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Mar 8, 2010
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カテゴリ:映画の時間
2008年の大ヒット映画となった「崖の上のポニョ」。
ジブリ作品の好きな私なので普通だったら評価は甘くなるところだが・・・・・・・・うーん、ちょっとメルヘン過ぎたかも?

良くも悪くも「宮崎駿監督の原作→脚本→監督=ひとりオール作業」の結果がよく表れた作品になっていたように思う。

​ 宮崎駿監督/2008/Japan


とある海の底。謎の男が海底に停めた船の上で何やら魔法の液体を魚たちに振りまいていた。その男の名はフジモト。かつては人間であったが、人間の所業に嫌気がさし、海の住人となり魔法使いとなっていた。古代にあったような海の時代を復活させるべく、そこでフジモトは魔法の液体を作り続けていた。
その船の中には赤い小さな魚たちがたくさん住んでいた。この魚たちはフジモトの子供たち。中でも少し大きめの魚の女の子はやんちゃで好奇心旺盛!
その魚の女の子はこの日、家(船)から脱走をするために監視の厳しいフジモトの目を盗んで飛び出していた。そして、くらげの中に身を隠くしつつ海流に乗りゆらりゆらり・・・・長い道のりを経てようやく海上に出ることができた。

眠っていた魚の女の子が目を覚まし、そこではじめてみたもの・・・・それは崖の上に建つ一軒家だった。
その家から男の子が出てくるのを見つけた時、魚の女の子は走行する漁船の投網に巻き込まれ、その拍子に小瓶に体が入り込んで抜けなくなってしまう。そして波に揺られ浅瀬に漂っているところを、さきほどの男の子に見つけられるのであった。
男の子の名は宗介。
とある海辺の小さな町に介護ヘルパーとして働く母リサと、海上で働き殆ど家にいない父耕一の3人で住む5歳の少年だった。

この日宗介は保育園へ、リサは宗介の通う保育園と隣接する介護施設へ勤めにいくための用意をしていた。車の用意をリサがする間、宗介は家の裏手の崖を少し降りた場所にある砂浜へ行き海を眺めているところで、小瓶に入った小さな赤い魚を見つけたのだった。
小瓶から引っ張っても出てこないため、近くにあった石で瓶を割って赤い魚を取り出してやる宗介。その際に指を切ってしまい、その指には血が滲んでいた。一瞬、その血をペロリと舐めた赤い魚だったが、再びぐったりしてしまった。
宗介は大事そうに抱え、家に戻ろうとするが、妙な波が足をすくおうと追いかけてきた。振り切って裏庭に戻り、急いでバケツに水をはるとすぐに赤い魚を入れてやり、声をかけた。赤い魚はぐったりしていたが、すぐにバケツの中でくるくる泳ぎまわり、宗介の顔を見るや水を口から宗介に顔にめがけて吹くようなイタズラを始めた。

宗介のことを好きになる赤い魚。宗介も赤い魚を好きになった。
「ぼくが守ってあげるからね」
その時、リサが車のクラクションを鳴らした。とても急いでいる様子だった。
「金魚がいたんだよ」
と、慌てて宗介は赤い魚をバケツに入れたまま、リサの車に乗り込んだ。
すると、ふたりの前に妙な出で立ちの男が立ちはだかった。子供を連れ戻しに現れたフジモトだった。ところが大急ぎのリサは不審な男をすり抜けて先を急いだ。
赤い魚のことをリサに紹介する宗介。
「ポニョってしているし・・・このこの名前はポニョだよ。」
テキパキと運転しながら、その話を聞いてやるリサ。
時間がないからと渡されたサンドイッチを車の中で食べる宗介を赤い魚がみているので、食べるかい?と声をかけると、赤い魚はいきなりハムに飛びついた。
それをみて微笑む親子。

やがて、
宗介の通う保育園、リサの勤める介護施設に着いた二人。
宗介は見つからないようにバケツを隠そうとするが、友達にばれてしまい、介護施設のお婆さんには「人面魚じゃ」と怖がられ、仕方なく近くの海岸に逃げ込む。
どうしようかと立ちすくむ宗介にポニョは、
「そうすけ、ポニョ、すき」と声をかけ、ふたりに笑顔が戻る。
しかしその瞬間、大きな魚の形をした波が二人を襲うのだった。
それはポニョの父フジモトの操る、魚の波。
再び形を変えて連れ戻しに現れたのだった。
魚の形の大きな波がふたりを呑み、ポニョはフジモトの手に戻されていた。
波とともに消えてしまったポニョを思い悲しくなった宗介は、探しにきたリサに泣きじゃくるのであった。
それを優しく諭すリサ。

今夜は父の耕一が下船するというので、スーパーでたくさん買物をして帰るふたり。気合を入れて料理を作り始めたリサだったが、今夜は帰れないという幸一からの電話にガッカリし、怒り、ふてくされた。
家の近くを通った耕一の乗る小金井丸を宗介が見つけモールス信号で会話をするが、耕一からの愛のモールス信号にも怒りをぶちまけ、まだ気がおさまらない様子のリサに宗介が優しい言葉をかける。そしてお互いの寂しい気持ちをいたわり合い、元気がでたリサと宗介。この夜、また親子の絆が深まった。

一方、深海に連れ戻されたポニョ。ハムが食べたい!人間になりたい!とフジモトに駄々をこね。そしてその思いは強くなり、念じることで自分で鳥のような手と足を出せるようになった。
宗介に助けられた日、宗介が怪我をしてつけた血を舐めたことにより、ポニョの体が人間化するという変異が現れていたのだった。
それに気がついて、ポニョを押さえつけようとする父フジモト。
しかし、小さな妹達の力を借りて父の大切な魔法を盗み出したポニョは、再び宗介に会うべく出発するのだった。
危険な力を持つ生命の水がまき散らされたため、海はふくれあがり、嵐が巻き起こり、妹達は巨大な水魚に変身し、人間の姿になったポニョを乗せて宗介の住む崖へ急ぐ。それは大津波となって押し寄せ、海の世界の混乱は、宗介たちが暮らす町をまるごと飲み込み、海の中へと沈めてしまうほどだった。

大嵐が来ていると急いで保育園を終えた宗介と仕事を終えたリサが家路に向かう。
生き物のような大波に執拗に追われつつ、車を走らすリサ。荒れ狂う大波に何度も呑まれそうになりながら崖の上の家まで車は猛スピードで駆け上がる。
そんな車中から魚の形をした大波の上をバタ足で駆け巡ぐる女の子の姿を宗介はみた。
車についてきていると思った途端、女の子の姿がなくなったのを見て、
「女の子が海に落ちたよ」
とリサに声をかけた。
慌てて車を止めて、探しにいくふたり。しかし大きな波に呑まれそうになり、慌てて車に戻り崖の上を目指す。そしてやっと家の前に着いた時、後ろから迫りきていた大波が引くと同時に中から赤い洋服を着た、赤毛の女の子が立っているのに気がついた。
女の子に駆け寄るリサをすり抜け、宗介の元にひた走り、そして宗介に飛びついた女の子。
宗介はびっくりしながら女の子をまじまじと見つめ・・・・
「ポニョだ!女の子になって戻ってきたんだ!」と叫んだ。
「そうよ、ポニョよ!」
再会を喜ぶふたりにリサが「とにかく家に入りなさい」と促す。
不思議なことばかり起こるが、全てを優しく受け止めるリサと宗介。一緒にハム入りのラーメンを仲良く食べていたが、疲れていたポニョはうとうと寝てしまった。
大波は引いたが、耕一や町の様子が気になるリサは庭にアンテナを立てて交信を取ろうとするが通じず、心配がつのる。
そして水が徐々に引いていることを確認したリサは介護施設に行くことを決め、反対する宗介にポニョを託して車で出て行ってしまう。
やがて残された宗介もいつしかポニョと並んで眠りについていた。

その夜、フジモトがやって来てポニョに近づこうとしたが失敗。
そして海に落っこちてしまった時、大いなる母グランマンマーレが現れた。彼女はポニョの母であった。
彼女はフジモトにポニョを本当の女の子にすることができる魔法があると告げるが、それはポニョが人間の姿でいられる代わりに、宗介がポニョ以外の女性を愛するとポニョは泡となって消えてしまうというものであった。驚くフジモトだったが、娘の意を汲み取ってやる決意をする。


一夜明けて、ポニョと宗介が目を覚ますと、水が増して町全体が海に沈んでしまったことを知った。そこで宗介の大切なおもちゃのヨットを魔法で大きくした宗介とポニョは、リサを探しに家を出ることに・・・・。全てのものを呑みこんだ海はとても澄んでいて、古代魚が泳ぐのがよく見えた。
途中いろいろな人に出会い、リサの居所を聞いた宗介がようやくリサの車を見つけるが、そこにはリサはいなかった。悲しみ泣き始める宗介。
そんなふたりの前にフジモトが現れ、リサやグランマンマーレや施設のみんなのいる場所へと連れて行ってくれた。
そしてグランマンマーレから全てを伝えられ託されるリサと宗介。
その後は次第に水が引き、小山に登った時にようやく耕一の船を見つけることができたリサと宗介は大喜び。その瞬間、ポニョは宗介にキスをして女の子になることができたとさ。


なんともメルヘン&ファンタジー☆
しかし現代の日本を背景にしているのにも関わらず、奇想天外な状況を丸呑みしてしまう不自然さが気にかかった。あと、エンディングの簡素さも少々首かしげ。
(「ハウルの動く城」も少し物語に無理を感じたが、異国(時代不明)の設定だったので、まぁファンタジーならば仕方がないと思っていたが・・・)
うーん、映像の迫力は充分で、前半の展開もよかっただけにちょっぴり残念な印象だった。
少々辛口で☆☆☆。



映画の時間(2)>​​





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Last updated  Jun 12, 2018 08:43:10 PM
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