きの鎧に対して全力の大技をぶち込もうと、持てる力を溜めに溜め、さぁいざ放とうとした瞬間。マヒトの身体を覆っていた輝きが解ける。覆いを解いたその鈍い輝きの塊は、ぐにゃりと別の何かを模る姿になる。現したその影は、今のマヒトとはまた異なる容貌体躯の小人の姿。単色のその小人は今まさに技を放たんとするこちらを見ると、口に当たる部分を大きく斜め上方へと割く。無音の笑い声。そしてこちらが放った力がマヒトに向けて殺到する直前、剣から涌き出ていた形すら持つ気配全てが、ひょいと剣の中へと引っ込む。地面に転がった剣に近づき、恐る恐るその剣の柄を取る。が何も起こらない。まるで何の力も持たない、ごくごく普通の長剣であるように見える。少し離れた場所で、完全に気を失っているマヒトとシモンズの上にその剣を寝かせてみると、またずるずると剣の鞘から気味の悪い影が滑り出し、二人の周囲をどんよりと包み込む。翳る影の向こう側で、二人の寝顔が露骨に顰められ、うんうんと魘され始める。どうやら何かに害する為にだけ存在するかのような意思が、この剣の中に宿っているらしい。下手にちょっかいを掛けられる前に逃げた方が良いと判断し、じりじりと後退り、墜落しているリトゥエを拾い上げてから、脱兎の如くその場から逃げ去る。 後はもう。あの二人が、剣の内に宿っているらしい『何か』に完全に取り殺されない事を、他人事ながら祈ってやる以外に無い。 ──合掌。 <決闘の勝利者?>の称号がつく。