MAMEHICO和樂会、次回は千秋楽です。
9月に行った「台東薪能」。浅草の浅草寺の境内に能舞台が作られて、行われました。 上演中の写真撮影は、どんな演劇でも禁止です。能は元々神事なのですから、そんな無礼を働いたあかつきには、きっとバチが当たります。というわけで、主催者側がフォトセッションタイムを、終演後に用意してくれました。撮影OKの時間に撮った写真は、SNSで拡散してねとのことでした。 薪能は、夜風が気持ちよくて楽しい、大人のお楽しみです。 その前に、8月のMAMEHICO和樂会は、能がテーマでした。観世流の川口 晃平先生です。 この日は、面や衣装を見せて頂きました。 小学生時代に校庭で遊んでいて、足の裏に食い込んだものが矢じりの遺跡だったことを機に、日本の古くから伝わるものに興味が出てきたそうです。当初は「輪島塗」などの伝統工芸への道を考えていたそうですが、能の世界に進むことになりました。先生は、重要無形文化財保持者なのだそうです。思えば遠くへ来たものだと、思っているかもしれません。 先生の代表作である「VR能 攻殻機動隊」は、10月13日~15日池袋の東京建物 Brillia Hallにて上演されます。その後は、イタリア ベネチア公演を皮切りにワールドツアーだそうです。 初演を世田谷パブリックシアターで拝見しているのですが、当初は海外で初演の予定だったそうです。満を持してのワールドツアー、しっかり応援したいと思います。 登壇頂いた先生方は、皆お若いのに一流ですから、大変にお忙しく、再度お願いすることはできません。 そんないろいろな思い出のあったMAMEHICO和樂会、次回が千秋楽です。あ、最終回のことです。千秋楽って。 10月7日 18:00~20:00テーマは「歌舞伎」です。 講師は、長唄三味線奏者の真崎登茂根先生です。9月からの歌舞伎座の緞帳は、お月見ができます。 歌舞伎好き、伝統芸能をめぐる冒険のきっかけとなった恩人です。もう二度と開催しないMAMEHICO和樂会の最後にふさわしい講師です。今話題の・・・ではない歌舞伎の話は、ミーハーな態度で「〇〇が出てるの観れて、よかったー。」止まりではない、観客としての基礎を作ってくれました。初めて歌舞伎に触れる方に、おすすめの会です。 お申し込みは、こちら。