コロナの予防第4弾！

2021.01.30

コロナの予防第4弾！

皆さんこんにちは。とある総合内科専門医です。今日もアクセスありがとうございます！

今日は久しぶりにコロナの予防について取り上げてみたいと思います。

最近あまり聞かなくなった三密を回避するという言葉。聞かなくなったからといって、これを実施しなくても良くなったわけではありません。

しかしながら、この三密を回避しても、この新型コロナウィルスに対しては無意味かもしれないという報告が上がってきました。

WHOとアメリカCDCの報告では、この新型コロナウィルスがなんと空気感染するかもしれないと言うことです。あくまで可能性ですが、単なる飛沫感染、接触感染では説明のつかない、空気感染を支持する遠距離での感染例も多数報告されているということです。

空気感染する病原体の代表といえば、結核が挙げられます。その他に麻疹と水痘、つまりはしかと水ぼうそうです。

空気感染はなんの対策もせず同じ空間にいるだけで感染します。みなさんがしているマスク、いわゆるサージカルマスクや手作りマスク、フェイスガードなど全く意味がありません。テレビでよく見かけるアクリル板などのついたても全く意味がありません。対策は1つしかないんです。つまり患者さんを隔離すること。それもただ別の部屋に隔離するだけではダメで、陰圧室でないと病原体が外に漏れてしまいます。なので、結核、特に排菌と言って肺結核で痰から結核菌が検出されている人、つまり肺炎があってその原因が結核である場合は特に注意が必要です。

よって結核を発見した場合、医者は強制的に入院させることができますし、診断した場合は24時間以内に保健所に届け出をしないといけません。

そして、患者さんには常にサージカルマスクをしていただき、患者さんと接する際には最強のマスクであるN95マスクをして接触します。

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この結核と同じ空気感染を新型コロナはするかもしれないという報告なんです。確定的ではありませんし、今でもまだ基本的には飛沫感染、接触感染として扱っていますが、本当に空気感染をするのであれば、これまで行ってきた三密を回避する、手洗い、うがいをこまめにして、マスクを着用する、会食時にマスクを着用する、などの対策は、全く意味をなさない可能性があるということになります。

たとえこのコロナが空気感染しないとした場合、日本が誇るスーパーコンピューターである富岳が叩き出した結果によると、対面で座った場合、間に置くついたての高さは140cmないと感染は防げないということです。

今、日本中で行われている対策が、いかに意味をなしていないかわかるかと思います。

まだ空気感染するのかしないのか結論は出ていません。しかしながら国民1人1人が今得られる正しい情報を得て、正しい行動を正しく行う必要があるのではないか、手洗いや手指消毒1つとっても、正しく行えている人はどれほどいるだろうか、コロナを鎮静化させるために何が必要なのか、本気で撲滅させるためにはどうすべきなのか、考え直し、行動しなければならないと思います。

1日も早い安全、安心な世の中を取り戻すために、元通りの日常を取り戻すために...

・うがい、手洗いを徹底すること
・マスクを着用すること
・外食や多人数での集まりを極力少なくすること

今すぐ実践しましょう！

また、ワクチンが元の世の中を取り戻す起爆剤になることを切に願います。

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回も乞うご期待🌈