2006/07/09(日)14:15
PS2「テトリスコレクション」
少し前に「テトリスDS」を取り上げたのだが、
今回取り上げるのは、「セガのテトリス」である。
PS2「SEGA AGES 2500シリーズ Vol.28」は「テトリスコレクション」。
来る9月28日に発売予定となっている。
一応メインとなっているのは、世界標準ルールを搭載した新作
「テトリス:ニューセンチュリー」なのだが、
やはり「目玉」となるのは、その他に収録される
セガの過去のテトリスシリーズであろう。
■アーケード版の元祖「テトリス」
3方向レバーとブロック回転用のボタンが1つという、シンプルな操作性。
脳天に響くような、それでいて心地よい「ガン!」というブロックの接地音。
そして、絶妙なスコアバランス・・・
日本でのテトリスの歴史を語る上で、なくてはならない名作中の名作である。
■「フラッシュポイント」
見た目とルールはテトリスそのものなのだが、目的は別に存在するパズルゲーム。
ラウンドごとに、決められた形であらかじめ積まれているブロックの中に
点滅するブロックが存在するので、そのブロックを消すタイムを競う。
■「ブロクシード」
これも、見た目とルールはテトリスそのもの。
違う点は、一定時間ごとにブロックが勝手に押し上げられる所と、
ブロックを消す手助けをしてくれる「お助けアイテム」が出現する所。
また、シリーズで初めて対戦を意識した作りにもなっており、
複数ラインを消すことで相手ブロックを押し上げるルールが採用されている。
これらは全て、元はアーケードで、家庭用では今回が初登場となる。
テトリスそのものは、家庭用でさんざんリリースされてはいるものの、
あのセガの「元祖」も、忠実に再現したものは今まで出されていないので、
やはり初登場と言っていいだろう。
・・・しかし、テトリスコレクションの「目玉中の目玉」と言ったら、
コレしかないだろう。
■メガドライブ版「テトリス」
そう、全てが完成していながら、「大人の事情」でお蔵入りとなってしまった
幻のMD版テトリスが、ボーナス収録されるというのである。
普通、ゲームで「お蔵入り」と言ったら、企画の立ち消えとか開発中止とかの
「例えの言葉」として使われるが、MD版テトリスに関しては、
カートリッジを生産し終わってからの発売中止ということで、
文字どおり本当に「倉庫」から出されること無く
「お蔵に入りっぱなし」になってしまった、悲運のソフトである。
それが、10数年の時を経て、PS2にて陽の目を見ることができるということで、
セガやセガマニアにとっては、少々感慨深いものがあるのではないだろうか。
私も、その悲運のソフトMD版テトリスを見届けるべく、
是非ともチェックしたいと思っている次第である。
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