|
テーマ:最近観た映画。(40129)
カテゴリ:カテゴリ未分類
今日はちょっとこっそりこの映画を見て来ました。 これを上映していた映画館が、今日レディースデーなので。 そのせいか、今日は映画館、すごい人でしたよ~ 私上映時間の30分まえに行ったのに~ 原作と脚本と監督が、広島出身であることも関係しているのかもしれません。 おすぎさんも絶賛で、カンヌでも評判よかったらしいですから~ 話は売れっ子カメラマンである弟が、 母親の一周忌に実家に帰ってくるところから始まります。 父親の家業を手伝っている兄、 その兄と同じ職場で働いていた昔の彼女。 翌日3人で出掛けた渓谷のつり橋で、彼女が落ちて死んでしまった事から、 うわべでは仲良くしていた兄と弟の間に何かが起こり始めます… この映画は、日常的にある人々の心のなかの陰の部分を描き出してますね~ 東京で成功して、何もかも簡単に手に入るようになった主人公。 女性も同様で、田舎に帰って来て垢抜けないままでいた昔の彼女にも誘いをかけ、 また彼女も難なく肌を許してしまう。 そこに味気なさを感じる主人公。 でも彼女の方は諦めていた華やかな人生を、 主人公に再び抱かれた事によって、望み抱き、 今の生活から逃れるべきだと思い込んでしまう。 そして差し伸べられた兄の手を、嫌悪感から振り払ってしまう… 誰が正しくて、誰が間違っているか? それを決めるのは誰なんでしょう? そして、正しいと信じてやったことは、本当にあとあとまで正しいと言い切れるのか? 私にも永遠の課題です。 でも、私は正しいと思っていたことが間違いだと気付いたら、 それを撤回出来る勇気を持ちたい。 結局、何が正しいかなんて、自分が決めることなんですよね… 重いテーマの映画ではありますが、結構面白く見れました。 彼氏も見に行けばいいのになあ~ ほんとは一緒に見に行く予定だったんですが、 彼氏がどうも仕事忙しすぎて、映画を見る余裕がないみたい… 実はこの監督、彼氏の小学校の時の同級生なんですって。 こんな話したら、調べれば簡単に彼氏の年わかっちゃうし、 その彼氏より年上の私の年齢もわかってしまう~きゃー ま、とにかく。 この映画の惜しいところといったら、 昔の彼女役の真木よう子かな… いや、いい女優さんだと思うのですが、 この役は、美人なんだけど田舎に埋もれて30近くなってしまって、 人生を諦めかけてるって設定だと思うんです。 真木よう子は若すぎたんじゃないかな… 本人、実年齢24歳らしいですしね~ でもオダギリ・ジョーと兄役の香川照之はよかった~ オダギリ・ジョーはもう彼しかこの役ないでしょうってくらいハマってたし、 香川さんはさすがですね~って感じです。 微妙な表情や視線、脱帽もんです! さすが女流監督らしい、繊細な心理描写が印象的な映画でした。 広島だとあと一週間上映予定らしいです。 広島出身の女流(あんまり私は“女流”とつけたくないんだけど)監督、 応援して行きたいですね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|