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テーマ:★ダイビング★(782)
カテゴリ:スキューバ・ダイビング
daive40・41 7月26日 ショウガセ・南部出し 曇り 気温29.0℃ 水温26.3℃ 透明度5-15
水深(最大水深/平均水深) 40.0m/16.8m なんと3年ぶりディープ講習。本当はもっと早い段階で取るべきものなのだが なかなか天候に恵まれず、ようやく今回になった。 田辺ショウガセの水深40mを潜る。 「ショウガセ」と聞くと、いろんなハプニングやアクシデントが思い出されて少し緊張する。 1回目は大雨と雷の中エントリーしたが潮に流され、店長に引かれながら 海底に着くが、マスク全没(気がつかなかったw) そしてこのときは20mで待機するように言われていたのに、別グループについて行ってしまった。2回目は40mまで潜ったがエアー吸いすぎで、僕1人だけ途中で上がることになった。 そういえば「南部出し」では、店長に注意されていたのに減圧ダイブになってしまったな。 しかしそれも経験が少なかったときの事。 もうタンク40本潜っているのだがら大丈夫だろう。 今回のボートチームは、前回から引き続きSさん、アドバンス受講のS村さん。 タンクは14リッター、あとの二人は12リッター。 ボートに荷物を積んで出船。もう1グループは女性5人。 5分ほど走ったところで、ボートが止まってしまった。エンジントラブルだった。 こんなアクシデントは初めてだ。でも結局、あとで大きいほうの船に乗れたので ラッキーといえばラッキー♪この船は、人数の多い土日曜日なんかに出るそうだ。 横が開いてジャイアントストライドエントリーになる。 ポイントに着いてエントリー。船首のロープにたどり着いた。 頑張って泳いだので息は多少上がり気味だが大丈夫。順調だ。 潜行しようとしたら目の前がエアーだらけだ。後ろで何か変な音がする。な、なんなんや? すぐに浮上したらガイドさんが「BCにエアー入れましょうか」と言ってくれた。 しかしこの時、僕は一瞬どうしたらよいのかわからなくなってしまっていた。 セカンドステージは口に収まっているし、何が原因なんや? 結局、オクトパスインフレーター(オクトパス機能とインフレーター機能を合体させたもの)のバージボタンがエントリーしたときに押された状態になりフリーフローしていたのだった。 店長が吸い口を抑えてくれておさまった。これもレギュのセカンドステージ同様に下に向けるとおさまるのだった。 息は上がってしまっているし、どうしよう・・・と思っていたら 店長が「潜るしか仕方ありませんよね」 それもそうや。再びロープを握って潜行。 アンカーが入っている集合場所に着くころには、なぜか息も落ち着いていた。 少し降りた所でS村さんに待機してもらい、3人で20m下に潜行。 降りるほどに透明度が悪くなる。台風の影響でしばらく悪かったが これでも昨日ぐらいから良くなってきているらしい。 写真のほうは今回はディープ講習なので我慢。ダイビングに専念することにした。 ようやくオオカワリイソギンチャクの群生が見えてきた。 世界でただひとつ、光るイソギンチャクだ。 ここにおられるのは3分程。再び20mの壁を上がっていく。 壁には色とりどりのソフトコーラルやヤギが生えていて幻想的だった。 待っていたS村さんに、店長がつかまえたハコフグを渡していた(笑) そこから20m付近まで上がると、いろんな生き物がいっぱい。 イバラカンザシの群生 環形動物門 -多毛綱 -ケヤリムシ目 -カンザシゴカイ科 学名:Spirobranchus giganteus 和名:イバラカンザシ 英名:Christmas tree worm ゴカイの仲間で、塊状ハマサンゴに埋まっていることが多い。 振動や光などに反応して引っ込む。 様々な色彩が見られる。 スジタテガミカエルウオ スズキ目イソギンポ科タテガミカエルウオ属 Cirripectes kuwamurai Fukao 大きさは5cm前後、鰓の上の黒い点と体の赤い縦線が特徴 結構レアな生物らしい。 キイロウミウシ 左にいるのはゴカイの仲間かな? レンテンヤッコ キクメイシ科のサンゴ ミナミハコフグの顔面アップ 1本目は44分。最大深度40m アベレージ16.6m 1時間程 昼食と休憩してから再び船に乗る。ポイントは南部出し。 今度はエンリッチエア(ナイトロックス)で14リッター 1番目に僕がエントリーする。今度はフリーフローしても大丈夫。 頭を水上に出すと、船が離れている。船から「流されてる!」という声が聞こえた。 こりゃいかんと思い、頑張って前に向かって泳ぐが、潮がさっきより速く進まない。 船の反対側に別グループの女性ダイバーが僕よりも早く泳いでいるのが見えた。 前に体の角度が斜めになっているから進まないと言われたことを思い出し フィンを意識して頭より高くしてみると、ようやく進みだし ロープにたどり着いた。また息が上がっているぜよ~ 一瞬、今日は潜るのは無理ではないかと思った。 前のダイバーも息を落ち着かせているのか、なかなか進まない。 仕方ないので水上のロープを持って待機する。(おかげでこの間に息が落ち着いた) アンカーで集合して、今度はビーチ講習で来ていたもーちんも一緒に5人でまわった。 根の上は和歌山で一番賑やかなイソギンチャク畑&クマノミちゃん達。 美味そうなイセエビ そこから岩の割れ目の中を入る。キンメモドキの群れがいっぱい。 ニラミギンポ イソギンポ科カエルウオ族ニラミギンポ属 睨銀宝/Black comb-tooth 名前は怖いけど、見た目は可愛い。 青筋模様が浮き出てるのは怒っている証拠。 テズルモズル 手蔓藻蔓 Gorgonocephalus eucnemis 変わった生き物。調べてみるとクモヒトデの仲間。 ほかのクモヒトデと同じように腕は5本あるが、その腕が数十回も枝分かれし、触手となっている。 生息地では海中にこの触手を広げ、デトリタス(生物遺体や生物由来の物質の破片や微生物の遺体) などを集めて食べている。 店長がもう少し離れたところで発見して、この場所に移動させたのが テズルモズルにとっては、気に入ったらしくずっとここに居るらしい。 マツバギンポ スズキ目 イソギンポ科 学名:Mimoblennius atrocinctus 学名的には1908年に確定されたマツバギンポだが、 ここ近年に和名が付けられため、図鑑でほとんど紹介されていないらしい。 眼上皮弁が松葉に似ている様子が和名の由来となっている。 南部出しの一番上は5~6mなので、このマツバギンポを見ているうちに 自然と安全停止になるので退屈せずに済む。 2本目55分 最大深度18.9m アベレージ11.2m 2本とも最初は息が上がることになってしまい、少し悔いが残るが なんとかディープ講習合格できた。6枚目のカード取得。 それにしても田辺ではアクシデント続きやなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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